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気になる隣人の「貯蓄額」1000万円以上ある世帯はどのくらい?

LIMO / 2020年8月28日 20時15分

気になる隣人の「貯蓄額」1000万円以上ある世帯はどのくらい?

気になる隣人の「貯蓄額」1000万円以上ある世帯はどのくらい?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が経済に大打撃を与えたことで「まさかここまで収入が途絶えるなんて思ってもいなかった」と金銭面の不安を抱える人も多い現在、改めて関心が高まる「もしものときへのお金の備え」。

老後は夫婦で約2000万円程度の貯蓄が必要ともいわれた、いわゆる「老後2000万円問題」も気になりますよね。

そこで今回は、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/19bunruif001.html)」のデータから、世間一般の貯蓄事情について考察してみましょう。

同世代はどれくらい「持っている」?

「今回の“コロナ騒動”で、自営業の我が家は月収ゼロという事態に。貯金を切り崩しながらなんとか乗り切っていますが、本当に不安です。やはり日ごろからの資産管理の意識がモノをいいますね」(HG 40歳)

「定年後は夫婦でのんびり趣味や旅行三昧を実現したいです。やはりまとまった額の貯蓄がないとダメですよね。同世代の人たちの蓄えは、現時点でどのくらい?」(KK 48歳)

老後を見据えた人生設計や、今回の“コロナ騒動”のような不測の事態に備え、改めて見直したい貯蓄。先述の、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」の「金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)」によると、貯蓄1000万円以上を保有している世帯の世代別値は、以下のような結果が出ています。

【30代】13.2%(平均保有額529万円)
【40代】20.1%(平均保有額694万円)
【50代】35.5%(平均保有額1194万円)
【60代】40.1%(平均保有額1635円)

「うちもそうかも!」お金が貯まらない世帯の特徴

前項を見て、「うちは平均以下!」と思ったあなた、日常的な見直しから始めてみてはいかがでしょうか。例えば以下のような点に、思い当たることはありませんか?

家計簿をつけていない

「買い物のたびにレシートはもらうものの、帰宅して保管箱に入れたらそのまま。月末にふと気が向いて総額を計算したところ、想像をはるかに超える出費になっていて愕然としました」(CF 37歳)

「キャッシュレス化が進んでカード払いを気軽に利用していた私。翌月、届いた支払明細を見て青ざめました。やはりその都度、支出額は把握しておかなくては」(RM 34歳)

仕事に家事にと、忙しさの中でつい忘れてしまいがちな収支の記録。しかし、「今日1日、何にいくら使ったか」を管理しておかないと、出費が想像以上に膨らんでしまうこともありそうです。特にキャッスレス決済はその場に現金の持ち合わせがなくても買い物ができてしまうため、自己管理が必要です。

収入が増えた分だけ“自分にご褒美”支出も増えている

「先月は夫の残業が多く、収入増。せっかくだから奮発してフレンチレストランでディナーをしてしまいました。が、考えてみると、我が家は臨時収入があるとすぐに娯楽などに使っている気が」(AU 40歳)

収入が増えると、「自分にご褒美」といつもより少し気持ちが大きくなってしまうのも、よくあることかもしれません。しかしこれが毎回となれば、やはり「貯まらない生活」となってしまいますね。

夫婦間でお金の使い方を話し合わない

「共稼ぎの我が家。私はお互いの夏のボーナスから決まった額を出し合って、将来への貯金にまわしたかったのに、夫は私に何のことわりもなく車の買い替えを検討していました」(MD 31歳)

夫婦といえども、お互いが異なる価値観や優先順位を持っていることもあります。貯金や用途別の予算管理など、日頃からコミュニケーションをとって話し合っておかないと、こちらの事例のようになってしまいそうですね。

 賢い貯め方とは?

さて、今から少しでも「1000万円」に早く到達するために、どのようなことに気をつけて生活したらよいのでしょうか。

不要な支出を減らす

「本当に小さなことですが、まず身の回りの不要な支出について見直しました。あまり利用していなかったジムを退会したり、夫のランチをお弁当にしたり。タクシーも1メーター分なら乗らずに歩くなど」(AM 38歳)

自動定額預金をする

「給与口座を開設している銀行で、自動定額預金を始めました。積立日を給料日に設定しておけば、毎月自動的に預金分を引いた額が口座に入金されるため、知らず知らずのうちにお金が貯まる感じです」(SJ 30歳)

将来の計画書を作る

「夫婦で脱サラして、小さな雑貨屋を開業するのが夢。そのために開業を5年後に定め、中・長期計画を立てました。総額いくら必要で、そのためにどんな準備が必要か、といったことを年単位・月単位・さらには週単位で落とし込んでいくと、夢が具体的になってきて、お金の使い方もかなり考えるように」(KI 45歳)

貯蓄は、「大きな目標」を立て、それを実現するための中目標や、日々の細々とした節約にいたる小目標まで具体的に考えていくと成功しやすいといえるのかもしれませんね。

将来を具体的に見据えて貯蓄の見直しを

急な災害や病気など、予期せぬ出費も考慮して、日頃からお金の管理には真剣に取り組みたいものですね。まずは収支額をきちんと把握し、毎月の必要経費の確保、そして“心のゆとり維持費”を月収に合った比率で捻出しながらいくのもよいでしょう。
将来を具体的に見据え、目標額に到達したときの達成感を想像しながら、コツコツと増やしていきませんか?


【ご参考】
貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点
の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。


【参照】
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/19bunruif001.html)」

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