5人家族の我が家で「食費2万円」を実践してみた
LIMO / 2020年7月30日 18時45分
5人家族の我が家で「食費2万円」を実践してみた
実践した4つのこととその結果とは
SNSをよく利用している方なら「5人家族で月の食費2万円台」というワードが話題に上ったことは、記憶に新しいのではないでしょうか。そういえば、我が家も子ども3人の5人家族だな…「本当に可能なの!?」と思いながら、筆者もチャレンジしてみました!その内容をご紹介させて頂きたいと思います。
(※初めに言っておきますが…早々に挫折してしまったので、節約内容を参考にしたい方にはまったく参考になりませんのであしからず…)
「5人家族で月の食費2万円台」の内容とは?
まずは「月の食費2万円台」の内容について、ご紹介します。ESSE onlineで公開された「子ども3人でも食費2万円台。節約上手のスーパーの回り方」(https://esse-online.jp/money/217264)という記事に対して、TwitterなどのSNSで大きな話題となりました。
その方法として、買い物の仕方や1週間分のメニュー内容などが掲載されましたが、「それは無理!」「非現実的である」というようなマイナスな意見が多く寄せられたのでした。
我が家も同じく5人家族…じゃあ、できる!?
我が家と家族の人数は一緒だな…と思い、余計な好奇心が働いた筆者は、ちょっとチャレンジしてみることにしました!具体的に筆者が何をしたのか、ご紹介します。
①1週間の食費を5,000円と決める!
筆者の買い物スタイルは、元々1週間に1度の特売日に買い溜めするスタイルでした。月2万円ということは、1週間の買い物は5,000円と決めて、買い物に出るようにしました。
②冷凍庫の整理
主にメイン食材となるお肉類やお魚類、これらは冷凍することを前提として買い物をすることにしました。ということは、いままで以上に冷凍庫のスペースが必要だろう…ということで、冷凍庫の整理を行いました。
冷凍焼けしてしまった食材や、乱雑に入れていたものを整理し、あらたに食材を入れるスペースを確保しました。
③末娘を説得
ちょうどコロナ禍ということもあり、3人の子ども達は自宅にいる時期でした。上の2人はすでに中学生ですので、筆者が買い物に出るときも自宅に残っていましたが、問題はまだ幼稚園児の末娘でした。
買い物に連れて行くと、必ずお菓子を欲しがるし…新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染の心配もあるので、娘には「今はお買い物には一緒に連れていけないから、兄達とお留守番」とお話ししました。「一緒にお買い物に行きたい!」という娘をなんとか説得したのでした。
④1週間のメニューを決める
いままでは、ともかくお買い得食品を購入してそこからメニューを考えていましたが、この時はあらかじめ1週間分のメニューを考えてから必要な食材を書き出して買い物に行きました。
開始早々、心が折れた原因とは…
先に結果をご紹介したように挫折してしまった筆者ですが、その期間は予想よりも早くやってきました。それは3週間目のメニューを考えている時にやってきたのです。
「あぁ、もうダメだ…」そう筆者の心を折った存在、それは「お米」でした。学校も自粛による休校で自宅待機中だったため、子ども達に3食キチンと作っていました(ついでに、筆者も3食しっかり食べていました…)。
そうするとみるみる減っていくんです、お米が…。もうね「あれ?お米って飲み物?」と勘違いしそうな勢いで減っていきました。
3週間目のメニューを考えている時に、お米をもう買わなくては…と思ったんですが、実は1週間目の時に10kg買っていたんですよね。それがすでに底をついている…お米10kgは安くても3,000円以上します。1カ月未満で2度目のお米の買い足しということは、お米だけで1カ月に6,000円以上使うわけですよ…ここで「もうダメだ」と筆者の心が折れたのでした。
我が家には食べ盛りの中学生男子が2人います。食べることくらいしか楽しみがなかったのか、自粛期間中はとても良く食べ、普段の倍以上のスピードで家の中の食材が消費されていきました。
お米の次に消費が速かったのは「牛乳」でした。息子2人が水代わりのように牛乳を飲み、それに釣られて末娘も飲むので、3本買っても1~2日間でなくなります。1週間に1度と決めた買出しも、牛乳だけ買いに行かなくては…という状況に度々見舞われ、結局は数回買出しに出ていました。
「月の食費2万円台」は魅力的だけど…
実際にチャレンジしてみて「いやいや、やっぱり無理!」と、1カ月もしないうちにリタイアした筆者でした。リタイアしたことは残念でしたが、それとともに気持ちが楽になったので、良かったかなと思っています。
というのも、一生懸命節約することは大切なことだとは思うのですが、値段ばかりを気にして買い物する状況にストレスを感じたことも事実です。ただでさえ、自宅に引きこもってストレスを感じる生活が続いているときに、唯一の楽しみである食に対しても制限をかけてしまっていることに、何とも言えないイライラが募ってしまったのでした。
また、SNSでも注目されていたコメントですが「夫から『もっと節約できないの』と言われるのがプレッシャー」という意見に強く賛同します。節約も、あくまで自主的にやっている分にはいいのですが、半強制的な義務感からだと、続けていくことは難しいと思います。
ある投稿には「『なんで節約できないの?やってる人もいるんでしょ?』という夫に『なんで1億円稼いでこれないの?他にやってる人もいるのに?』って言ってやりたい…」と、ありました。この意見、多くの家事を担う主婦/主夫は賛同したのではないでしょうか。
みなさんも、楽しみながらできるのなら良いのですが、無理は禁物です。笑顔まで節約する必要はありません。気持ちと時間の余裕が買えるなら、それが一番のお買い得品なのかもしれませんね。
参考
「子ども3人でも食費2万円台。節約上手のスーパーの回り方」ESSE online(https://esse-online.jp/money/217264)
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