1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

イソジン騒動に踊らされない「備蓄できるミニマリスト主婦」を目指す一歩とは

LIMO / 2020年8月12日 10時15分

イソジン騒動に踊らされない「備蓄できるミニマリスト主婦」を目指す一歩とは

イソジン騒動に踊らされない「備蓄できるミニマリスト主婦」を目指す一歩とは

今年のお盆休みは、まだまだ終わりの見えない新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により自宅で過ごす方も多いのではないでしょうか。外にでれば本格的な暑さが始まり日中は気軽な散歩もままならないこの夏。

そんな状況を逆手にとって、家の中をスッキリさせるのもひとつの楽しみ方かもしれません。とはいえ、最近頻発するコロナ禍による物資の取り合いも深刻な話題ではあります。

今回、「家の中のぐちゃぐちゃを解消しながら非常時に困らない程度のストックを確保したい」という主婦のSさんと共に、ミニマリストな主婦を目指すべく必要なものと見直すべきものを検証してみました。

ミニマリストは主婦の憧れ

都内に住むSさんは幼稚園に通うお子さんとご主人の三人暮らし。お子さんがまだ小さいので家の中はどうしてもおもちゃで溢れてしまいがちですが、できればスッキリくらしたいというミニマリストに憧れを持つ主婦だそうです。

「今年の年明け頃、子供の成長とともに家の中にものがあふれているのが嫌!と思い、買い物のストックを減らし始めたところでした。都内に住んでいるので歩いて数分の場所にスーパーも薬局もあります。また、息子が幼稚園に行っている間は身動きが取れるので、日用品を買いにいく時間もあります。そう思い、シャンプーや洗濯洗剤などの場所を取る品のストックを減らしたところに起こったのが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)騒動でした。

3月ごろ、まさかトイレットペーパーが街から消えるなんて思ってもいませんでした。それこそトイレットペーパーなんて残り3ロールくらいになったら買えばいいと最初に削ったストックだったんです。合わせてダメージだったのが、息子の幼稚園から来た登園自粛のお願い。我が家も感染防止のため休ませることになってしまいました。

結果、近所の薬局にトイレットペーパーがない、家の在庫もない、息子もいて遠出も気軽にできないという最悪の事態に」

結果、Sさんは「シンプルで快適な暮らしに憧れるけれど、実際問題在庫を抱えていないと不安なことが起こる」というウィークポイントに気づき「とりあえず家はモノで溢れてもないよりマシだ」と思うようになってしまったそうです。

ローリングストックって?

そんなSさんですが、いつも片付け上手ですっきりした家に住むママ友から「ローリングストックを取り入れるといい」という話を聞いたそう。

日本気象協会が推進する「トクする!防災」プロジェクトによるとローリングストックとは、「日常の中に食糧備蓄を取り込み、普段から少し多めに食材や加工食品を購入し、使った分だけ買い足していくことで一定量の食料を家に備蓄しておく」方法を呼ぶそうです。古いものから使用することで備蓄品の鮮度が保たれるため、久しぶりに防災バッグを開けて賞味期限がとっくに切れていたなんてことも減らすことができるといったメリットもあるようです。

食料の他、トイレットペーパーや赤ちゃんのおむつ、女性の生理用品などを足すことで、災害時の自宅避難などに役立てることもできると聞いたSさんはさっそく、3月に購入できずに困ったものを中心に、3人で使用しても困らないくらいのプラスワンになるよう調整したそう。

イソジンが数カ月持つ暮らし

Sさんがおこなったのは「ただ在庫を持たない」暮らしから「過剰在庫を持たない暮らし」へのシフトチェンジでした。具体的には、家の中の消耗品や調味料、非常時食べられるような食料品が何個あったらストレスなく収納でき、しばらく購入できなくても家族が困らないかの洗い出しをしました。それをSさん一人で決めるのではなく、ご主人に意見を聞いたことでご主人にも当事者意識が生まれ「使って減ったそこに補充」するルールが生まれたそう。

まだ始めたばかりではありますが、「洗濯洗剤の減り方と歯磨き粉の減り方は全然違う。だったら最初から減りの早いもののストックは多めにあっても「過剰ではない」と思うことでストレスが減ったそうです。

令和2年8月5日、大阪府の吉村知事がおこなった会見の様子がテレビにて放映されると、薬局にはイソジンなどを買い求める人が殺到しました。この様子は、この春に起こったマスクや消毒薬の買い占め騒動を彷彿させ「またか」と思った人も多かったといいます。

Sさんもネットニュースでその話を聞いた瞬間「薬局にいかなくちゃ」と一瞬思ったそうですが、家庭にあるストックを確認。洗面所にあるもの+1個を確認し「焦って買いだめる品物ではない」と冷静に判断することができたそうです。

やみくもに買っていた時より安心感がある

ぐちゃぐちゃな在庫をリスト化したことで、あるかわからなかった時のような不安が解消されたSさん。また、スレスレ在庫だと定価で購入しなければならないシーンもあったのに対し、ローリングストックを意識した結果「急がないけれど安い時に買い足す」というちょっとお得な効果もあったそうです。

整理整頓というとついつい目の前にある空間に手を付けたくなります。しかし、まずは頭の中を整理することで、モノが大量になくても安心していられる心を得ることができるのではないでしょうか。過剰在庫を減らすことでお金に余裕が、モノを探す時間をなくすことで時間に余裕が出てくる効果もあるかもしれません。

【参照】
一般財団法人 日本気象協会「『トクする!防災』プロジェクト

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください