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文鳥を飼うのにかかる“意外な費用”。愛らしさに癒されているけれど…

LIMO / 2020年9月7日 10時0分

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文鳥を飼うのにかかる“意外な費用”。愛らしさに癒されているけれど…

いま、わが家には2羽の文鳥がいます。飼いはじめたのは、5年前のこと。ペットショップでポツンと売れ残っていた子に一目惚れしたのが始まりでした。

以来、愛らしさに癒されながらもお世話に追われる毎日。生き物なのでエサ代などはかかりますが、もちろんこれは飼う前から想定内です。

しかし、想定外の“実は結構かかっている!”費用があることに、飼っているうちに気がついたのです。今回は、文鳥を飼ってみてわかった意外な費用についてお伝えします。

【消耗品費】ティッシュの消費がこんなにも激しいとは!

文鳥をはじめとする小型の鳥には、犬や猫のようにトイレを決められた場所でするという習性はありません。したいと思ったときに、その場所でします。

これは、自然界の中で鳥が弱い生き物であることが関係しているようです。野生の鳥は天敵であるヘビなどから素早く逃げるため、溜まったものを素早く体の外に出して常に体重を軽くしておき、万一のときにすぐ動けるように備えています。野生の鳥だけでなく、飼育されている鳥も同じ習性を持っていることがほどんどです。

トイレのしつけも難しく、ケージ内のいたるところにフンをしますし、放鳥(ケージから出して室内で遊ばせること)の際は部屋がフンだらけになることもしばしば。落ちているモノを取り除くときはティッシュを使います。鳥の習性で “小出し”にするため、日々フンを追いかけては何枚もティッシュを使うことに…。

文鳥を飼い始めてから、わが家のティッシュ消費量は以前の3倍くらいになったように感じます。習性である以上、仕方のないことではありますが、地味にイタい出費のひとつになっています。

犬や猫のお世話でもいろいろな消耗品が必要になりますが、鳥の飼育においても同じことが言えます。「こんな小さな子でも、やっぱり生活のために消費するものが結構あるのね」とあらためて感じさせられました。

【水道光熱費】ちょっとずつだけど…年額で見たら恐ろしいかも

文鳥はきれい好きで、自分のからだを清潔に保つために1日に何回か水浴びをします。飼育書にも「健康な個体は毎日1回水浴びを」と書かれているくらいで、わが家でもお風呂(水を入れた小鉢サイズの器)を常にケージ内にセットしています。

人間のように浴槽に何リットルも溜めて…ということはありませんが、毎日のことなので、長い目で見ればかなりの量。わが家では朝と晩、日に2回のケージ掃除のたびに約200mLをお風呂の水として取り換えるため、1日400mL使っていることになります。これが1週間だと2.8L、30日間では12L必要な計算になります。

また、ケージが汚れたままだと病気になるおそれがあるので、常に清潔に保たなければいけません。月1回程度はケージ全体を丸洗いして熱湯消毒を行うのですが、このときにも水道代とガス代がかかっています。

さらに、文鳥は元々温暖な気候の土地で生まれたため、寒さが苦手。体が小さいので冷えやすく、温度差は命取りになる場合もあります。だいたい25〜30℃が快適に過ごせるラインで、この温度を下回る日本の冬場は、どうしても専用の電気ヒーターが必要です。

放鳥時には、部屋全体もエアコンやオイルヒーターなどを駆使して、適温にキープ。温度だけでなく湿度も大切で、低すぎるとこれまた病気にかかりやすくなります。文鳥のために空気清浄機を稼働させることも。これらの機械を動かすには、当然ながら電気が必要です。

文鳥を飼うことと、水道光熱費というランニングコストは、切っても切り離せない関係なのです。

【おもちゃ代】意外と好みにうるさい…まるっと無駄になることも

ストレスや運動不足を解消するために、文鳥におもちゃを与えることがあります。しかし、飼い主の買ってきたもので喜んで遊んでくれるとは限らず、全く遊ばない、もしくは1回遊んだら気が済んで後は見向きもしないこともあるんです。

気に入った1つのおもちゃにご執心で、他には目もくれないことも。良かれと思って「そろそろ新しいものを…」と買ってきても遊んでくれず、がっかりさせられることが度々ありました。とくに2羽のうち一方の子は怖がりなので、見慣れないものには近づこうとせず、基本的におもちゃには消極的。でも、ブランコだけはお気に入りで、小さい時から5歳になった現在にいたるまで愛用し続けています。新しいおもちゃを与えても、結局は慣れたブランコに戻っていってしまうのです…。

せっかく買ってきたおもちゃもただの置き物と化し、おもちゃ代が丸々無駄に。購入前に試すわけにもいかないので、おもちゃを買い与えることは、ある意味“賭け”に近いかもしれません。

彼らの何がそうさせるのかはわかりませんが、意外と好みにうるさく、個性があります。まるで人間みたいです。

【服飾費】「お世話するときに着られる服」が買う基準に…

文鳥は好奇心旺盛。何かを確認したいときはくちばしでつついて確かめようとします。服に飾りとしてついている小さいビーズやボタンなどが気になり、つついていた末に誤って食べてしまう場合があるので要注意です。

お世話するとき、手に乗せて遊ぶときなど、誤飲することのないよう飾りのついた服を買うのを避けているうちに、いつの間にかシンプルな服ばかりになっていた…という飼い主さんもいるくらいです。

また、文鳥は派手な色や柄が苦手と言われています。わが家の文鳥も赤色や濃い青色などが苦手で、そんな色の服装で近づくと威嚇したり飛んで逃げていこうとします。

苦手な色には個体差があるようですが、飼い主の好みの色と文鳥の苦手な色が一致してしまったときは悲惨です…。文鳥のお世話に支障をきたす場合には、違う服を新たに購入することも視野に入れる必要があるかもしれません。

まとめ

文鳥は犬や猫のように体が大きいわけではありませんが、犬や猫を飼うときと同じくらい、あるいは体が小さいがゆえに、それ以上に費用がかかっているという印象があります。エサ代や動物病院の受診費用などはイメージしやすい部分ですが、見えない部分の費用が意外とかさむ場合もあります。

今後、文鳥をお迎えしようと考えている人は、飼育について学んだうえで、こういったコストについてもきちんと考え、本当に飼えるのかどうかをしっかり検討するようにしてくださいね。

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