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テレワークで困った5つのあるある問題。新たなワークスタイルが課題に

LIMO / 2020年8月4日 18時45分

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テレワークで困った5つのあるある問題。新たなワークスタイルが課題に

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で企業間そして個人間にも、在宅によるテレワークが急速に浸透していきました。現在のネット環境の発展も、そのような業務スタイルを後押しする大きな要因であったことは言うまでもありません。

従来とは異なる業務スタイルが発生したことによって、それに伴う新たなルール・マナーというものも存在します。

今回はテレワークに関するマナー違反行為であるテレワーク・ハラスメントいわゆる「テレハラ」や、テレワークに関する問題について、実際のエピソードとともに紹介します。

エピソード1. テレワークをする人は肩身が狭い?

~男性(26歳)の場合~

「IT企業と言うと時代の最先端と思われがちですが、自分が勤めている会社は、体制自体は昭和初期と思わせるような古い体質です。世情も踏まえて企業的にはテレワークOKとしていますが、実際のところは『デキる人間は出社して当然』『テレワークはやる気のない人間』という雰囲気が社内全体にはびこっています。

テレワークになってからも毎朝朝礼をしているのですが、その際に上司が『A君は出社しているね。』『やっぱり、分かってる人は行動からして違うよね』とチクチク言ってきます。さらには、いままで月1回だった社内全体ミーティングが週1回になり、オンライン参加の人間だけモニターで大々的に顔出しされることに…。そんな状況で、まだまだ密な状態は心配ながらも仕方なくギュウギュウの電車に乗って出社してくる人たちが増えてきています。」

「テレワーク =(イコール)自宅 =サボっている人」という印象があるのか、はたまた「無理して頑張っている人が仕事でデキる」という間違った認識があるのか…このような会社や上司からの圧が強く、テレワークをする人が肩身の狭い思いという問題が実在しているのです。

エピソード2. zoomで監視される!?

~男性(24歳)の場合~

「我が社でもテレワークが導入されることになりましたが、上司の一言がきっかけでまるで監視状態で業務にあたっています。上司の『テレワークだと気軽に声を掛けにくい。みんなの仕事の様子も見えない』という一言から、ずっとzoomに自分の姿を映しながらテレワークをすることになりました。

毎朝9時にzoomにログインして朝の挨拶をし、他との打ち合わせなど以外はずっとzoomに常時接続したまま自宅で仕事しています。自宅の中をずっと会社の人に見られているのも嫌だし、ちょっとした休憩の時にも気を使うし、まるで監視されているようなこの状態はストレスがたまります。」

上司が部下の動向を気に掛けるのは大切なことだと思いますが、まるで監視下に置かれているような状況は業務内容以前に、お互いの信頼関係を崩してしまうきっかけになるのではないでしょうか。

エピソード3. テレワークあるある「2大問題」とは?

~女性(30歳)の場合~

「自宅で仕事というといままではある種、優雅で憧れの業務スタイルのように思い描いていましたが、その考えは大きな間違いだったということに気が付きました。テレワークをする上で大きな問題となるのが『家事と育児』と『仕事』のバランスです。

自宅で仕事をしている以上、家事や育児が真横にある状態で業務にあたらなくてはいけません。自分が家事をするにしても仕事を中断しなくてはいけないし、パートナーが家事をしていてもその音で仕事に集中することができません。さらには育児をしながら仕事なんて、なかなか進むものではありません。まだ幼い我が子には、仕事だからと言い聞かせてもすぐに『遊んで』とやってきますし…。よっぽど会社で仕事した方が集中できると感じています。」

自宅は生活の場ですが、そこに突然仕事を持ち込むということは、環境も含めなかなか難しいものです。自分1人だけで暮らしているならいざ知らず、家族がいる人にとってはテレワークを行う上で「家事と育児」、この2つの大きな問題をどのように上手に対処していくかがポイントであると言えるでしょう。

エピソード4. WEB会議の時のメイク、服装は?

~女性(25歳)の場合~

「自宅ではついつい着古した部屋着でずっと過ごしてしまう私。でも、テレワークが始まってからはそうはいきません。自宅とは言え、仕事に携わるわけですから。しかもWEB会議に参加する場合には、上半身はカメラに映る訳で。外に行くほどでは無いにしても、キチンと清潔感があるメイクと服装を心掛けています。ラフ過ぎると仕事の緊張感が保てなくなってしまいますので、カジュアルな服装だったとしてもキチンと感を気に掛けるようにしています。」

自宅とは言え、仕事上でカメラを通じて自分の姿を相手に見せるわけですから、キチンとビジネスに添った身だしなみを心掛けたいものです。フルメイクでビシっとスーツで決める必要はないかもしれませんが、清潔感とビジネスの場であることを意識した服装を心掛るように努めたいものです。

エピソード5. WEB会議の時は環境面への気配りも

~男性(48歳)の場合~

「自宅でテレワークを行うようになって、改めて意識したのが部屋の状態と家族との距離感です。我が家ではパソコンは一家に1台で家族共有でした。普段はスマホで用が済んでいたのでパソコンは滅多に使うことも無く、リビングの一角がパソコンスペースという状態でした。

テレワークをするにあたり、家庭用のパソコンの横に、仕事用のパソコンを置いて仕事をしようと思っていたのですが、実際に置いてみると、リビングは子どももいますし常に乱雑とした感じで、テレビの音なんかも入ってしまう…。慌てて自室を整理してパソコンスペースを作りました。自分の背中が壁になるようにして、他の物が映り込みにくい場所に変更したんです。あと、これを機にWi-Fi環境も見直しました。いままでは、安くて手軽なポータブルWiFiを契約していましたが、電波状態が安定するように固定Wi-Fiに変更しました。」

大事な会議中に雑音が入ってしまったり、通信障害によって中断してしまったり…というようなトラブルを回避するためにも、事前に環境面についても見直してみるのも良いでしょう。家族など同居人がいる場合には「何時には大事な会議があるから…」と伝えておくなど、協力を求めることも大切です。

おわりに

テレハラエピソードやテレワークに関する対策やマナーについて、ご紹介しました。

自宅とは言えビジネスである以上、緊張感とマナーは必須と言えます。ビジネスは常に相手がいる上で成り立ちますので、カメラを通じてでも相手への配慮は必要であると心得ておくべきでしょう。

このまま日本でテレワークが定着するかどうかは、このような1人1人のテレワーク上のマナーや問題点を回避することが大切なのかもしれません。自宅にいても会社にいても、社会人として働いていることに変わりはありません。キチンとした大人としての仕事に携われるように、自ら心掛けていきたいものですね。

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