転職に前向きな人が増えた?withコロナ時代の「転職先選びのポイント」1位とは
LIMO / 2020年9月12日 18時45分
転職に前向きな人が増えた?withコロナ時代の「転職先選びのポイント」1位とは
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、仕事内容や在宅勤務などのワークスタイルに影響を及ぼしたのは、周知の事実でしょう。また収入の激減が不安材料となり、転職を考える人も少なくありません。日経HRが「ウィズコロナ時代の転職に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000034988.html)」を行っています。これをもとにして、転職に関する考え方の変化を見ていきましょう。
COVID-19で会社の本質が見えた!?転職意欲は高まる
日経HRが行った「ウィズコロナ時代の転職に関する意識調査」で転職意向について質問をしたところ、「非常に高まった」が35%、「少し高まった」が22%で57%が転職に前向きになっていることがわかります。
この理由としては以下のようなコメントがありました。
所属企業の業績が悪くなり、ボーナスも減ったから(27歳男性)
会社が出社100%に戻し、在宅勤務やリモートワークの導入検討を停止したため(27歳女性)
社員軽視の上層部判断が明らかになり、長く働けないと感じたため(26歳女性)
職種によっては業績が大幅に悪化したこともあり、収入の面で不安を感じるようになった人もいます。またCOVID-19における会社側の対応に不満を感じたり、企業体質が自分には合わないなどの理由もあるようです。
転職意欲が低くなった人は5%未満
COVID-19の影響を受けて、転職への意向が「少し低くなった」は5%、「非常に低くなった」が1%との結果になりました。低くなった理由としては、以下のようなコメントがありました。
転職希望の職種数が減ると予想されるため(41歳男性)
求人が少なくなって、いい条件で転職するのは難しいと思うから(30歳女性)
転職したい職種の減少や、求人の減少など転職の難しさを感じているようです。
転職先選びのポイント、1位はやはり…
転職先を選ぶ時の基準としては「給与・待遇」が80%となり、次いで「働きやすい制度(リモートワーク・在宅勤務など)」が44%、「仕事内容」が41%、「経験やスキル・資格がいかせる」が40%となりました。
収入面を重視するのは当然でしょうけれど、リモートワークや在宅勤務を重視する声も多く見られます。
在宅勤務経験者は7割以上
では実際にリモートワークや在宅勤務を経験した人はどのくらいいるのでしょうか。2月以降で在宅勤務経験の有無を質問すると、76%が「経験した」と回答しています。そして今も在宅勤務をしている人が62%にのぼり、週5日間在宅で仕事をしている人が41%で最も多くなりました。
在宅勤務の良かった点としては、通勤時間がなかったり、ある程度自分の好きな時間に仕事ができるなど、時間管理に関する考えが多くなっています。逆に悪かった点は、コミュニケーション不足、休日や夜間の仕事など仕事時間の線引きができないなどが挙げられています。
在宅勤務のメリットを踏まえ今後も継続傾向?
在宅勤務に関しては上記のメリット・デメリットがありますが、在宅勤務経験者に「在宅勤務の継続を今後も望むか」と聞いたところ、「コロナの感染が収まるまで望む」が28%、「コロナの感染に関係なく望む」が60%と、9割近くが在宅勤務継続を希望しました。
デメリットよりもメリットを重要視していること、そして新しいワークスタイルを取り入れようとする前向きな考えも見えてきます。
まとめ
COVID-19によって収入が減ったり、仕事のスタイルが変わる中で、転職にチャレンジする人も少なくありません。また在宅勤務などワークスタイルの変化にも柔軟に対応して、今後もそのメリットを享受していこうという流れがあるようです。COVID-19と共存する社会の中で、どんどん新しい仕組みや思考が生まれてきていることがうかがえます。
【参考】
「ウィズコロナ時代の転職に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000034988.html)」 日経HR
調査対象:「日経キャリアNET」登録会員
調査期間:2020年7月30日〜8月7日
調査方法:メールにて依頼し、WEBサイトで回答
回答者数:735人
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