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LINEのせいで夫婦の会話が減った!?「便利だけど、さびしい…」妻の本音

LIMO / 2020年8月8日 10時0分

LINEのせいで夫婦の会話が減った!?「便利だけど、さびしい…」妻の本音

LINEのせいで夫婦の会話が減った!?「便利だけど、さびしい…」妻の本音

離れていても気軽に連絡を取り合える便利な「LINE」。仕事帰りの夫に買い物をお願いしたいとき、遊びに行った子どもとのやりとり、遠方に住む両親へのちょっとした手紙代わりなど…家族との連絡ツールとしてLINEを使っている人は多いでしょう。

そんな便利さが魅力とされる一方、「LINEを使うことで夫婦の会話が減った」と感じている人も。今回は友人Aさんと筆者自身のエピソードを通じて、夫婦の間でのLINEについて考えていきます。

LINEでつながっていても「会話の不足感」

保育園に通う二人の子どものママ、Aさん。共働きのため、子どもを少しでも早く寝かしつけようと夫婦で協力しているものの、時間のすれ違いからLINEでの会話がメインになっているのだとか。

「寝かしつけるときは両親そろっていないと子どもがグズるので、私と夫二人で寝かしつけるんですが…夫はここでダウン。毎日のように寝落ちしています」

子どもを寝かしつけながら一緒に寝てしまうのはよくあるパターンですが、Aさんの夫の場合はほぼ毎日のよう。Aさん自身は「まだ片付けも明日の準備も残っているから」という気持ちで、がんばって起きているように何とか工夫しているそうです。

「寝かしつけた後に大人たちは食事。それから夫婦で分担している家事をこなし、明日の準備、というのが毎日のルーティーン。ですが、夫が寝落ちしたときは一人でご飯を食べ、家事と明日の準備をすませ、寝る前に夫へ『家事と準備はここまでやったから、あとはXXをお願い』とLINEしで報告。夫は私が寝たあとで起きる日もあれば、朝早く起きて行動する日もあります」

夫婦の時間がすれ違うことで食事時の会話もなく、片付けや明日の準備もそれぞれが決められたことをする…。顔を合わせて会話することがほぼないまま一日を終えることもしばしば…。

仕事であったことや子どもの保育園の様子など、本来、子どもを寝かしつけた後に二人で話したかった内容も、LINEで送っているAさん。

「事務的な連絡だけでは味気ないし、本当に会話がなくなってしまう気がして…」。

スマホでメッセージのやりとりはあっても、「夫婦の会話が減った」と日々感じているそうです。

無意識のうちにLINEに頼りがちに…

Aさんの話を聞いて、「わが家はどうなんだろう?」と夫婦のLINEの使い方を振り返ってみることに。私自身は特に気にしていなかったものの、思い返せば「夫婦の会話が減っている」ことに気づかされました。

わが家の夕飯では、夫婦と娘との三人でそろって食卓を囲みますが、私と夫で話をしていると娘が決まって割り込んできます。どうやら娘には「ママとパパが二人だけで話していると自分は仲間はずれにされている」と感じられるよう。娘が理解できる内容であれば会話に加わってきますが、理解できないときは、まったく違った話題を突然振ってくるのです。

そういったことが度重なり「せっかく家族で食卓を囲んでいるんだし、娘も楽しめるような会話をしよう」と決めました。

夫婦の会話は娘を寝かしつけてから、となったのですが、実際は思うようにいきません。どちらかが話したいと思ったタイミングで相手が明日の準備に追われていたり、テレビを見ていたりすると、会話を切り出すのをためらってしまいます。

「今話せないからあとにしよう」と思っていても、時間が経つとすっかり忘れてしまうことも。そのため「忘れないうちにLINEしておこう」という行動に移るのですが、その便利さから“話しかけるタイミング”を見計らうのを省略して、即LINEに頼ってしまうこともめずらしくありません。

また、「LINEしてまで伝えたいことでもないか…」と思うとメッセージすら送らないこともあり、夫とのLINEの履歴を見返すと、実に事務的な内容のメッセージが並んでいました。

この事を夫に伝えてみると、夫にとっても“それが自然”になっていたようで、思ってもみなかったことを指摘された!という表情。夫婦の会話が減っている事実に気づいて以来、LINEに頼りすぎないやり方を二人とも意識するようになりました。

まとめ

家庭ごとにLINEの使い方は違うもの。「メッセージとして残せば、伝えもらすことがないし、あとから見直すこともできる」と積極的に夫婦間LINEを活用している家庭もあるでしょう。

しかし、LINEの割合が多くなるほど、リアルの会話は減っていくものです。先のAさん夫婦のように、忙しい大人同士のLINEのやりとりは、用事を伝えるという事務的な要素がどうしても強くなってしまいます。

一つ屋根の下に暮らしている夫婦というものを考えるなら、相手の表情や声のトーンを感じながら言葉を交わす「会話」は、思っている以上に大切なのではないか、と筆者には思えるのです。夫婦間のLINEも、会話のなかで育まれた信頼関係がベースにあってこそ、便利で時にありがたいツールになるのではないでしょうか。

使い方とバランスを少し見直すことで見えてくるものがきっとある、そう感じられてならないのです。

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