家計簿をつけ始めたら赤字に転落!?…忘れちゃいけない“使い方の大原則”!
LIMO / 2020年9月1日 11時0分
家計簿をつけ始めたら赤字に転落!?…忘れちゃいけない“使い方の大原則”!
節約や貯蓄の王道ともいえるのが「家計簿をつける」こと。家計簿つけが日課…という人も少なくないはず。しかし気をつけないと、家計簿をつけることが逆効果になってしまう人もいるようです。
今回は、家計簿をつけることで、家計がまさかの赤字になってしまった…というエピソードをご紹介しましょう。
ギリギリ生活改善のため「家計簿」にトライ
「私には家計簿は向いていませんでした…」そう言って肩を落とすのは主婦のAさん。Aさん一家の家計管理はAさんの担当。
Aさんは、夫の毎月の給料を固定費・光熱費・食費…と支出項目ごとに予算分けして、その予算の範囲で生活するようにしていたそうです。
「毎月赤字にはならなくとも、生活はギリギリ。でも、なんとか節約すれば生活できるのと、まだ子供が小さいので、今のところは一馬力でやりくりを頑張ろうと思っています」
ある日、ネットで節約方法を検索していたAさん、「節約の第一歩は家計簿をつけること」という記事を目にします。その記事を読み進むにつれ、Aさんは…
「そういえば私、家計簿つけてないな…。もしかしたら家計簿をつけずに大まかな予算で済ませていたのがいけなかったのかも」
と反省。さっそく家計簿をつけることを決意。と同時に、毎月の予算分けも一旦ストップしたそうです。
「家計簿」はつけた後が肝心!
さて、実際に家計簿をつけはじめて、Aさんの生活にはどのような変化があらわれたのでしょうか?
「実は…家計簿をつけはじめてから貯金どころか、生活費が赤字になりました」
Aさん宅の家計が赤字に転落した原因…それはなんと「家計簿」だというのです。
「予算を分けてやりくりしていたころは、あらかじめ給料から2万円を『貯蓄費』として貯金するようにしていました。それに、予算も決まっていたので、頭の中で『今月は後いくらでやりくり…』とある程度の残金を把握できていたんです。それが家計簿をつけはじめたら、『つけること』に満足してしまって見返すこともしなかった…というより、細かく記入していくのが想像以上に大変で、見返す気力がなくなって…。当然、使った分を記入するだけなんで、残金がいくらあるかも把握できてないですよね」
家計簿をつけたら「今まで以上に貯金できる」と信じて疑わなかったAさん。ふたを開けると、2万円+αの貯金どころか、なんと約5千円の赤字に。
「結局家計簿って、無駄な出費はなかったか、他に節約できるところがないか…と見返すためにつけるんですよね。私みたいに、“ただ家計簿をつけただけで節約している気になる”タイプには、向いてなかったようです」
Aさんは、今では元の「予算分け管理」に戻してコツコツと貯金を頑張っているそうです。
他にもある…家計簿の失敗パターン
意外と「家計簿つけに挫折した」「家計簿でかえって家計管理がうまくいかなくなった」という人は多いようです。例えば…
お財布の中の残金と家計簿で計算した残額が合わないことがストレスになり、早々にギブアップ。
最初はきっちりとつけていたけれど、だんだんと数日に1回まとめてつけるように。結局「後で家計簿につけよう」と、とっておいたレシートばかりが増えて…。
スマホの家計簿アプリを使っていたけれど、機種変更の際にバックアップを忘れてしまい…もう一度つけよう、という心が折れた。
ただ家計簿に記入していただけなので、何の節約効果も意識も生まれなかった。
──などなど。
「面倒くさいけれど家計簿をつけなければいけない」という義務感で、イヤイヤ家計簿をつけていた人は、ちょっとしたことで挫折してしまいがち。そして、家計簿つけに失敗すると…
「私は家計簿もつけられない、お金の管理ができないダメな人間なんだ…」
と自己嫌悪に陥ってしまうようです。
しかし、人間だれしも向き不向きがあるもの。家計簿は家計管理のひとつの方法でしかないのですから、自分に合った家計管理の方法を見つけられるのなら、何も家計簿に固執する必要はないのです。
まとめ
家計簿に悪戦苦闘した挙句に挫折して、「自分は家計簿もつけられないんだ」と自己嫌悪に陥る…。これでは、家計簿が節約や貯蓄の味方になるどころか、百害あって一利なし。
確かに家計簿は家計管理の基本、王道ではありますが「絶対にしなくてはならない」ことではないのです。自分なりの方法で家計の流れを把握して、貯蓄ができているのならそれでOK!
くれぐれも「家計簿神話」にまどわされないようにしましょう。
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