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「こちらの話を聞かない職場の人」を「平和的に止める技術」が秀逸すぎる

LIMO / 2020年8月18日 6時0分

「こちらの話を聞かない職場の人」を「平和的に止める技術」が秀逸すぎる

「こちらの話を聞かない職場の人」を「平和的に止める技術」が秀逸すぎる

日経ビジネスの記事(※)(https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/051000005/062700012/)で「こちらの話を聞かず、一方的に話し散らかす人を平和的に止める技術」が掲載されていました。「話したいことを一方的に話し続ける迷惑な時間泥棒」はどこにでもいます。でも本人を前に「しゃべりすぎ!」とキッパリ言い放つのは難しいところ。

今回はこの記事をもとに、今日からすぐに使えるコミュニケーション術を取り上げます。

ムダな時間を使わせるのは「時間泥棒」

経営者としての視点で話をすると、ビジネスにおいてもっとも重要な経営資源は「時間」に他なりません。企業買収をする目的の最たるものは、「時間」を購入する行為に当たります。

もちろん、あまり目くじらを立てるつもりはなく、職場においても、多少のおしゃべりはムダとは思いません。同僚との他愛もない話が、ちょっとした気分転換になるのは筆者も会社員時代に体験してきました。

しかし、それも「程度の問題」です。あまりにペラペラと一方的に話し続けられると、聞かされる側はリフレッシュどころかストレスが溜まりますし、何より経営資源としての時間を失い続けることになります。

生産性のないムダな時間を失うのは、ビジネス界においては時間という経営資源を奪う「時間泥棒」に値する行為です。

黙って聞きっぱなしにならない

同記事(※)(https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/051000005/062700012/)を執筆した辻口 寛一氏によると、「黙って聞きっぱなしになってはいけない」といいます。ペラペラ一方的に話す人はすなわち、相手のうんざりした気持ちに気付かない人であり、黙っているとドンドン話し続けるので時間を奪い続けられるだけとのことです。そのため、「指揮者のように(聞き手が)話し手をコントロールする」必要があるのです。

辻口氏は、人間は同じ話をする上で『「記憶のわだち」ができる』と言います。同じ話をいろんな人にするうちに、ドンドン「わだち」は洗練されていき、話している側も気持ちよく雄弁に語る感覚を覚えるのです。放置してしまうと、相手はこの「わだち」をなぞってペラペラと話し続けてしまいますから、聞き手が意識してこの「わだち」を遮断する必要があるとのことです。

会議は「話したいこと」ではなく「必要なこと」を話すもの

個人的にはこうしたおしゃべりな人の傾向として、「必要なこと」ではなく「話したいこと」をひたすらしゃべると感じます。

たとえば会議の場を設ける意味合いとしては、「結論を出す」のがその最たる目的です。しかし、本人が話したいことに終止すると「自分はこう思う」「過去にはこんなことがあった」と極めて主観的な意見だけを言い続けることになり、結論を出すための会議がおしゃべりの場になってしまうのです。

筆者が会社員時代には、こうした迷惑な「時間泥棒」がいましたので、いつも参加者はその人がひとしきり満足するまで「独壇場」に付き合わされ、望まぬ残業になってしまってうんざりしてきたものです。

それでは次の章では、具体的に平和的に話を止める技術を紹介します。

相手に気を遣いつつ、話の腰を折る

同記事(※)(https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/051000005/062700012/)によると、「相手を不快にさせないように話の腰を折りなさい」といいます。通常、気持ちよく話をしている時に話しの腰を折られたら不快になるはず。でも、相手への配慮をしながら腰を折ればいいというのです。

たとえば「(飲み物の)おかわりはいかがですか?」と尋ねることで、強制的に相手の話を一時中断できます。喉が乾いていないか?を配慮されることに不快を感じることはありませんから、これで平和的に話を強制中断できます。

また、自分を悪者にするというワザも使えるといいます。「すいません、お忙しいのにすっかり話に聞き入ってしまいました!」と自分の責任で時間をかけてしまったと詫びるのです。こうすることで、相手もこれ以上同じ話を継続するのが難しくなるというのです。

時系列をたどる

一方的に話す人は、ドンドン本筋から話がそれてしまうものです。そこで有効なのは『「時系列を辿る」こと』(※)(https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/051000005/062700012/)と辻口氏は言います。

「えっと、ここまでは話しましたよね」と言いつつ、本筋から外れてはいけないことを遠回しに話し手にそっと伝えるのです。こうすることで、相手は「話を聞いてもらえなかった」と不満を感じることなく、本来話をするテーマに戻ることができるわけです。

アジェンダの再確認

個人的な体験談となりますが、話し続ける相手には時々議題(アジェンダ)の再確認をすることで話し過ぎを防止できると感じています。

まず、話をする前に話し合いをするアジェンダを確認します。おしゃべりな人は時間を忘れて得意なことを話し続けてしまいます。そのため、「Aはこれで結論が出ましたよね。後はBとCを残り時間30分で結論を出しましょう」というのです。筆者はこれをしたことで、おしゃべりを止めるのに効果を感じました。

おしゃべりな人に残り時間を意識させ、結論を出さなければいけないことを再認識することで、おしゃべりのしすぎを防止させるわけです。残り時間がわずかなのに、自分がダラダラ話し続けてしまうと会議を潰してしまったのは自分であることが明確化しますから、おしゃべり防止になると感じます。

おしゃべりを一方的にされ、うんざりしている人は少なくありません。今回取り上げた方法が少しでもお役に立てれば幸甚です。

参考

(※)「言いたいことだけ話し散らかす人に対処する方法」日経ビジネス(https://business.nikkei.com/atcl/skillup/16/051000005/062700012/)

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