コロナ禍をきっかけに、みんながお金をかけるようになったものは何?
LIMO / 2020年9月2日 20時15分
コロナ禍をきっかけに、みんながお金をかけるようになったものは何?
新型コロナウイルスは、いまだ私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしています。今までの生活がガラリと変わり、長引く影響に気疲れを感じている人も多いかもしれません。
このような日常生活の変化に伴い、お金の使い方にもさまざまな変化が表れてきているようです。そこで今回は、コロナ禍をきっかけに、みんながお金をかけるようになったものについて、最新の調査データを元に詳しく見ていきたいと思います。
コロナ禍をきっかけに、みんながお金をかけるようになったものトップ5
スターツ出版株式会社が運営する女性サイト「OZmall」が発表した、アンケート調査「コロナ禍でお金の使い方はどう変わった?」(期間:2020/6/4~6/11 オズモール調べ)によると、コロナ禍をきっかけにみんながお金をかけるようになったものはトップ5は、以下のグラフのような結果になりました。
飲食にかかわる出費が上位3項目にランクイン
グラフのように、上位3項目は「食料品」「テイクアウト」「酒類」となりました。これらは、自宅での飲食に関連する出費ですので、外出自粛により在宅時間が増えたことから予想通りの結果と言えるのではないでしょうか。
また、外出自粛によってレジャーやショッピングを楽しむ頻度が減ってしまったことから、その代わりに「食べること・飲むことを楽しもう」というように、娯楽対象の変化も影響していると言えそうです。
このように、飲食によって「おうち時間」を楽しめるのは良いことなのですが、一方で食費が家計を圧迫してくる可能性も否めません。実際に、国内No.1のレシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely株式会社が、今年6月に公表した「食費に関する意識調査」によると、今後減らしたい支出に71.4%もの人が「食費」と回答しています。
自宅での時間を楽しめるように工夫しつつも、コロナ禍が収束してきたら再度節約に力を入れていきたいという人も多いようですね。
「日用品」はネット購入が増加している
先ほどの「OZmall」の調査では、4位には「日用品」がランクインしました。今年2月~3月頃には、スーパーやドラッグストアにおいて、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品の買い占めが問題になったのは記憶に新しいでしょう。
その他にも、「日用品」にはマスクや消毒用アルコール、ハンドソープなどが含まれ、コロナの長引く影響で消費量が増加していることが要因と考えられます。また、「いつ買い占めが起こるかわからない」「買い物に行く回数を減らしたい」という理由から、ストックとして多めに買っている方もいるかもしれません。
実際にコロナ禍以降、「日用品」をインターネットで購入する人は増えているようです。
株式会社ヴァリューズが、今年6月に公表した「新型コロナウイルスの感染拡大によって変化した働き方や消費意識に関するアンケート調査」によると、新型コロナウイルスの流行後にインターネットで購入・契約したものとして最も多かった回答は、「食べ物の出前や宅配、持ち帰り」や「食材」などを差し置いて、「日用品」がトップに挙げられました。
これは、店舗に足を運ぶことを懸念した結果、ネット購入に利便性を感じたユーザーが多かった結果と言えそうです。
今後も利用意向が高めな「オンラインサービス」
さて、「OZmall」の調査では、5位にランクインした「オンラインサービス」。新型コロナウイルスの感染拡大によって、パソコンやスマホの画面を見ている時間が増えた方も多いのではないでしょうか。
LINEリサーチが実施した「LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査」によると、コロナ禍で利用経験があるオンラインサービスとして「オンライン飲み会」が全体で4割弱、次いで「オンラインミーティング」「デリバリー・出前サービス」が3割弱と続きました。
外出自粛により、交友関係や働き方、食事の用意など、日常の中の多くの行動がオンライン上で完結するようになったことがわかります。
「オンライン飲み会」は、飲食店の休業要請が解除されたことで利用頻度は落ち着いてきているようですが、「デリバリー・出前サービス」のほか、「ネットスーパー」や「オンライン学習」などは、今後も利用意向が高いことが調査から明らかになっています。
コロナ禍が収束した後も、オンラインサービスは私たちの生活に身近な存在であり続けるのかもしれませんね。
まとめ
本記事では、さまざまな調査データを元に、コロナ禍をきっかけに、みんながお金をかけるようになったものについて見てきました。みなさんも、心当たりのあるものがあったのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活は大きく変わりました。コロナ禍がきっかけに、便利なオンラインサービスとの出会いや従来の働き方の見直しなど、今後の生活にも役立つ部分は積極的に取り入れていきたいものですね。
【参考】
・「コロナ禍でお金の使い方はどう変わった?(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001213.000000607.html)」(スターツ出版株式会社)
・「食費に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000019382.html)」(dely株式会社)
・「新型コロナウイルスの感染拡大によって変化した働き方や消費意識に関するアンケート調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000007396.html)」(株式会社ヴァリューズ)
・「LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査(http://research-platform.line.me/archives/35568341.html)」(LINEリサーチ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ママ友は教育資金を貯めるため「外食は絶対しない!」と言っています。「外食ゼロ」って私は耐えられませんが年間どのくらい貯められるものなのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月5日 23時0分
-
生成AIの活用用途は「データ分析」と8割が回答|金融業界のマーケティング実施状況調査結果
PR TIMES / 2024年8月30日 22時40分
-
「年金は月に5万円」73歳ブロガーの“食費は月1万円”、ガマンはしない老後不安を跳ね返す充実生活
週刊女性PRIME / 2024年8月25日 11時0分
-
お金がない理由1位は「食料品への出費」が原因!? 食費って月にいくらなら普通?家計をうまくやりくりする秘訣とは
ファイナンシャルフィールド / 2024年8月25日 2時20分
-
生成AIの活用用途は「データ分析・戦略立案」と約7割が回答|IT業界のマーケティング実施状況調査結果
PR TIMES / 2024年8月21日 15時40分
ランキング
-
1高齢者のダイエットは危険!実は寿命を削ってしまう可能性もあることが判明
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月19日 11時0分
-
2マイナ保険証では"大損"する人が続出…廃止される健康保険証だけに記載された最重要情報で医療費は雲泥の差
プレジデントオンライン / 2024年9月19日 10時15分
-
3ローソン、107円になる「長すぎるパン」を発売 「大きすぎるパン」も KDDIと共同開発した背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月19日 16時44分
-
4日系企業、社員の一時帰国容認も=邦人に募る不安―中国・男児襲撃事件
時事通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
5お金持ち流!100円ショップで買うもの・買わないもの
オールアバウト / 2024年9月18日 21時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください