「離婚」の2文字が頭をよぎったら…コロナ禍でほころび始めた夫婦関係、みんなはどうする?
LIMO / 2020年8月16日 12時0分
「離婚」の2文字が頭をよぎったら…コロナ禍でほころび始めた夫婦関係、みんなはどうする?
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、私たちの日常生活に大きな変化を余儀なくされています。在宅勤務を導入する企業は増加し、職場の同僚や友人との飲み会、家族でのおでかけやレジャーの機会も激減した、という人がほとんどではないでしょうか。
自宅で過ごす時間が増える今、“夫婦関係”のほころびを感じる人が急増中のようです。「コロナ離婚」なんて言葉も、最近よく耳にしますよね。
コロナウイルスは夫婦関係にどれだけ影響を与えたのか
株式会社カケコムは、コロナ離婚を考えたことがある方(実際に離婚した方を含む)100名を対象に「コロナ離婚に関するアンケート(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000019346.html)」を実施しました。その結果、COVID-19の影響で離婚に至った夫婦は全体の5%。離婚を考えはしても、実際に行動に移したという人は多くありませんでした。
でも、ここで安心してはいけません。実は「コロナ離婚を考えたことのある人」の中で、「感染拡大後に初めて離婚を考えた人」は47%もいたのです。つまり、COVID-19の影響がなければ「離婚」という2文字すら浮かばなかった人も多いということ。
COVID-19は、私たちの健康だけではなく、今まで問題なかった夫婦仲をむしばむほどの破壊力を持っているということなのでしょうか…。
コロナ禍で離婚を考えた人たち
それでは、実際にコロナウイルスで「離婚」の2文字に直面した人たちのエピソードを紹介していきます。
無職になっても家事をしない夫
Bさんの夫はエンターテインメント業界で働いていましたが、COVID-19の影響で勤務先の業績が急激に悪化。5月に解雇通知を受け、現在は失業中です。Bさんは無職になってしまった夫を責める気持ちは一切なかったそうです。
さて、Bさんはこれまでと変わらずパートに出ています。一方、時間的な余裕ができたはずの夫はほとんど家事をせず、Bさんが帰宅して夕食の準備をしてくれるのを待っているという状態。そんな夫に、Bさんは不満を募らせていきます。
「1度食器を洗ってくれたことがあり、嬉しくなって再びお願いしたのです。すると夫からは『洗い物はさっきやったじゃん』という答え。
洗い物は1日に1度しかないと思っているのでしょうか。説明すると不機嫌になるし、わざわざ夫に頼むことがバカバカしく思えてしまいましたね」
そんな毎日を過ごすうちに、「離婚」という言葉がちらつくように。そして決定的なできごとが…。
「私は体調不良でしたが、食事の準備から後片付けまで一人でやっていました。ふと寝室を覗くと、YouTubeを見て大笑いしている夫の姿が。
『あ、もう今度こそ離婚だ』とこの時決めましたね。コロナがなければ、こんなことにも気づかずに平和に過ごしていたかもしれない…そう考えると、ちょっと複雑な気分です」
「2人の時間が苦痛…」でも嫌いなわけじゃない。
子どもたちが巣立ち、夫と2人暮らしのYさん。休日はそれぞれの趣味を楽しみ、夫婦関係は良好だったといいます。2人で映画館や美術館などに行くことも多かったそう。でも、コロナ禍でお出かけの機会が激減し、Bさんは、ふとあることに気付きました。
「よく考えたら、これまで夫婦で家でのんびり過ごすということは少なかったんですよね。週末は外出して、何かしら『アクティビティ』をするのが習慣になっていたのだと思います。
そして今、同じ部屋で2人きりで過ごす週末。正直、何を話していいのかわかりません。今までは、映画や絵画とか、出かけた先先々に話のネタがあったんですよね。でも、そのネタがないと、“何気ない会話”すらできない夫婦なのでは?って感じるようになったんです」
夫と会話がほとんどないことが気になり、憂鬱になってきたYさん。さらには、朝昼晩食事を一緒にとることすら苦痛になってきてしまったそうです。
「夫のことが嫌いなわけでも、何か不満があるわけでもありません。ただ、何もせず一緒に過ごすというのがこんなに難しいとは思いませんでした。
たとえコロナ禍を乗り切れたとしても、定年退職後にまた同じ生活が来ると思うと、今から不安でたまりません」
あなたの夫婦関係はまだ修復できるかも
コロナ禍により露呈した夫婦の問題。しかし逆に考えれば、問題を解決し夫婦仲を良くするチャンスでもあります。では、どのようにしたら問題を解決できるのでしょうか。
先述のアンケート調査によると、離婚を考えた理由で最も多かったのは「コロナの影響でネガティブな思考が強くなってしまった」というもの。他にも、「一人の時間が取れなくなってしまった」「ストレスによる暴力や不仲」など、何らかの心理的な原因がもとで夫婦仲が悪化しているケースが多かったのです。
外出自粛や在宅勤務、感染への不安…。こうした日常から生まれるストレスを上手に解決できれば、夫婦関係の修復は可能なはず!「コロナ離婚」を思いとどまった人たちは、こんな対策をとっていました。
できるだけリラックスできるようにした
読書、ネットサーフィン、夫婦でウォーキングなどもおススメですね。
1人の時間をつくるようにした
別の部屋で過ごす、1人で外出する、といった時間を意識的に作ることも大切です。
家族間のコミュニケーションを増やした
言葉にして気持ちを伝える、同じ趣味を作るなど、共通の話題や認識を増やすことで、笑顔の時間も増えていくことでしょう。
夫婦で家事の分担を決めた
やってほしいことをはっきり伝える、夫の分担を少しずつ増やすなど、無理なく「適材適所」で進めていけるとよいですね。
こうしてみると、やはり基本はコミュニケーションを上手にとっていくことかもしれませんね。やってほしいことや自分の気持ちをきちんと伝えることで、歩み寄ることができるようです。
またそれと合わせて、「1人になれる時間」も大切です。外出できなくても気分転換できる方法を探して、上手にストレスと向き合っていきましょう。
さいごに
COVID-19収束のめどはいまだ経っていません。今後も感染拡大が続けば、家庭内で過ごす夫婦の時間は増えていくはず。
コロナ禍が収束を迎えたとしても、新たな感染症や自然災害などによって、再び現在と同様の生活を余儀なくされることはじゅうぶんにあり得ます。
こんなときこそ、見直してみませんか「夫婦の関係」。
「今を乗り切るため」ではなく「これからも、困難を乗り切っていくため」に。
【参照】
「コロナ離婚に関するアンケート(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000019346.html)」株式会社カケコム
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