マイホーム購入に消極的な夫が前向きに!「特別定額給付金」と「フラット35の勘違い解消」がカギ
LIMO / 2020年8月15日 20時0分
マイホーム購入に消極的な夫が前向きに!「特別定額給付金」と「フラット35の勘違い解消」がカギ
筆者は、「子供が小学校に上がる前にマイホームが欲しい」と考える2児の母です。長男が年中の我が家では、今まさに住居の購入を検討しているところ。しかし、夫はローンを組むことに対して超慎重派なのです。
そこで筆者は、「フラット35の申し込み要件」「新型コロナの特別定額給付金」の2つのトピックで夫の説得を試みました。さて、夢のマイホーム購入への道は開けたのでしょうか?
マイホーム購入に対する夫婦の認識のズレ
我が家は、賃貸マンション住まいの4人家族。長男は現在、保育園の年中です。これまでにも転園は経験しましたが、園によって保育の方針や通う園児、その親御さんの考え方なども異なり、「転園はただ園の場所が変わるだけではない」ということを思い知らされました。
その経験から子供の教育環境や人間関係を守るためにも、6年という長い期間を過ごす小学校での転校はなるべく避けたいと考えています。そこで小学校に上がる前にマイホームを購入し、どこかの土地に根を下ろさなければ!というのが筆者の考えです。
ところが、「“子供のために”というのは納得だけど、お金が払えなかったら生活が立ち行かなくなる。まだ貯蓄額が少ないのに、家を買うのはリスクが大きすぎる! それに長期のローンを組むと、大きな利息を払わなければいけない。損でしょ?」というのが夫の考え。
我が家が住宅購入のために用意できる頭金の額は800万円。確かに少ないですが、無理な数字でしょうか? また身近な親戚や友人、仕事仲間から話を聞くと、1番上の子供が小学校に上がる前に新居を購入したという意見が圧倒的に多いのも事実。中には妻の妊娠中や子供が乳幼児のうちに、マイホームを購入したという声もありました。
2つのトピック「フラット35」「特別定額給付金」で説得
膠着状態に陥っていたマイホーム購入についての話し合いですが、最近動きがありました。そのきっかけとなったのは、「フラット35」「特別定額給付金」の2つ。
「フラット35」に関する勘違いを正す
以前からよく夫に言われていたことの一つに、「契約できる年齢をとっくに過ぎているから、フラット35でローンを組めない」というのがあります。「フラット35」とは、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している最長35年の全期間固定金利の住宅ローンです。
夫は現在38歳。65歳で定年を迎えるとして、〔65歳〕−〔返済期間35年〕=〔30歳〕。フラット35は、30歳までに契約をしなければならない商品なのだというのです。その話を「へぇ〜」と鵜呑みにしてしまっていた筆者でしたが、「30歳がリミットって早すぎない!?」と思い、フラット35について初めて自分で調べてみました。
住宅金融支援機構のホームページ(https://www.flat35.com/loan/flat35/conditions.html)に記載されていた内容のポイントをまとめると…
申し込み要件:申込時の年齢が満70歳未満の人
借入期間:15年以上で、かつ「80歳−申込時の年齢」または「35年」のいずれか短い年数
つまり夫38歳の我が家に置き換えると、夫が満70歳未満なので申し込み要件クリア! また借入期間も最長の35年でローンが組める!
この事実を夫に伝えたところ、本当に勘違いをしていたようで、「低金利のフラット35を組めるなら、いいかもね」と少し前向きになってくれました。今回フラット35に関する正しい知識を得られたことで一歩前進できた気がします。
「特別定額給付金」の使い道を提案
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として国から一律支給となった1人10万円の「特別定額給付金」。筆者夫婦はコロナ禍でも影響を受けにくい仕事に就いていたこともあり、以前と収入面での変化はほぼありません。そのため家族4人分、40万円の特別定額給付金は予期せぬボーナスのようなものでした。
そこで夫に、「この40万円を新居への引っ越しや家具購入資金として確保しておこう」と提案したのです。
我が家は次男が生まれる前に1度引っ越しを経験しているのですが、家族3人分の引っ越し代だけでも約8万円、さらに新居の間取りに合わせて購入した家具などに約15万円を要しました。そのため夫にとっては、通常の生活費から4人家族の引っ越し代を捻出することもマイホーム購入の一つのネックになっていたようです。
筆者の「40万円の特別定額給付金を新居への引っ越し資金として確保しておく」という提案に夫も納得してくれ、またマイホーム購入への道が開けたように感じています。
ついに夫が資金計画書の依頼を…
筆者夫婦のただの勉強不足が原因ではありますが、夫にとっては「低金利のフラット35でローンが組める」ということが、前向きにマイホーム購入を検討する材料となったようです。これまでは物件情報や各住宅販売メーカーの特徴などを夫にシェアしても、「ふ〜ん」程度で相手にされませんでしたが、今は興味深そうに聞いてくれるようになりました。
また、何度誘っても断られていた住宅展示場見学に先日、ついに家族そろって足を運ぶことができました。そしてなんと!夫からメーカーの方に資金計画書の作成を依頼していたのです! まだこの先どうなるかはわかりませんが、マイホーム購入が一気に現実味をおびた瞬間でした。
夢の実現へ向けて検討続行!
長くマイホーム購入を渋っていた夫でしたが、フラット35に関する勘違いを正せたこと、予期せず支給された特別定額給付金の使い道を提案したことにより、かなり前向きに考えてくれるようになりました。
少しのきっかけで、考え方がガラリと変わることがある…提案や話し合いをすることって大切ですね。
長男の小学校入学まで残された期間は短いですが、後悔のないよう夫と一緒にしっかりと検討していきたいと考えています。
【参考】「【フラット35】ご利用条件(https://www.flat35.com/loan/flat35/conditions.html)」住宅金融支援機構
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
年収800万円・42歳サラリーマン「8,500万円・23区内新築マンション」ペアローンで購入を決めたが…計画破綻、まさかの理由に妻激怒
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月24日 5時15分
-
結婚してマイホームを購入!次は「マイカーの新調」を考えているのですが「アルファード」は少しぜいたくでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月24日 4時20分
-
41歳貯金1100万円。住宅ローンを組んでしまった怖さに不安で眠れないことがあります
オールアバウト / 2024年12月18日 22時20分
-
“あの声”が近所中に…!?夫は励ましてくれたけど「恥ずかしくてゴミ捨てにも行けない…」
女子SPA! / 2024年12月16日 15時46分
-
「若いうちにマイホームを買うべき」という父。まだ27歳なので賃貸でよいと思っていましたが、今購入しておくべきでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月13日 9時20分
ランキング
-
1「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
くるまのニュース / 2024年12月26日 11時10分
-
2トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
3【MEGA地震予測・2025最新版】「能登半島地震以上の大きな地震が起きる可能性」を指摘 北海道・青森、九州・四国、首都圏も要警戒ゾーン
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分
-
4「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
5「DV夫から逃げた妻」がその後20年近く苦しんだ訳 命がけで逃げた母と息子の「現在」
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 12時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください