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コロナで収入ガタ落ちなのに楽観的な夫! 家計への危機感の差、妻はどうした?

LIMO / 2020年8月17日 11時0分

コロナで収入ガタ落ちなのに楽観的な夫! 家計への危機感の差、妻はどうした?

コロナで収入ガタ落ちなのに楽観的な夫! 家計への危機感の差、妻はどうした?

新型コロナウイルスのまん延によって出された緊急事態宣言。解除後も以前のような生活へ完全に戻ることはできず、経済的な打撃を受けている人も少なくありません。とはいえ、何らかの方法で生活は維持していかなければなりません。

今まで通りの収入を維持するために、なにか手立てを考えなければ…。しかし、夫と妻とでこの危機に対する感じ方に温度差が生じるケースもあるようです。

今回は、収入を維持しなければと躍起になる妻と、「なんとかなるよ」と悠長に構えている夫とのコロナ禍エピソードご紹介します。

残業・休日出勤なし、自宅待機の日も…

今回ご紹介するAさんの家庭は、夫が正社員、Aさんがパートという働き方で生活をしてきました。小学生と未就園児の子ども2人がいる、4人家族です。

夫は通常、月〜金の週5日勤務で、土曜日もクライアントの予定に合わせて休日出勤をすることがしばしば。

しかし緊急事態宣言が出されたあと、夫の出勤日が減り始めたのです。取引先が新型コロナの影響を受け始めたこともあり、勤務できる日数が激減。会社側からも月〜金の間でどこか1日は休むようにと指示があり、休業手当が出るとはいえ、残業なし・休日出勤なしで収入はガタ落ちしたそうです。

大体10万円ほどが毎月の手取り額から減ったとか。休業手当は通常の7割分しか出なかったそうで、Aさんは「その分をどうやって補填していけばいいのか…」と頭を抱えていました。

危機感なし? 夫は休日を満喫

通常なら、これだけ収入が減れば危機感を持ちそうなもの。しかし、Aさんの夫は危機感を抱くどころか、家庭菜園やジョギングを開始。今までよりも格段に増えた休日を満喫し始めました。

夫の勤務先だけに起きている危機なのであれば、すぐにでも転職先を探してこれまでと同じくらいの収入が得られるところへ移るという方法も選択できます。しかし、今はそうではありません。

コロナ禍に世界中が巻き込まれているため、どの企業も苦しい状態にあるのです。Aさんとしては、これまで休日なんてロクに取れなかったから…と夫の気持ちを思いながらも、「経済の流れを見ながら、今後も生き残れるような業種への転職も視野に入れて、先のことを考えてほしい」というのが本音だったそう。

さらに、夫の勤務先が公式に副業を認めたことを受け、「休日をただ休息や趣味のために使うんじゃなく、Uber Eatsなり運送のバイトなり、お金になる動きをしてよ…」──と、時間の使い方についても意見を持っていたため、夫婦間の衝突がどんどん増えていきました。

このAさん夫婦のケースに対して、男性と女性とでは感じ方が違う場合もあるかもしれませんが、筆者としては家計を預かるAさんの思いは至極当然なもの、という気がします。

Aさん自身も子どもの休校に対応しながら自宅で仕事をし、なんとか家計を支えようとしていました。家族の生活を守るためには、夫の“気持ち”を変化させるしか方法がないのではと感じました。

夫の性格に合わせて、話し合える環境づくり

Aさんの夫は、楽天的な一方でとても頑固。自分が「こう!」と思ったことに対して口出しをされると、すぐに不機嫌になってしまう…という、なかなか厄介な性格だったようです。

最初、Aさんは事実を並べてこんこんと理詰めで話をしようとしたのですが、それは逆効果だったそう。この方法をとると夫はすぐ不機嫌になり、聞く耳を持ってくれません。かといって感情的な言い合いになってしまうと、お互い耳にも心にもフタをしてしまうので、ケンカになるのは避けなければいけない──。

いろいろ考えた末にAさんは、夫の性格や気分の浮き沈みが出る傾向をよく観察し、今の大変な状況や、このままの考えでは取り返しのつかないことになるということを“小出し”にして説明することにしました。夫の機嫌がいいときやAさんの話に耳を傾けてくれそうなときなど、会話の中でのタイミングもしっかり見計らうようにしたのです。

すると、働き方や収入の話になるとすぐ不機嫌になっていた夫も、ちょこちょこAさんの話を聞いてくれるように…。

もしかすると、働き方や収入を「速やかに解決すべき問題」として正面切って持ち出されることで、夫はAさんに責め立てられているような気がしていたのかもしれません。会話の中で小出しにすることで、「ふたりの課題」として共有する気持ちの余裕ができてきたのでしょう。

今は夫の勤務日数も少し持ち直してきているというAさん。しかしこの先、いつ同じ状況に陥るかわからない、それどころかもっと深刻な状況に直面する可能性だってあるのが現在の世の中。Aさんは、自身の収入もアップできるよう努力しながら、自分の言葉と態度で夫とのギャップを埋める努力を続けているそうです。

まとめ

子どものいる家庭では尚更ですが、夫婦の結束力は一家の生活を大きく左右します。安心して生活を送っていくためには、夫婦で力を合わせることが何よりも大切。コロナ禍に対する危機感の違いが如実にあらわれたAさんのケースでは、能天気な夫に対して、Aさんが向き合い続けようとした姿勢が印象的でした。

「コロナ離婚」などという言葉も生まれましたが、危機的状況にさらされたときこそ、他でもない夫婦の力が試されているのだと思います。未知の部分も多い新型コロナウイルスは、まだ当分の間、不安の種として身近に存在し続けるでしょう。

経済面も含め生活の変化を通して、夫婦や家族のあり方を再確認し、絆を強めるチャンスととらえる人も多いのではないかと感じています。

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