今年は過去最低の夏休み予算!? お金をかけずに子どもと楽しむ方法

明治安田生命が6月に実施した「夏に関するアンケート調査（2020年）（https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20200721_01.pdf）」では、今年の夏休みに使う金額の平均は「6万5157円」と、調査開始以来、過去最低の水準になったと報告されています。さらに新型コロナウイルスが今年の夏休みの計画に「影響がある」と回答した人は70.2%。約6割の方が「今年は自宅でゆっくり過ごす」と回答しています。

新型コロナウイルスの蔓延を考えると我慢が必要とはいえ、1年に一度しかない夏休み。今年だからこそできる、お金をかけずに子どもたちと楽しむ夏休みの過ごし方にはどんなものがあるでしょうか。

今年の夏休み、どうする？

普段の夏休みには、旅行を計画したり、夏祭りや花火に出かけたり、平日はショッピングモールや児童館、水遊びのできる公園などへ出かける方も多いですよね。しかし、今年は夏祭りや花火が中止のところも多いですし、外出自体を控える人が多いでしょう。

関東の地方都市で育児中の筆者の周囲でも、「GO TOトラベルキャンペーン」は利用しないという人や今年は帰省しないという人、外出は車で日帰り旅行という人が多数派です。

仕方がないことではあるものの、「せっかくの夏休みなのに」「もう子どもと家で遊ぶ方法が思いつかない」なんて思うことも。とはいえ、気候が良いこの時期を我慢ばかりで過ごすのは辛いものです。

一方で、コロナ禍では経済的な不安を感じる人も多いもの。お金をかけずに夏休みを楽しむ方法について考えてみましょう。

「おうち夏祭り」や「おうちキャンプ」はいかが？

中止になった夏祭りの代わりに、「おうち夏祭り」という手もあります。ヨーヨーすくい、ボールすくい、金魚すくい（魚釣りオモチャで代用）、射的などは、100均や子ども向けの雑貨を置く店で見つけることができます。

そして、焼きそば、フライドポテト、かき氷、冷やしきゅうり、からあげ、チョコバナナなどのお祭りメニューも用意すれば、一気にお祭り気分に。さらにお祭りの雰囲気を出すために、夜には間接照明を使ったり、お祭りの曲を流すのもいいでしょう。

「おうちキャンプ」も、夏休みといった時間がある時期だからこそおすすめです。最近では100均でも数多くのキャンプグッズが販売されているので、これを機に揃えてみるものいいかもしれません。ベランダや庭にテーブルやイスを出し、飲んだり食べたりするだけでも気分が違うでしょう。大人はコーヒーやビールを楽しむのも気晴らしになります。

また、お手軽価格で購入できるスキレットや直火式ホットサンドメーカーといった調理器具を導入してみては？ 小さなテントをはったり、人工芝パネルをベランダに敷くなど、よりキャンプ感を出すのもいいでしょう。

ご近所や自然の多い場所への散歩、ドライブも

新型コロナウイルスが心配な一方で、1日中家にこもっていると体力の低下や子どもたちのストレスも心配です。体力のあることもたちが家にこもっていると、楽しく遊ぶ時間がある一方で、きょうだいゲンカも増えがちでしょう。

気分転換になるのは、やはり外に出ること。涼しい朝や夕方に近所を散歩すると決めておくといいでしょう。夏だからこそ、徒歩圏にある自然の多い場所へのちょっとした遠出もおすすめです。

車を持っている方は、ドライブを取り入れてみるのもいいですね。小さな子を連れていると、走り回る子どもたちを追いかけるなど外出も大変ですが、ドライブならそういった負担も軽減されます。ドライブをしながら景色を楽しんだり、お菓子を食べてみるのもまた気分は変わります。

オンライン旅行で観光気分を味わう

やっぱり旅行気分を味わいたい！という人は、オンライン旅行サービスというのもあります。

たとえば「Travel At Home（https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000060052.html）」は、ZOOMやSkypeで旅行に行けない人（視聴者）と現地にいる人（撮影者）を結び、カンボジアやベトナム、ウガンダや南アフリカなどの観光地をリアルタイムで楽しめるサービス。価格は30分・500円（税抜き）～という設定だとのこと。

ネットならではの価格設定であることに加え、気分転換になるだけでなく、子どもたちの学びの機会にもなるでしょう。同様なサービスは各社様々なプランがあるので確認してみましょう。

おうち夏祭りやオンライン旅行は、こういった状況下でなければなかなか経験しないことでもあります。今年だからやるのだという気持ちに変えて、試してみてはいかがでしょうか。