人生を見つめ直す40代。自分を大切にするために私たちが「やめたこと」
LIMO / 2020年8月9日 20時45分

人生を見つめ直す40代。自分を大切にするために私たちが「やめたこと」
40歳は「不惑」と表現され、「迷わない、心が乱れない」年齢といわれます。しかし、女性にとって40代は家庭的にも社会的にも重要な位置にありながら、心身に様々な変化が訪れるとき。
厚生労働省研究班「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(http://w-health.jp/climacterium_alarm/about_climacterium/)」などの機関でも、40代以降の女性に表れやすい心身の不調について取り上げています。
今、少しだけ立ち止まり、「自分を大切にするために、必要のないものを手放していく」ことを考えてみませんか?
「今までとは何かが違う」40代の心と体
気力はあるし、見た目もまだまだ若い。でも、今までとは「何かが違う」と感じ始めることも多い、40代。皆さん、どのように受け止めているのでしょうか。
「ファッションもメイクも20代の雑誌を参考にしているけど全く違和感ナシ!でも、さすがにオールナイトの夜遊びはしなくなった」(AS 41歳)
「若い頃はとにかく友達の輪に入っていないと不安で、遊びに誘われればとりあえず参加。今ではなんとなく、そういうのはもういいや、って思うようになった」(KT 40歳)
「以前は爆食しても次の日ジムに行けば解消できていたけど、今は代謝が落ちたのか、いったんついた脂肪はなかなか落ちてくれない」(JS 43歳)
「とにかく自分磨きをしていた30代。資格取得に英会話スクール、エステに流行のレストランチェック。まわりの同世代女子に負けたくなくて。でも今はなんとなく疲れてきた」
(RN 45歳)
「私の生活はとにかく、夫と子どものこと優先。でも最近、空しい。自分が本当にやりたいことは、なんだったんだろう、ってわからなくなる」(NG 47歳)
若い頃は「自分のためだけに使えるエネルギー」が多くても、年齢を重ねるごとに家族や仕事への責任が増し、生活の優先順位が変わってくるということがあります。そのため、今まで当たり前のようにしていたことを諦めたり、若い頃とは関心の対象が違ってきたり、と精神的な変化が起こりやすいのかもしれません。
また、加齢による体力の低下も徐々に始まり、「こんなはずではなかった」と感じ始める方が多いようです。
心のクレンジングには「やりたいこと・やりたくないこと」の見直しを
人間関係や、日々のルーティン。自分を取り巻くこれらの環境の中に、「やりたくない」と思っていることはありませんか?あるいは、「本当はこれをやりたいけど、我慢している」ことはありませんか?人生のほぼ折り返し地点ともいえる40代、そろそろ自分の心の声に耳を傾け、不要な我慢はしないようにしてみてはいかがでしょうか。
「ママ友やサークル仲間との“おしゃべり会”には一切参加しなくなった。多少付き合いが悪いと思われても、無用の派閥争いに巻き込まれることもなくなり、人間関係のストレスは減った。人との接点を減らすことでこんなに心がクリアになるとは思わなかった」(KK 43歳)
「“リア充”アピールしたくて、手料理や季節行事写真のSNS更新に追われていた私。やめたことで、いかに自分が“人からよく見られたい”という思いにとらわれていたかわかった」(SD 49歳)
「どうしてもフラダンスを習ってみたかった私。今までは夫と子どもに気兼ねして外出を躊躇していたけれど、人生一度きりだと思い、毎週日曜の昼は教室へ。その間、夫と子どもも結構しっかりと家事をやってくれているようで、1歩踏み出してよかった」(SW 47歳)
「誰がなんといおうと、お気に入りアイドルの応援はやめない!家族から呆れられようと、“若いね”と皮肉をいわれようと、自分がハッピーになれるひとときは、私にも持つ権利がある」(UF 45歳)
我慢や妥協も経験してきた今だからこそ、これからは「自分のために」を基準にイエス・ノーを決めてみると、様々なストレスで曇ってしまった心のクレンジングとなるでしょう。
体のメンテナンスには「本当に食べるべきもの」を選んで
目の前に、ケーキがあったらどうしますか?「空腹ではないけれど、とりあえず食べる」という方、多いかもしれませんね。とはいえ、40代は代謝が落ちてくる世代でもあるため、そろそろ「本当に食べるべきもの」を選ぶことも必要かもしれません。暴飲暴食を防ぐコツは、「今、これが本当に食べたいのか、必要なのか」を自分に問うこと。
例えばさきほどのケーキの例も、「ただ目の前にあるからなんとなく」だったら食べない、「疲れていてどうしても甘いものが食べたい」と思ったのなら、適量食べる。きちんと吟味した上で体内に入れるのなら、それは脳に幸福感となって伝わるでしょう。また、こうした“吟味”のクセをつけていくと、自然と「今、体が熱いから生野菜を食べてクールダウンしたい」と、そのときに体が欲している食べ物が把握しやすくなります。
口に入れる前に、一呼吸。吟味しながら体からの声に従って食べたいですね。
40代は「人からどう思われるか」ではなく「自分はどうしたいのか」がいい
数年前から「ミニマリスト」という言葉が流行り始めたように、「自分の生活に不要なものをそぎ落とし、本当に必要なものを見極めることで豊かな暮らしをする」という考え方は、40代の心と体にとっても必要なことかもしれません。
やりたくないのにやっていることは、思い切って手放す。やりたいと思っていたのになかなか着手できなかったことには、勇気をもって踏み出す。人生半ば、後悔しない生き方をするために、私たちはそろそろ「人からどう思われるか」よりも「自分はどうしたいのか」を行動の基軸にすべきなのかもしれません。
もちろん、社会的責任など、どうしても我慢をしなくてはならないこともあるでしょう。だからこそ、自分に選択権があることはとことん「自分のために」なる方を選ぶことが大切なのではないでしょうか。
【参照】
厚生労働省 研究班「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(http://w-health.jp/climacterium_trouble/depression/)」
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