「お金を貯める・殖やす」ための4つの方法。まだやってないなら早めに始めないと!
LIMO / 2020年8月24日 20時15分
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「お金を貯める・殖やす」ための4つの方法。まだやってないなら早めに始めないと!
「お金を貯めなきゃ」「老後資金を準備しないと…」と思いつつ、なかなか貯められていない人もいると思います。寿命が長くなっている今、老後資金を準備するなら余裕をもって30代のうちには始めておきたいものです。そこで今回は、早いうちに身につけておきたい「お金を貯めるための方法」について見ていきます。
確実にお金を貯めるため、自動振替を利用
まずは、そもそもお金を貯める習慣が身についていない、貯金がまったくできていない、という人に取り組んでみてほしい方法です。
とにかく確実にお金を貯めるためには、銀行の自動振替機能を使って給料日の翌営業日には貯蓄用口座に一定の金額を移動させましょう。この「先取り貯金」はお金を貯めるときの鉄則。それを実行に移すためにも、銀行の自動振替機能をフル活用するべきです。
たとえば、三菱UFJ銀行なら「定額自動送金サービス」という名称ですし、ネット系の楽天銀行なら「毎月おまかせ振込予約」という名称で提供されています。いったん始めれば後は手間がかからずにお金が確実に貯まる仕組みを、まずは一つ構築することができます。
iDeCo(イデコ)で確実に老後資金をつくる
iDeCo(イデコ)という名前を聞いたことはありますか? iDeCoとは、自分のために老後に使う年金を準備することができる制度(個人型確定拠出年金)のことです。
メリットは大きく3つ。1つ目は節税効果が見込めることです。個人年金保険で老後資金を準備しようと考えている人もいると思いますが、iDeCoの方がより大きな節税効果が望めます。というのは、iDeCoでは3つの場面で節税になるからです。
まずは掛け金が全額控除の対象となり、所得税・住民税が軽減されます。従来の個人年金にも税制優遇はありますが、控除限度額は所得税が40,000円、住民税が28,000円になっています。
また、iDeCoでは投資信託や定期預金などの金融商品を運用していくのですが、通常は運用によって得た利益には20.315%の税金がかかります。しかしiDeCoで運用した場合には運用益に税金がかかりません。これはかなり大きなメリットではないでしょうか。
さらに、iDeCoは年金か一時金で受け取りすることができますが、受け取り時にも控除があります。年金として受け取る場合には「公的年金等控除」の対象、一時金で受け取る場合には「退職所得控除」の対象となります。
2つ目のメリットは、月5,000円からという少額からでも始められること。それに加えて、サラリーマンの場合は毎月決まった金額を給料天引きにもできます(企業によっては対応していない場合もあります)。給料天引きを活用できれば、自然と先取り貯金のような形になるのです。
3つ目のメリットは、60歳にならないと引き出せないので確実に老後資金を貯めることができるという点です。60歳まで引き出せないと聞くと不安に感じる人もいるかもしれませんが、実はこれはとても大事なこと。何かあるたびに貯金を切り崩していたら、いつまで経っても老後資金は貯まらないからです。
iDeCoは加入している期間が長ければ長いほど、当然貯まるお金も多くなりますし節税効果の恩恵も多く受けられるようになります。できるだけ早く利用し始めることを検討してみてください。
少額投資で金融商品を買ってみる
今の時代、給料がどんどん上がるわけでもなく、超低金利なので預貯金だけではなかなかお金は殖えません。そのため、30代のうちに投資について勉強し、経験してみるのも貯蓄の選択肢を多くする一つの手です。
「投資で大損して資産を目減りさせてしまったという失敗話をよく耳にするから怖い」とか、「お金のことなんて難しくて、よくわからない」と思い込んでいる人がいるかもしれません。しかし、失敗の具体的な内容について聞いたことがありますか? 多くの場合、リスク管理をきちんとしていなかったり、無理のある資金管理をしていたことが大きな原因です。
投資はあくまで余裕資金、つまりなくなったとしても「まあ、いいか」と割り切れるお金でやるのが基本です。ゼロになったら即生活に困るような資金を投資につぎ込むのは明らかな間違いです。
お金のことはよくわからないと言う人もいますが、それではこの先お金とうまく付き合っていくことはできません。お金は私たちが小さい頃から馴染んできたものですし、若いうちからお金や投資の仕組みを知っておくことは、「お金のことはわからない」と言っている人よりも将来的に多くの選択肢を持つことにもなります。
お金や投資のことを知ったうえで「投資はしない」と決めるのならばいいのですが、何も知らない状態で「投資はしない」と決めてしまうのはもったいないでしょう。狭い選択肢の中からお金を貯める方法を考えなくてはなりません。
とはいえ、実践してみないことには、いくら理論を学んでも今一つピンとこないことも多いでしょう。そういうときには、お買い物や旅行などで貯まったポイントを使って投資を始めてみるという手もあります。
お買い物ついでに貯まったポイントなら、まさに余裕資金と言ってもいい部類のものでしょう。最近は100円もしくは1株から株が買える証券会社も増えてきたので、そういった少額から買うことができる証券会社を利用してポイントで株を買うのなら、ハードルも高くないのではないでしょうか。
「積み立て投資」なら悩まなくて済む!?
また、もっと投資に取り組んでみたいと思ったら「積み立て投資」を試してみてはどうでしょうか。
人間は感情に左右されやすい生き物です。たとえば、「持っているA社の株がかなり上昇しているけれど、まだ上がったらもっと儲かるかも」と思ったり、「B社の株が下落しているけれど、このまま持ち続ければいつか上がるかも」と思ったりして、なかなか利益確定や損切りということができなくなってしまうというのが初心者によくあるパターンです。
自分なりのルールをきちんと決めて、それに従って投資ができればいいのですが、いざ株価の変動を目の前にするとそうはいかないのが人間というもの。
そこで活用したいのが「積み立て投資」です。たとえば、毎月1万円分の投資信託Cを自動で買い付ける、という積み立て投資をするとしたら、そういう設定にしておけば自分で何もしなくても毎月1万円分の投資信託を購入してくれます。そのとき投資信託の価格が上がっているか下がっているかに関係なく、自動で買い付けてくれるのです。
これなら感情に左右されることもありません。感情に左右されないということは人間にとって本当に難しいことなので、こういうところは機械的な仕組みに頼ってしまうのも、ある意味賢い選択かもしれません。
おわりに
若いうちから色々なお金との付き合い方を知ることはとても大切です。若いうちからやっておけばよかった、と後悔しても遅いことはたくさんあります。特に老後資金の貯金はその最たるものと言えるでしょう。年を取ってから後悔しないためにも、今できることから始めてみましょう。
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