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テレワークであぶり出された「仕事ができない人」のダメなところって何?

LIMO / 2020年9月8日 20時25分

テレワークであぶり出された「仕事ができない人」のダメなところって何?

テレワークであぶり出された「仕事ができない人」のダメなところって何?

コロナ禍で突然テレワークが始まった、という人も少なくないのではないでしょうか。このテレワークで働き方がガラッと変わったことで、仕事が「できない人」と「できる人」の差が見えるようになったという声も聞こえてきます。そこで今回は、テレワークをしている会社員に、どんなところに差があるのか話を聞いてみました。

事前の報告・相談ができないとミスが増える

IT企業で働く30代のAさんは、テレワークだからこそいつも以上にコミュニケーションが大事だと言います。

「テレワークでコミュニケーションがおろそかになると、誰が何をやっているか見えづらくなる。上司がフォローしてくれることも少なくなって、ミスの芽が摘めなくなっている気がする。同僚の中でも特に上司とコミュニケーションが取れていない人は、ミスがより大きなミスを呼んで、後々それが露見してマズイ事態になっている」のだそう。

テレワークでは基本的には家で1人で働き、打ち合わせや会議があるとビデオチャットをつないでいるという人が一般的ではないでしょうか。そういう場合、対面でのコミュニケーションよりも1対1のコミュニケーションが取れなくなって、相談しにくいという人もいるようです。

「ちょっとした相談でも『Zoomで時間取ってもらえませんか?』と尋ねて、アポを取る必要がある。会社に出社していたら、すぐ席まで行って話しかけて1分で済むような話なのに…。でもそれを怠ると小さなミスのうちに軌道修正をすることができないし、上司にしても適切なタイミングでフォローできないと思う」と話すAさん。

上記の「マズイ事態になっている」Aさんの同僚は1人で仕事を抱えて、爆発するまで手のうちに隠しておくタイプなのだそう。上司は「もっと早く相談してくれたら、他部署に迷惑をかけるレベルの爆弾にならずに済んだのでは」と嘆いていたと言います。

それを聞いてから、Aさん自身はこまめにチャットやメール、電話やZoomを使って上司とコミュニケーションを取っているそうです。

基本的なことができないと淘汰される

金融機関で働くBさんは、「テレワークになって、朝礼や会議でぼけーっとしていられなくなったし、だれかの仕事を横から見てマネすることもできない。ちょっとしたごまかしがきかなくなった」と感じているのだそう。

「朝礼で話をろくに聞いていない先輩がいて、いつも『さっき朝礼で言ってた〇〇のことって、どういう話だった?』って聞いてきていた。その先輩はテレワークになってチャットで聞いてくるようになったけれど、私がチャットの返事をしなければ大事な話を聞き逃したままになる。私も意地悪かなと思ったけれど、そもそもその人が聞いていないのが悪い」と話します。

「社会人になったら『誰かが教えてくれるかも』なんていう態度は甘い。会議でも何でも、人の話を聞く、わからなければその場で尋ねる、大事なことはメモを取る…。こんなのは新卒に言うような基本的なこと。それができない人は、もうどんどん置いていかれているなと思う」と続けるBさん。

「報連相も同じ。報連相ができないとつまらないミスをしたり、後から話がひっくり返って大変なことになっているのをよく見るようになっている」とのこと。テレワークになると、ごまかしやその場の雰囲気でなんとなくやる、というのは通用しなくなるのかもしれません。

自分で考えることをしない人は行き詰まる

情報ベンダーの営業職として働くCさんは「テレワークになったら、自分の考えがなく、人の言うことに便乗するだけで乗り切ってきた人たちは、どんどん仕事が進まなくなっている」と話します。

「テレワークになったら1人で仕事をするのが当たり前になるし、誰かに何か聞くのも基本は文章にしないといけない。自分で考えるクセがついていない人って、普段人に話しかけていろいろと教えてもらっていることが多いけれど、そうやって他力本願なのが上司に把握されやすくなっている」のだそう。

「上司にいい顔をしたいのにプライドが高いので人に聞けず、かといって自分で考えることを普段していないからどうすればいいかわからなくてドツボにはまっている先輩がいる。今まで人に頼りっぱなし、人に便乗しっぱなしでなんとかうまくやってきた人たちがあぶりだされているのを横目に仕事をしている」と話します。

たしかに普段から自分で考えて仕事をしていない人は、テレワークになったからと言って急に自分の頭で考えられるようになるわけがありません。うわべだけの仕事をしてきた人にとってはかなりシビアな環境になっているということもあるのでしょう。

すぐに取り掛かることが大事

一方で、仕事ができる人の特徴として、前出の金融機関勤務のBさんは「仕事に取り掛かるのが早い」ことを挙げます。

「仕事ができない人はだらだら先延ばししたり、余計なことを考えて取り掛かるのが遅くなったりしてしまう。さっさと取り掛かればサクサク終わる仕事も多いのに、それを積み上げておくタイプの人は仕事ができない人認定されがち」というBさん。

「テレワークになったらいっそう、『面倒だな』とやり始めないままなのか、仕事が上がってくるのが遅くなったり、グダグダ余計なことを考えてしまうから注意散漫になってミスが増える」とのことでした。

たしかにサクっと終わるような仕事も、溜めてしまうと時間がかかる仕事になってしまいます。早めに終わるものからどんどん終わらせる、というのが仕事ができる人のやり方なのかもしれませんね。

おわりに

仕事ができない人とできる人の差について、普段感じていることを話してもらいました。周囲の人の仕事ぶりや仕事への姿勢を見て学ぶことも多いと思います。テレワークだと自分から積極的に働きかけることが必要なのかもしれませんが、そういうところで得られた学びを活かしていきたいものですね。

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