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節約しても達成感を得られない…見直したい「やってはいけない節約5つ」

LIMO / 2020年8月26日 20時15分

節約しても達成感を得られない…見直したい「やってはいけない節約5つ」

節約しても達成感を得られない…見直したい「やってはいけない節約5つ」

貯金・節約は身近なものである一方、自分に合った方法が見つからず、思うようにお金が貯まらないことも多々ありますよね。

金融広報中央委員会が令和元年6月14日~7月23日にかけて全国8,000世帯を調査した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2019/pdf/yoronf19.pdf)」によると、金融資産保有の中央値は419万円と、前年度よりも減少しているのだそう。

コロナ禍で金銭的な不安も増加する今、節約しているのに、なぜか余裕がない…。そんな人が「やってはいけない節約」と「どういった節約を積極的に行うべきか」をご紹介していきます。

節約しているのに、なぜか余裕がない

節約の目的は、教育や老後のため、または必要なときに必要な支出を行えるよう、生活に余裕を出すために行っているという人も多いのではないでしょうか。一方で、先ほどの「家計の金融行動に関する世論調査」では、直近1年間での家計運営について約半数近い世帯が「思ったより苦しかった」と回答しています。

「少しでも貯金を増やさないと将来が不安。それなのに、なぜか思うようにお金は増えません。今まさに気持ちに余裕がないというか、孤独で毎日楽しくないんですよね」(40代・Tさん)

「半年で100万という目標を掲げました。でも予定外の支出もありますし、結局毎月オーバーするので、ちょっとしたストレスです。5人家族で食費2万円代という話題を先日見ましたが、あんなふうにうまく回せないことに自己嫌悪」(30代・Nさん)

このように、節約に力を入れているのに、どうしても達成感を得られないという人も少なからずいるようです。そんな人は、もしかしたら「やってはいけない節約」になっているのかもしれませんよ。

やってはいけない節約方法5つ

【1】 過度に引き締めた節約生活

楽しみや趣味をそぎ落とし、過度に引き締めた節約生活では心の余裕がなくなります。目標を決めることは大切ですが、それにより負担をかけすぎてしまうことは本末転倒です。あまりに節約生活がつらいと、反動であるとき大出費してしまうという負のスパイラルに陥ってしまうことも。

【2】 目の前の「お得」を優先させてしまう

「あと300円で送料無料」「今ならキャッシュレス決済でポイント還元」こういったワードに弱い人は要注意。確かにポイントが戻ってきたり送料がかからなかったりと得する面があるかもしれませんが、そのために不要なものまで衝動買いしていることはありませんか?「本当にそれが必要なのか」を見極めて、目先のお得感に惑わされないようにしましょう。

【3】 健康を損なう方法での節約

「食費を抑えるためにごはんを抜く」「電気代をかけたくないからエアコンは使わない」といった、健康を損なうような節約は避けるべきです。栄養が不足したり熱中症になったりと、体調を崩してしまっては医療費がかさむ原因にもなります。お金を貯めるために命を危険にさらすことは無意味であると自覚しましょう。

【4】 人間関係や信頼を損なうような節約

お祝いのお返しやご祝儀など、信頼を損なうような部分の節約はやめましょう。信頼はお金で買えませんが、お金が原因で失うことはありえます。いざというときに頼れるのは、お金ではないことも多々あるものです。

【5】 節約に時間的なコストをかけすぎる

「1円安い野菜」を買うために30分かかるスーパーへ出かけるなど、時間的なコストをかけすぎるのも問題です。また、スーパーのはしごに車のガソリン代を費やしていたら意味がありませんよね。苦労の割に結果が伴わないため、時間だけではなく精神的な余裕を失うおそれもあります。

「お金がない・生活に余裕がない人」がやるべき節約方法

【支出の見直しをする】

毎月かかる「固定費」の見直しは、節約効果が大きいのでまず取り組むといいでしょう。格安スマホで通信費を抑える、保険を確認して重複している保険をはずすなど、一度抑えてしまうと一定の効果が得られるのがポイントです。小さなものでも、有料アプリや雑誌の定期購読など、実は不要になっているものがあるかもしれません。

また、習慣になってしまってつい見落としがちな支出にも目を向けてみましょう。米国の著名資産アドバイザーであるデヴィット・バック氏は、毎日1杯のコーヒーを頼むように「日々何気なく使ってしまうお金」のことを「ラテマネー」と呼んでいます。1杯のコーヒーをマイボトルに変えるだけで、着実に節約につながりますよ。

【節税方法を見直す】

iDeCo(イデコ)やつみたてNISAを利用すると、お金を貯めながら節税につなげることができます。また、住民税と所得税が控除される「ふるさと納税」は、地域の返礼品を受け取れるため、ちょっとした楽しみにつながるかもしれませんね。

【サステナブルな視点を持つ】

近年注目されている「サステナブル」とは「持続可能な」という意味をもち、フードロスやごみ問題など「エコ」な視点をもった暮らしを指しています。これは節約生活とも好相性。野菜を余すところなく使う、すぐ着なくなる安い流行服ではなく長く愛用できる服を選ぶなど、サステナブルな視点からものごとを考えていくと、自然と心にゆとりが生まれ、節約にもつながっていくはずです。

節約しつつ、生活を犠牲にしないことも大切に

節約というと「切り詰めた生活」をイメージしやすいですが、生活を犠牲にするような節約は長続きしません。極端な方法に頼らず、自分らしい生活を保ちながら、無駄のないよう適時見直していくといいでしょう。ゆっくりでも着実に、目標に向かって進めるような計画を考えてみてくださいね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参照】
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari/2019/pdf/yoronf19.pdf)」

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