無印良品やイケアでも。続々オープン!今、話題の「無料給水スポット」とは?
LIMO / 2020年8月4日 19時45分
無印良品やイケアでも。続々オープン!今、話題の「無料給水スポット」とは?
2020年7月1日から「プラスチック製買物袋有料化(https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html)」が開始され、プラスチック削減への意識が高まってきています。プラスチック削減のために私たちができる活動は、買い物の際のエコバック持参だけではありません。今、注目を集めているのは、プラスチック製ペットボトルの使用を控えるためのマイボトル持参の動きです。
このムーブメントに欠かせないのが無料給水スポット。今回は、無印良品やイケアなどの人気小売店での取り組みを中心に、この仕組みについてご紹介します。
無料給水スポットとは?
無料給水スポットとは、その名の通り、誰もが無料で水を補給できる場所のことです。公園にある水飲み場など、以前から私たちの周りには「無料給水スポット」として利用されている場所はありました。しかし、最近になって改めてこの「無料給水スポット」が注目されている理由は、無印良品やイケアの店舗などの商業施設で、新たに無料の給水サービスが開始されたからです。
今回ご紹介する無印良品やイケアの無料給水サービスは、それぞれ専用のアプリと連携することができます。アプリでは、「ペットボトルを買わずにマイボトルに給水した」という自分の行動を記録し、それがどの程度環境に貢献しているかということを追跡できます。もちろんアプリを利用せずに給水することも可能ですが、水を飲むというシンプルな行動が、環境問題という壮大なテーマにつながっていると実感できるので、筆者はとても意味のある取り組みだと感じました。
無印良品が独自に開発した「水」アプリ
無印良品では2020年7月1日から給水サービス開始
無印良品を展開する株式会社良品計画では、これまでも「絶滅危惧種をモチーフとしたこどもプリントTシャツ」や「再生コットン」、「包装の簡略化」などに代表されるように、環境のことを考えたさまざまな取り組みが行われてきました。
マイバッグの推進においても、全国的なレジ袋の有料化に先駆け、2019年6月には、日本国内の全店舗にてマイバッグの利用推進キャンペーンをスタートさせていました。
2020年7月1日には、各地域の拠点となる大型店舗や新店を中心に、113店舗で無料給水サービスが開始しました。給水機が設置された店舗を訪問した人は、持参したマイボトルに、自由に水(水道水)を補給することができます。無印良品では、その後も順次給水サービスの導入を拡大し、2020年度内には、日本国内にある全店舗(約400店舗)への設置を目指しているということです。
2020年7月1日時点で、給水サービスが導入されている店舗は、無印良品の公式サイト「給水機設置店舗(https://www.muji.com/jp/ja/shop/service/S036)」から確認できます。
無印良品では、給水サービスの開始と同時にオリジナルボトル「自分で詰める水のボトル」が発売されています。「水」という漢字一文字がプリントされたシンプルなボトルは、給水への意識を高めてくれそうなデザインです。なお、無印良品での給水サービスは、こちらのボトルを持参していても持参していなくても利用できます。
自分で詰める水のボトル 190円(税込)
イケアは原宿店オープンとともに全店が「mymizu(マイミズ)」給水スポットに
「毎日をサステイナブルに」を理念の一つとして掲げるイケアでは、「住宅用太陽光発電」や「ベジタブルホットドッグ」、「ペットボトルをリサイクルしたキッチン扉」など、これまでも一歩先を行く取り組みに注目が集まっていました。
イケアでは、日本全国の店舗すべてにレストランやコーヒースタンドがあるため、これまでもレストランやコーヒースタンド利用者は無料で水を飲むことが可能でした。さらに2020年6月8日の原宿店オープンと共に、日本全国のイケアすべてが、無料で給水場所が探せるアプリ「mymizu」(マイミズ)の無料給水スポットとして登録されました。つまり、レストランなどを利用していない人でも、より気軽に給水サービスを利用することができるようになったのです。
水筒 399円(税込)
IKEA公式ページ「IKEA原宿、 6月8日にオープン(https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/newsroom/20200604-harajuku-opening-pub0c8882c8)」
おわりに
レジ袋の有料化に伴い、日常生活の新たな習慣としてマイバッグを持ち歩くようになった方も増えてきているのではないでしょうか。この機会にマイバッグだけでなくマイボトルも生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。ペットボトル飲料を購入しないという選択は、節約にもなります。また、日ごろから無料給水スポットを把握しておけば、防災や熱中症予防の観点からも役に立つことがあるかもしれません。
経済産業省「プラスチック製買物袋有料化(https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html)」
良品計画「100の良いこと(https://ryohin-keikaku.jp/csr/list/)」
無印良品ネットストア「『水』特集ページ(https://www.muji.com/jp/ja/stories/food/520171)」
イケア「毎日をサステイナブルに(https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/sustainable-everyday/)」「IKEA原宿、 6月8日にオープン(http://https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/newsroom/20200604-harajuku-opening-pub0c8882c8)」
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