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連休明けの日本株は買われる展開か。コロナ懸念の一方、米株高・円安傾向が追い風

LIMO / 2020年8月10日 12時0分

連休明けの日本株は買われる展開か。コロナ懸念の一方、米株高・円安傾向が追い風

連休明けの日本株は買われる展開か。コロナ懸念の一方、米株高・円安傾向が追い風

日経平均はやや持ち直すも、小幅なもみ合いが続く

2020年8月7日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より88円21銭安の22,329円94銭となりました。3日続落ですが下げ幅は小さく、前週末31日の終値と比較すると619円あまりの上昇でした。

先週の週初3日は米株高などの影響を受けて日経平均も連れ高となりました。2020年4~6月期決算の好業績銘柄も買われました。ただしその後は、新型コロナウイルスの影響や米中対立への懸念などから売りが出ています。

今週の動きはどうなるでしょうか。引き続き、トランプ米大統領の言動に相場が振られることになりそうです。

トランプ氏は6日、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」および、対話アプリ「微信(ウィーチャット)」について、運営するそれぞれの企業との取引を45日後に禁じる大統領令に署名。これらのサービスを米国で利用できなくなる可能性が高くなりました。

また、7日には香港への自治侵害などを理由に、香港政府の行政長官らに対して制裁を行うことを発表しました。いずれも中国政府が反発しており、米中対立が深まると懸念されています。

一方、足元では、7日に発表された7月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比176万3000人増と市場予想(148万人増)を上回りました。

これを受けて、7日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が前日比46ドル50セント高の27,433ドル48セントとなりました。6月8日以来ほぼ2か月ぶりの高値圏となっています。

また為替相場についても、同日のニューヨーク外国為替市場ではドルが買われ円が売られる流れとなり、1ドル=105円85~95銭で取引を終えています。直近で一時は104円台の円高傾向にありましたが、やや落ち着きました。

これらを受けて、日本株も週初から買われる展開になることが期待されますが、国内では新型コロナウイルスの感染拡大など悪材料も多く、買いが続かないかもしれません。しばらくは個別銘柄の物色を中心に、伸びたら利食っていくのも一つの戦略になるでしょう。

直近の下値メドで下げ止まり、一時25日線を回復

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週末は大きな陰線となって下落し、25日移動平均線だけでなく、200日移動平均線も割り込んでしまいました。やや先行きが心配されましたが、直近の下値メドである6月15日の安値(21,529円)付近で下げ止まりました。

ここからの反発が期待されましたが、実際に週初から窓をあけて寄り付くとさらに上昇、翌日も窓をあけて上昇し、前週の下げ分を「往って来い」のような形で取り戻しました。

さらにいったんは25日を回復しましたが、その後はローソク足の実体が25日線にかかりながら、上値を押さえられました。週末には25日線を割り込んでいます。

今週はまず、この25日線を回復できるかどうかがポイントになります。ただし、値動きが小さいので、25日線をはさんでもみ合う動きになるかもしれません。25日線を超えられないとしても、ただちに下目線になる必要はありません。

しばらくは方向感が出しづらい動きになりそうですので、本格的な出動は、7月15日の高値(22,965円)、目先意識されやすい23,000円、6月9日の高値(23,185円)あたりを回復してからでも遅くないでしょう。この付近を上抜けるようであれば24,000円あたりまでの上昇が視野に入ってきます。

逆に下値メドとしては7月31日の安値(21,710円)や6月15日の安値(21,529円)などになりますが、最近の値動きをみると、このあたりまで下がると押し目買いが入るようですので、買い姿勢でチャンスをうかがってもいいでしょう。

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