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お互いに冷めた夫婦は新婚当初に戻れるのか?考える夫婦のカタチ

LIMO / 2020年8月12日 20時45分

お互いに冷めた夫婦は新婚当初に戻れるのか?考える夫婦のカタチ

お互いに冷めた夫婦は新婚当初に戻れるのか?考える夫婦のカタチ

夫婦として数年経てば、新婚当初と同じ気持ちと言う訳にはいきません。いえ、同じ気持ちのご夫婦もいるのかもしれませんが、それは少数派と言わざるをえないでしょう。

しかし、結婚当初は多くの夫婦が「お互いを思う気持ちはずっと変わらない」と思っていたはず。なのになぜ、そんな夫婦達のほとんどが新婚当初の気持ちを持ち続けることが難しく、さらには「冷めてしまった」関係になってしまうのでしょうか。

今回は、妻と夫それぞれの立場からパートナーに冷めてしまったエピソードをご紹介するとともに、新婚当初に気持ちが戻る方法はあるのか?という点について、考えてみたいと思います。

妻側の【冷めた理由】

妻が夫に冷めてしまった、もっとも多く寄せられる理由としては『一番助けてほしい時期に助けてくれなかった』というものがあります。この『一番助けてほしい時期』が、いつの時を指すのかというと、子ども(特に第一子)が産まれる前後ということが多いようです。

妊娠・出産は、女性にとって体にも心にも大きな負荷が掛かります。我が子は可愛く愛しい存在ではありますが、出産直後は披露した体にムチ打って慣れない育児に奮闘し、寝不足とホルモンバランスの崩れで心身ともに大変な状態です。そんな時に、夫はいままでと何も変わらず仕事上の付き合いだ、友人関係だ…と、何かと理由をつけて外出していた…となると、妻は世間だけではなく夫からも取り残され、孤独と戦う毎日を強いられるのです。

最終的に、夫婦でいる意味を見失った妻は、夫に冷めた視線を送りつつ、それでも生活のことを考え、夫のことはATMと割り切って日々を過ごしている妻はけっして少なくは無いのです。

夫側の【冷めた理由】

続いては夫側の意見です。周りからはおしどり夫婦と言われていたHさん夫婦の例をご紹介します。

Hさん夫婦はまだ子どもが居ないこともあり、結婚して2年経っても周りからはラブラブな仲良し夫婦と思われていました。ですが夫はこの関係性に、結婚したことすら後悔していると考えるようになっていたのです。

というのも、結婚したとたんに妻の束縛が加速したからです。結婚前からやきもち焼きだと思っていた妻。5歳年下ということもあり、そんな一面も可愛く思えていたHさんでしたが、結婚したとたんに妻のやきもちが加速して一気に『束縛・監視』状態になったのです。

「夫婦の間で隠し事は無しね」と言ったかと思えば、Hさんのスマホやスケジュール帳を目の前で堂々とチェック。気になる相手や内容があれば「この人は誰?」「この日はどこに行くの?」と詰め寄ります。

事前に予定していなかった会社帰りの飲み会なんかは、「飲みに行くことになったから」と連絡すれば、「誰と行くの?何時に帰るの?どこに行くの?」と矢継ぎ早に質問してきます。そしてキチンとした返事ができないと「報告は夫婦としての義務」と言って、Hさんを責めるのです。

一時が万時この調子の妻に、最初こそ可愛いと思っていた行動にもだんだんと嫌気が指し、愛情が冷めていったHさん。夫婦としての信頼感よりも義務感を強制してくる妻に冷めてしまう夫の気持ちも頷けますね。

新婚当初に戻れるのか?

上記では一部のエピソードをご紹介しましたが「もうラブラブではない」と思っている夫婦はけっして少なくはありません。

マイナビライフサポートが21~44歳の既婚女性194人を対象に行ったアンケートによると、「旦那さんとは結婚してからもラブラブだと思いますか」という問いに対して約39%の女性が「ラブラブ夫婦ではない」と回答しています。(アンケート実施期間:2019年3月8~12日)。
約4割弱の既婚女性が「ラブラブではない」と認識している事実。この事実を覆し、新婚当初のようにラブラブな夫婦関係に戻ることはできるのでしょうか?

ではここで、関係回復のためにできる方法をいくつか、ご提案させていただきたいと思います。それは下記のとおりです。

• 最低限の挨拶とマナーを厳守
• 話し方の見直し
• 自分の顔を鏡で見る
• 適度な距離感

冷めた夫婦に共通で見られるのは「会話が無い」ことです。無理矢理に会話をする必要はありませんが、同じ家に住む者同士、最低限の挨拶は交わすことと相手を不快な気持ちにするようなことは控え、共同生活を送るうえでのマナーは厳守するように心掛けたいものです。

そして「話し方の見直し」も、冷めた相手だからと言って横柄な態度を取って良い言い訳にはなりません。話し方1つで相手の印象もまた変わってくるというもの。本当に新婚当初のような関係性に戻りたいのであれば、話し方も相手に対する労わりを忘れずにいたいものです。

「自分の顔を鏡で見る」のは、相手から見える自分に今一度意識を向けてみるということ。慣れ親しんでいる相手だから、冷めている相手だから…と言って、不機嫌な仏頂面を向けていては関係性の改善を求めることは難しいでしょう。自分自身で表情をチェックし、相手不快な表情を向けていないかチェックしてみるとよいかもしれませんね。

最後に「適度な距離感」とは、『仲良し』を意識して常にベタベタ一緒にいる必要は無く、相手の気持ちを尊重した適度な距離感で接するように心掛けること。夫婦としての信頼は、実質的な距離感で測れるものではありません。相手のことを信頼しているからこそ、お互いが心地よいと思える距離感を保つことができるのではないでしょうか。そんな関係性が夫婦を長続きさせるコツなのかもしれません。

新たな形を目指してみることも

長年一緒にいることでお互いに遠慮が無くなり、また夫婦と言う大義名分があることでさらに遠慮の無い関係性となることは、冷めた夫婦関係に拍車を掛ける要因になりがちです。夫婦といえども元は他人であるという意識は、常に頭の片隅においておきたいものです。

パートナーは、自分とは異なる別の人間であり、相手を尊重する気持ちがとても大切であることは言うまでもありません。そのことを理解したうえで、今回ご紹介した関係性を回復する方法を心掛けてみてはいかがでしょうか。

お互い新婚当初と同じ気持ちに戻るというのは、なかなか難しいことかもしれません。ですが、同じでは無くても新しい形でお互いを認め合い、見つめ合いながら未来に進んでいける新たな形を目指してみるというのも、また夫婦の形として「アリ」なのかもしれません。

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