職場にいる「足を引っ張る人」は何が厄介? 会社員4人に聞いた特徴
LIMO / 2020年9月23日 20時0分
職場にいる「足を引っ張る人」は何が厄介? 会社員4人に聞いた特徴
職場に一人はいると言ってもいい、他人の足を引っ張る人。仕事をしないだけならまだ放っておけばいいものの、足手まといになるのは厄介です。そこで今回は、できれば避けて過ごしたい「足を引っ張る人」の特徴について4人の会社員に聞いてみました。
何でも人に聞けばいいと思っている
IT企業で働く20代のAさんは、2つ年上の先輩に足を引っ張られていると感じるのだそう。
「年上だし社歴も先輩のほうがかなり長いのに、何でもかんでも聞いてくる。これってどうやるの? アレ教えて!と毎日いくつも質問が飛んでくる。こっちも忙しいと教える時間が惜しいから、『あとはやっておきます』と言うと『ありがとうー!』と笑顔で仕事を回してくる」のだそう。
「最近は仕事を頼みたいがために聞いてくるのか?と思うようになってしまった。何度教えても理解してくれない、覚えてくれないのはワザとなのかもしれない」と言います。
「そもそもわからないことを聞いてきているはずなのに、こっちが説明してもメモさえ取らない。『そうなんだ』『ありがとう! わかりやすい!』と言うものの、1週間経つとまた同じことを聞く。普段から忘れっぽいというわけではないし、会社の同僚や上司の誕生日には詳しいので別に覚えられないワケでもないと思う」と疑うAさん。
Aさんとしては、相手は先輩なので断りづらいのだとか。本当に覚える気があるのなら、人に聞いたことはメモを取って次回以降に活かしたいものですよね。
平気でウソをつく
続いては電子部品メーカーで働く20代のBさんです。Bさんは、かつて同じ課に配属された後輩に足を引っ張られている感じがしたのだそう。
「後輩は、どんなに仕事を教えても『教えてもらっていないのでわかりません』と言う。最初はそれが悲しくて、毎日後輩に何を教えたか日報を書いて、後輩にも『これは理解できた』『これは自信がない』という感じでチェックさせていた。なかなか仕事が覚えられないと本人も焦るだろうと、先輩たちに話を聞いて色々な教え方を試してみた」と言うBさん。
「でも、『理解できた』と言っていたことまでできなくて、『どうして?』と尋ねても知らんぷり。でも、あるときウソをついていることが発覚した」とBさん。今まで普通にできていた業務でその後輩がミスをしたとき、上司に事情聴取されているのが聞こえてきたのだと言います。
「後輩も慣れてきていた業務なので、自分がダブルチェックを怠ったという責任を感じ、一言フォローしようと近寄った瞬間『Bさんにはそこまで教えてもらってません』と後輩が言った。上司は『でも今までは普通にできていたんだろう?』と戸惑った様子だったが、ほかの先輩が『何!? 今まで普通にできてたし、Bがお前に丁寧に教えているの見たよ』と声をあげてくれて救われた」とのこと。
それからほどなく後輩はその職場をやめ、Bさんの課にも平穏が戻ったのだそう。「ほかの先輩たちも同じようなウソをつかれたことがあるらしく、上司も薄々それに勘付いていたらしい」と話すBさん。自分のミスをウソでごまかすというのは、そのうち大きな問題を引き起こしかねないので危険ですね。
フェアな態度を取らない
貿易関連の会社で事務職として働く30代のCさんの悩みは、「人によって態度を変えたり、自分のミスを人になすりつける同僚には本当にコリゴリ。そのせいでどれだけの時間を無駄にしたかわからない」ということ。
「うちの事務職はその日のうちに片付けておかないといけない仕事が多い。こちらの仕事が終わらず営業に迷惑をかけるなんてあってはならないし、当然ミスは最小限に。でも、同僚はとにかく些細なミスが多い。数字が1桁違うとか、入力場所を間違うとか、メールの宛先が違うとか…。営業担当がメールを見て混乱することもしばしば。そういうミスをフォローしながらやっていた」と話します。
しかし、Cさんはそんな彼女の誤爆メールで衝撃の事実を知ったのだとか。「営業部の部長から、『何度宛先を間違えれば気が済むのか』とお怒りメールが。それを『今回はCさんから宛先の指示がありました』と言い訳。わたしが被害者なんです、みたいな書きぶりで返信していた」のだそう。
「実は他にも自分のミスを人になすりつけることが起きていたことがわかり、今まで彼女のフォローをしてきた同じチームの同僚3人で愕然とした」と話します。
自分のミスを人になすりつける人は意外といるものです。ここまで能動的になすりつけることをしなくても、自分のミスが人のせいになるのを黙って見ているようなケースもあるでしょう。いずれにしても、こういう人間にはなりたくないものです。
無駄話、とくに生産性のない愚痴が多い
最後は、金融機関で働く20代のDさん。「いろんな先輩から愚痴の連絡がある。席まで来て20分も30分も立ち話をしていく人もいるし…。断れない私も悪いのだけれど、その先輩たちが社内でそこそこ権力を持っているお局さんたちだから余計に困る」のだそう。
「うちの部長はそのお局さんたちに弱いから、どんなに私の手が止まっていても知らんぷり。挙句の果てに『トコトン相手をしてやってよ。オレのところに来られたらたまったもんじゃないよ』と言われて呆れた」とため息をつきます。
ほかの先輩も自分に火の粉が降りかかってくるのを恐れてか、「先輩の愚痴を聞くのも後輩の務めだよ」と言われるのだとか。Dさんがなんとかその愚痴に対して「こうしてみては?」と提案しても「でも」「だって」と何も行動に移さない、まさに生産性のない愚痴が続くのだそう。
Dさんは「自分がゴミ箱にされているような感覚になってきた。愚痴をさんざん吐き出して、向こうはすっきりでもこっちはムカムカするし、仕事も溜まって残業。ストレスが溜まって仕方ない」と嘆きます。こんな会社で働いていると、気がめいってしまいそうですよね。
おわりに
どんな職場にも困った人はいるものですが、そういう人をうまくあしらって仕事をしていかなくてはなりません。もし今、誰かに足を引っ張られていると感じるのであれば、何とか回避したり反撃したりすることを考えてもいいかもしれませんね。
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