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節約上手さんになるための「家計簿活用術」&「買い物の工夫」

LIMO / 2020年8月23日 11時45分

節約上手さんになるための「家計簿活用術」&「買い物の工夫」

節約上手さんになるための「家計簿活用術」&「買い物の工夫」

~コロナ禍を乗り切るために、今始めたいこと~

お金を貯めるのって難しいですよね。増えてほしいのは「出費」ではなく「貯蓄」なのに・・・。うまくいかないなぁ、と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

そんな時は、家計簿を使ってお金の動きを把握することから始めてみませんか?普段の買い物をひと工夫するだけでできる節約術もご紹介していきます。

生活が苦しいと感じている世帯は50%超

厚生労働省が発表した「2019年 国民生活基礎調査の概況(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html)」を見てみると、「生活が苦しい」と感じている世帯は全体の半数以上であることがわかります。

その中でも特に割合が多かったのは、母子世帯や児童のいる世帯。母子世帯においては、86.7%もの人が苦しいと感じていることがわかりました。これは、税金や社会保険料の支払いなども大きく影響しているのではないかと推測されます。

私たちの家計を圧迫しているにもかかわらず、税金や社会保険料を節約することはできません。苦しい生活を乗り切るためには、まず日常的にかかる生活費を節約していくことが必要不可欠となってきます。

家計簿を正しくつけて節約上手に!

生活費を節約するためには、家計簿の活用がおすすめです。しかし、ただ漠然とつけるだけでは効果を発揮しません。大事なのは「目的を決めること」「項目を絞ること」「見返すこと」の3つです。

まずは、家計簿をつける目的をはっきりさせましょう。収支の状況を把握したいだけなのか、何かを購入するために貯蓄をしたいのか。それによって、どの項目に注目したらいいかも変わってきます。モチベーションを保つためにも、目的を決めることが大切です。

その次は、項目を絞ります。あまり細かく分けると、家計簿をつけること自体が負担になってしまうことも。まずは大ざっぱに「食費」「光熱費」「日用品費」など、4~8項目くらいにしてみるのがおすすめです。もっと詳しく把握したい項目が出てきたら、必要なものだけ増やしていきましょう。

最後に、家計簿はつけるだけでは意味がありません。月ごとの収支を比較し、改善していくことが大切。毎月見直すことで、貯蓄に回せる金額も定まってくるでしょう。

普段の生活や買い物を見直そう

家計簿をつけたら、今度は実践です。普段の買い物で見直せることがないか振り返ってみましょう。

「なんとなく」買っているものをやめる

コンビニでペットボトルのお茶を毎日買っている人はいませんか?これを水筒に変えるだけで、1日およそ100円、30日なら3000円もの節約になります。

また、新聞やサプリメントなどは本当に必要ですか?なんとなく習慣となってしまい、買い続けているものもあるはずです。1回は少ない金額でも、長い目で見ると大きな出費に。これをやめるだけで、貯蓄に回せるお金が増えるでしょう。

「お買い得品」に飛びつくのをガマンする

「セール品」「お買い得品」という言葉は魅力的。安く購入できるので、節約をした気分になります。まとめ買いしてストックしているという人も多いでしょう。しかし、これは逆効果になっている可能性があります。

「ストックがあるから大丈夫」と使い過ぎてしまったり、食品の期限を切らしてしまったりしたことはありませんか?これでは節約ではなく、無駄遣いですよね。「安い」ということだけに振り回されず、必要なものを必要な時に買うように考えを改めましょう。

クレジットカードをやめて「デビッドカード」を使う

「キャッシュレス・消費者還元事業」の効果で、クレジットカードを利用し始めた人も多いでしょう。便利なクレジットカードですが、管理が下手な人は使い過ぎてしまう可能性があります。使った金額が、口座残高にすぐ反映されないからです。

そんな人におすすめなのが、デビッドカード。クレジットカードのようにキャッシュレス決済ですが、支払った金額はすぐに口座残高に反映されます。ネットバンキングなどを活用すれば、管理もラク。残高分しか買い物ができないので、現金と同じ感覚で利用することができます。

「予想できる出費」専用の貯金をする

生活費以外に、「特別費」という項目を作ってお金を貯めておくことも大切です。これは、税金や車検など、年に数回、または数年に1回しか支払いがないものの費用のこと。

月々いくらずつ貯めればいいか計算して、別口座に貯金するのもいいでしょう。小分けにすれば1回の負担は少なくなります。「支払いが重なってお金が足りない」と焦ることもありません。家計簿で「見える化」すれば、計画も立てやすくなりますよ。

まとめ

税金や社会保険料など、もともと削ることができない項目を嘆いても仕方ありません。まずは、日頃の生活の工夫で取り組めそうな項目から、少しずつ節約をしていきましょう。家計簿を活用すれば、「ムダな出費」「必要な出費」が見えてきます。そこから、無理なくお金を貯めるヒントが見つかるかもしれません。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
「2019年 国民生活基礎調査の概況『II 各種世帯の所得等の状況 7 生活意識の状況(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html)』」厚生労働省
 

 

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