コロナで気づいてしまった…「これって今後も縮小でいいかも」と思う5つのこと
LIMO / 2020年8月28日 7時0分
コロナで気づいてしまった…「これって今後も縮小でいいかも」と思う5つのこと
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との共存を真面目に考えると、生活様式や一般的な常識など変化が伴うことも多くあります。それを受け入れて新しい常識を作っている段階が今なのだろうと思います。
そんな中、時間を短縮したり、工程や規模を減らしてもいいのでは?と感じたことがありました。実際に経験した感想も踏まえこの記事で紹介していきます。
コロナで気づいたことの1つは「短縮のメリット」だった
COVID-19の感染が再拡大する中、筆者は「この先しばらくはコロナとの共存になるのだな」としみじみ思いました。一時的に収まったとしても、季節要因やウイルスの変異などがあって、この先も感染する人がゼロになることはないのかもしれません。
厚生労働省も新しい生活様式を提案していますし、これまでの常識が変わっているのは事実です。それを受け入れて新しいスタンダードを作っていくことも、この先には必要なのでしょう。
ここ数カ月間に筆者自身が特に感じたのは、「短縮されたことのメリット」でした。非常事態宣言が発令されているときにいろいろなことが短縮(あるいはカット)されていったとのことですが、実際に経験をしてみると意外と不自由ではないかもしれないと感じたこともありました。
今後の「withコロナ」でもそれは同じではないか。そう感じることを5つ紹介していきます。
卒業式や入学式などの式典
筆者には今年高校に入学した子どもがいるのですが、中学の卒業式と高校の入学式では、多くのことがカットされました。通常の卒業式は90分程度かかりますが、今回は半分程度の時間。高校の入学式にあたっては20分程度で終わったと記憶しています。来賓の挨拶がカットされたことが時間短縮につながったと思うのですが、挨拶がカットされたところで誰も文句は言いませんでした。
また緊急事態宣言中にお葬式があったのですが、家族葬のためにお焼香のみになるなど、式のあり方を考える出来事もありました。お葬式に関しては亡くなった方とちゃんとお別れをしたいという気持ちがあったり、宗教によっては考え方が違ったりもするので難しい点も多いのでしょう。でも今後もCOVID-19と共存していくのであれば、式の形も変わっていくのだろうなと感じます。
学校などのPTA活動
学校関係の行事も大幅にカットされました。上の子の学校では毎年伝統行事が行われますが、今年は中止が決定。文化祭も中止です。下の子の場合は文化祭は縮小ですが、今後の感染状況によっては変わってくると思います。
子どもたちにとっては思い出づくりの場がなくなり、寂しい気持ちもあるのでしょう。一方親が参加するPTA総会や授業参観はなくなりましたが、正直なところ支障はありません。筆者の子どもが高校生ということも関係していますが、PTAが決めた案に反対する保護者はいませんでした。
これは小中高と総会に参加してきた筆者が思うことではあるのですが、反対をしたところで余程の理由や欠陥がない限り変わらないからです。それに「自分がやりたくない役員を、他の人にしてもらっている」という気持ちもあるのでしょう。そのため今後も「決定事項の通知」でもいいのではないかなと思ってしまうのが正直なところです。
お店の営業時間や曜日別のセール
感染拡大防止のために、近くのスーパーの営業時間が9時から20時までになりました。それまでは7時から22時の営業だったので、4時間の短縮となります。筆者は早朝や夜遅くにスーパーに行くことはないのですが、周囲からも「スーパーの営業時間が短くなって困る」という声は聞こえてきません。
住んでいる場所が田舎に近いので、営業時間が長いからいいというわけではないのです。また日曜日の午前中に特売が行われていたお店でも、それがなくなりました。この特売、とにかく「密」になってしまうからです。1日を通して安売りをするようになったことで、混雑することもなく、余裕を持って買い物ができるようになりました。
自宅での食事メニュー
学校が休校になっていた時期、子どもたちのご飯作りが面倒だなと感じる時もありました。筆者は普段と変わらずに仕事をしていた(自宅で仕事をしています)ので、中断されるのが嫌でした。そのためワンプレートのご飯にしたり、レトルトや冷凍食品も活用していました。「おかずの縮小」です。
例えばカレーとスープ、牛丼と味噌汁というメニューでも全く問題ないこともわかりました。もちろん毎食ではなく、夕ご飯はボリュームを持たせるなどしていましたけれど、意外と縮小メニューは子ども受けするようです。ワンプレートや縮小メニューは今でも休日になると作っています。
通勤時間や通勤日数
筆者はもともと自宅で仕事をしているので通勤はありません。もちろんテレワークも活用していました。でも外出自粛を機にテレワークになった人もいて、通勤がなくなって楽になったという声もありました。
朝のバタバタがなくなったのはもちろんですが、通勤にかかる時間を他のことに使えるので、テレワークには賛成する意見も少なくありません。ただ家で仕事をするので(子どもが家にいる場合も)、集中できなかったり、仕事の時間の線引きが曖昧になるなど慣れないと仕事が捗らないこともあるようです。今後テレワークを取り入れる社会になるならば、仕事時間をきちんと決めるなど、家事と育児の線引きは課題になってくるのかなと考えています。
まとめ
COVID-19によって生活様式が変わっていく中で、筆者たちは「無駄」にも気づいたのかもしれません。省略できる部分はどんどん削っていくことで、効率的になることも多いでしょう。一方で削ってはいけないこともあるでしょうから、そこは以前の様式に戻していくというように、物事を分けていくことも求められそうです。
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