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「テレワークしながら家事育児やってる俺♪」に、妻のストレスはもう限界・・・。

LIMO / 2020年8月18日 12時0分

「テレワークしながら家事育児やってる俺♪」に、妻のストレスはもう限界・・・。

「テレワークしながら家事育児やってる俺♪」に、妻のストレスはもう限界・・・。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、「夫がテレワークになった」という子育て世帯が多く見受けられます。普段は仕事で不在だった夫が、朝から晩までずっと自宅にいる…。この環境の変化を、妻たちはどのように受け止めているのでしょうか。

「テレワーク中の育児の状況」夫婦間で意識の差が

明治安田生命保険相互会社は「0歳から6歳までの子どもがいる既婚男女」を対象に、緊急事態宣言解除から1週間後の時期における「外出自粛規制(ステイホーム)中の子育てに関する意識の変化等(https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20200707_01.pdf)」についての調査を実施しました。

その調査の結果、「ステイホーム期間において、子育て時間に変化があったか」という問いに対し、夫側の45.4%が「(子育て時間が)増えた」と回答。さらに、「ステイホーム期間を終えて、夫に自身の子育てに意識変化があったか」という問いに対しては、「積極的に子どもの面倒をみるようになった」が20.9%、「子どもとの絆が深まった」が18.5%など、子育てに対してポジティブに捉えている人が多い様子がうかがえました。

一方、妻側にも同様の質問をしたところ、「子どもにイライラすることが多くなった」が22.0%、「配偶者の育児にイライラすることが多くなった」が11.3%など、子どもや夫に対するストレスの増加が感じられる結果となりました。

また、テレワークを実施した子育て世帯全体の88.8%が「今後もテレワークを行ないたい」と回答。その一方で、テレワークをした夫をもつ専業主婦の約4人に1人は「夫のテレワークを行ってほしくない」と答えました。

コロナ禍で妻が抱えるストレスとは

先ほどの調査結果から、子育て世帯におけるコロナ禍での生活に対し、夫婦それぞれで違った捉え方をしている傾向があると分かりました。夫側は「(子育て時間が)増えた」「積極的に子どもの面倒をみるようになった」という意見が目立つにもかかわらず、なぜ妻側はマイナスに捉えているケースが多いのでしょうか。その理由を聞いてみましょう。

朝からダラダラしないで!

「在宅勤務によって通勤する必要がなくなった夫は、出社時間ギリギリまでダラダラと過ごす毎日。子どもたちと話しながらニュースを見る夫の横で、私は朝食や登園の準備に追われています。そして幼稚園に送り届けて帰宅した途端、今から働こうとする夫に『コーヒーちょうだい』『インターホン鳴ってるよ』と声を掛けられるのです。

子どもが帰宅してもせいぜい話し相手になるくらいで、面倒なことは『トイレに行きたいんだって』『お腹空いたって言ってるよ』と私に伝言するだけ。通勤時間がなくなったぶん、ちょっと手伝ってくれてもいいのに…とイライラが募っていきます」

我が家の家計の現状、分かってるの?

「夫が在宅勤務になってから、家計の状況が一気に悪化しました。というのも、飲食店で働いていた私はシフトを削られ、収入が大幅にダウン。

それなのに、夫は子どもの前で『お昼は出前でも取ろうか』『残業がなくなったし、みんなで遊べるゲームでも買おうか』なんて言い出します。それを聞いた子どもは大喜び。

夫は『前よりも増えた家族の時間を大切にしよう』と考えているのかもしれませんが、少しは家計のことも考えてほしいです」

「育児をいいとこ取り」準備と後片付けはすべて私・・・。

「テレワークに切り替わった夫は、以前より息子の遊び相手をするようになりました。工作に取り組んだり、たこ焼きパーティをしたりと、いろんなアイデアで息子を楽しませてくれます。息子も「パパずっとおうちで仕事して~」と喜んで、すっかりパパっ子になりました。

でも、工作に必要なモノを揃えたり、調理後の後片付けをするのはすべて私。夫は『家事も育児も協力している』つもりかもしれませんが、私の負担はむしろ増えましたね。正直なところ、もう夫のテレワーク生活はコリゴリです」

パートから帰宅。夫の姿にいつもゲンナリ

「スーパーのレジでパートをしています。扶養範囲内なので、私の稼ぎは微々たるものなのですが、コロナが流行り始めてから本当に忙しくて・・・。カゴの消毒や、お客様の入場制限など、マスクと手袋着用が必須なので、この暑さの中、何度倒れてしまうと思ったことか。

でも、疲れ切って帰宅して目に入るのは、クーラーの効いた部屋で寝転びながらパソコンをいじる、ステテコ姿のテレワーク夫。その横で小学生の息子が、『ママお腹すいた!今日の夕ごはん何~』と言うのですよ。

すぐに私は食事の準備を始めますが、キッチンのシンクには朝食時の洗い物がそのまま放置されている始末。ベランダには、雨に濡れた洗濯物が干しっぱなしになっていることも。

夫は全く家事に意識が向いていないんですよね。もし私がテレワークできる仕事だったらなぁ・・・なんて思ってしまいます」

さいごに

こうみると、子どもの遊び相手をしている、さらには子どもと同じ空間にいるだけで「育児をしている」「子どもと過ごす時間が増えた」と前向きに捉えている夫が多いように感じられます。

対して妻側は、夫の言動に伴う金銭的な負担や家事の増加にストレスを抱えているケースも。「テレワークのおかげで育児が楽になった」とは言い切れないのが現状のようです。

こうした夫婦間の意識の差を埋めていくことが、夫婦のすれ違いや、いわゆる「コロナ離婚」を回避する一つのカギなのではないかと筆者は考えます。

【参考】
「「外出自粛規制(ステイホーム)中の子育てに関する意識の変化等(https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20200707_01.pdf)」明治安田生命保険相互会社

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