夫の不倫を「許した妻」と「許さなかった妻」4人のサレ妻が話す、その理由。
LIMO / 2020年8月7日 20時45分
夫の不倫を「許した妻」と「許さなかった妻」4人のサレ妻が話す、その理由。
流行語やその時代に添った流行り言葉がありますが、「サレ妻」というワードをご存知でしょうか?夫に浮気・不倫をサレてしまった妻、略して「サレ妻」です。このワードで検索してみると様々なエピソードや妻の苦悩を垣間見ることができるのです。
今回は、そんなサレ妻達の『その後』にスポットを当ててご紹介していきたいと思います。サレ妻達のその後、それは夫を許すか、許さないか。その苦悩や背景をご覧ください。
エピソード1【許した妻】
妊娠中に夫の不倫発覚。しかし子どもとの生活のために離婚はせず…
「うちの夫は、私が第一子を妊娠し、ひどい悪阻で入院している時に浮気をしていました。病室に置き忘れたスマホから発覚したんです。
事実を知って、泣きながら訴える私に、夫は浮気を認め謝罪しました。その場で相手に連絡をしてもらい、夫の口から『もう会わない』と伝えたうえで、私からも『退院後に慰謝料など、弁護士を立てて正式な手続きを行うつもりです』と言いました。相手は尻込みしたのか、そのあとは平謝り。そのまま夫とは、本当に会わなくなったようです。
現在は平穏な日々を送っています。日々注意はしていますが、今は夫のスマホはロックも掛かっておらず、必要な時には私がいつでも触って良いことになっています。
当時は離婚することも頭をかすめましたが、子どもがお腹にいたこともあり、これからの生活を考えて離婚は思いとどまりました。ただ、今も常に心にモヤモヤを抱えているような状態。ちょっとした夫婦のいさかいがあるたびに、その選択が本当に正しかったのか、いまだに悩む時もあります。」
エピソード2【許した妻】
一度は離婚を考えたものの、義母の謝罪や夫の態度によって徐々に「円満夫婦」に
「夫の浮気が発覚した時、私は3歳と1歳の子どもの育児に奮闘している時期でした。完璧な母で妻だった…なんてとても言えませんが、それでも私なりに懸命にやっていたのにと、いままでの努力も、自分の存在も否定されたような気持ちになったことを覚えています。
その後すぐに、義実家の両親を交えた話し合いの場が設けられました。夫婦だけで解決すべきか悩みましたが、自分1人で抱えきれないと思い、義実家にも連絡をしたのです。
『もしかしたら、夫の味方につくかもしれない。私のほうが責められるかも。』と覚悟をしていましたが、意外にも義母が、話を聞くなり、ボロボロと涙を流し、私に謝罪をはじめたのです。義父も『一家の主として、男として、情けない』と夫に言い、夫はそこではじめて自分が犯した過ちの重大さに気が付いたようです。私に誠心誠意謝り、相手の女性とは、すっぱりと別れてくれました。
浮気が発覚して今年で7年目。今ではいつもの日常に戻り、母として妻として過ごしています。夫を許したというより、息子をかばうのではなく、きちんと謝ってくれた義両親を信用したというのでしょうか。こういう人たちに育てられたのだから、夫も二度としないと言っているし、信用していいだろうと。今は、夜寝る前に2人で軽く晩酌をしながら他愛無い話をし、手を繋いで眠る…そんな夫婦の日々を過ごしています。これからも夫や子どもと一緒に毎日を過ごしていくのだろう、そう思っています。」
エピソード3【許さなかった妻】
子ども関係の繋がりで不倫関係に至ったことを許せず、密かに自立(離婚)するための準備を進めている
「まさか、子どもが通う幼稚園が不倫の出会いの場になってしまい、しかもその張本人が私の夫だなんて…想像もしていませんでした。
事のきっかけは、夫が園の行事に積極的に参加するようになったことでした。そのうち、親睦会や打ち上げと称した飲み会にも参加するようになった夫。飲み会好きの夫は毎回喜んで出掛けていき、私も『夫にも子どもの保護者同士で繋がりができるのは嬉しい』なんて、のんきに思っていたんです。
でも実際は、夫が飲み会に参加していたのはほんの数回。あとは、私のママ友と浮気をしていたんです。相手が誰だかわかった時は、一瞬頭が真っ白になりました。
『ほんの出来心だったんだ』と言って土下座して謝る夫。その後は、園のお手伝いに行くのは一切やめてもらいました。結局、相手のママ友一家が県外に引っ越していったこともあり、本当に関係は終わったようですが、もう夫のことは心から信用できなくなってしまって…。
現在は、傍から見れば普通の家庭のように見えると思います。夫自身もそう思っているかもしれません。でも、私の中では密かに離婚に向けて、自立のための準備を進めている最中です。だって、幼稚園という場所で不倫なんて、私だけではなく子どもすら裏切る行為ですよ。もう絶対に許せません。」
エピソード4【許さなかった妻】
すぐに自供され『ナメられてる』子どもへの裏切りも許せず離婚
「いつも仕事帰りはまっ直ぐ帰って来るし、これといった趣味も無く、スマホは無造作にリビングに置きっぱなし。怪しい行動なんて感じることがない夫でしたので、まさか不倫なんて…。
ある日、夫がなかなか帰ってこない上に連絡が付かなかったんです。心配しているうちに夜が明けて、そのうち『飲み会の後、公園で寝てしまった』と言いながら帰ってきたんです。でも、公園で寝たにしてはあまりにキレイな夫のスーツ。違和感を覚えた私が『スーツ汚れてないね?』と、言ったら、もうびっくりするほどあっさり浮気したことを認めました。
同じ部署の子とホテルに泊まったと言う夫。最初に『公園で寝ていた』なんてミエミエの嘘をつき、ちょっと強く出たらあっさりと浮気を白状した夫。その時、この人は私が何をしても許してくれると思っているのだろうと感じました。『ナメられてる』…と思った瞬間、夫婦関係を続けることは難しいと感じました。子どもがいますが、尊敬できない夫婦関係を続けることは子どもにも良い影響を与えることはありませんよね。悲しいですが、夫とは話し合いの末、離婚しました。」
おわりに
浮気・不倫した夫に対して、妻が「許した」「許さなかった」それぞれのエピソードをご紹介しました。「許す」「許さない」どちらを選んだら正解なのか、それは誰も分からないとことです。当の本人もきっと正解だから選んだのではなく、これからの未来を後悔しないために選んだ選択なのでしょう。そして、それは自分のためだけではなく、お子さんのためである場合もあります。
浮気・不倫…その行為は、誰も幸せにならないのではないでしょうか。一時的な興味本位で、将来の幸せが見えなくなってしまうのは、残念であるとしか言えません。浮気・不倫をする人は、その先に自分の望む未来の幸せが見えるか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
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