苦痛なママ友付き合いを断捨離できた! コロナで見えた価値観の違い
LIMO / 2020年9月9日 11時0分
![苦痛なママ友付き合いを断捨離できた! コロナで見えた価値観の違い](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_19181_0-small.jpg)
苦痛なママ友付き合いを断捨離できた! コロナで見えた価値観の違い
2020年は新型コロナウイルスによって大きな変化の波が突然押し寄せてきました。特に、数人以上での会食を始めとして、人と会うことを控えるようになった方も多いことでしょう。子どものいる家庭では、園行事や学校行事がほとんどなくなったこともあり、ママ友と顔を合わせる機会が激減したと思います。
この半年間で人付き合いが劇的に変わった今、定期的にママ友仲間で集まっていたママたちにどんな心の変化が起きたのでしょうか。
必要のないお付き合いを全て断ち切ったAさん
筆者の身内に、押しに弱く、誘いを断れないAさんがいます。そんなAさんから先日「コロナ禍を契機に不要なお付き合いを全て断ち切ることに成功」という報告が届きました。
お人好しで断ることを苦にするタイプのAさんは、子ども絡みで声を掛けられたママと次々にLINE交換をし、参加しているグループ数があっという間に増加。「今度ランチをしましょう」とグループ内の誰かから誘いがあれば、何かの予定と重ならない限り顔を出しては疲れる…を繰り返していたのです。
もともと外に出るのが好きではないAさんは、「子どものため」と自分に言い聞かせてママ友たちとのお付き合いをしていたこともあり、精神的苦痛を自覚するようになっていました。
しかし、いきなり断るのも気が引けると悩んでいた矢先、新型コロナウイルスの感染拡大によって各方面からのお誘いがストップ。不要不急の外出を控え、家で過ごす時間が格段に増えたことで今までどれだけ無理をしていたか気がついたそうです。
「子どもにプラスに働くと思って深く考えずに交友関係を広げていったけど、ストレスを抱えていると子どもや夫に当たることもあるから今回見直すことができて良かった」とメッセージの文末に記していたのが印象的でした。
本当に付き合うべき人が見えてきたKさん
一方、筆者の旧友で社交的なKさんは、子ども関係と自分の習い事関係の2つの交友関係を築いてきました。定期的にランチ会やお茶会を開いていましたが、コロナ禍でそうした会食の機会はなくなりました。
しかし、非常事態だし大勢で会食するのは感染が収束したり有効なワクチンができるまで無理、と思っていたKさんに驚きのメッセージが届きました。
「皆で食事やお菓子を持ち寄ってホームパーティーをしよう」と提案してきたママがいたのです。一瞬見間違いかと思ったAさんは一言一句確認するよう読みましたが、やはりそれはホームパーティーのお誘い。
学校が臨時休校になって親子ともども窮屈な思いをしているものの、この緊急時に集まって食事をすることなど思もつかなかったKさんは言葉を失ったといいます。
しばらくメッセージを無視していましたが、話に乗っているママも何人かいてさらに絶句。「ちょっと自分と考え方が違うのかも」と今までマメに返信していたグループ内のメッセージも少しずつ減らして様子を見ることにしたそうです。
6月に学校再開となると、複数のママが「外のお店だとまだ視線が痛いし休日に家族みんなでBBQしよう」と誘うようになってきました。屋外とはいえ、大勢の人と会食するのはまだ危険と考えているKさんは「コロナで色々と大変だけど、ママたちの本性が分かったのはラッキーだった」と教えてくれました。
ママ友と情報交換する機会は減ったけれど…
さて、筆者は交友範囲が狭いものの、学校行事で知り合いのママたちと会えば色々とお互いの近況を話すタイプです。
これまでも、ごく親しい人から会食のお誘いがあれば参加していましたが、新型コロナウイルスによって状況は一変。授業参観や運動会を筆頭に親が参加する学校行事の今年度の開催は見送られ、自然に他のママたちと会う機会はほぼなくなりました。
今まで普通に顔を合わせていたママ友と会わなくなったことのデメリットをあげるなら、学校に関する情報交換ができないことでしょう。
「メールやLINEのやり取りで聞くまでもないけど他のママの話も聞きたい」という時、学校行事は最適な情報交換の場でした。しかし今年度は子ども経由でしか学校の様子が分かりません。
筆者の場合、ママ友との会話は、自分の子どもたちから聞いた学校のクラスや先生の雰囲気と、他のママや子どもが感じていることが違うかどうか確認する機会になっていました。
子どもの言うことが大袈裟なケースもあります。他者の話に耳を傾けることで全体像が見えてくるため、ママたちの情報は軽視できないと考えていたのです。
しかし、蓋を開ければ何の問題もなく過ごしています。ママ友との交流はほぼなくなりましたが、大事が起きない限り今の状態でも違和感なく過ごせると感じています。
人間関係を根本的に見直すきっかけに
今年は生活スタイルだけではなく、これまで当たり前と感じていた人間関係の在り方も転換期を迎えつつあります。緊急事態によって垣間見たママ友と自分の考え方の違いは、その後の付き合い方にも影響を及ぼしています。
人と人が直接会って話をすることすら以前と比べ物にならないくらいハードルが高くなっていますが、無理に交際を続ければ心身ともに疲れてしまうこともあるでしょう。筆者自身はママ友と会わなくても何も変わらないのに我ながら驚いています。
今回のコロナ禍は、今まで流れに任せていたママ友付き合いを見直すには良い機会なのかもしれませんね。
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