「学校が遠すぎる!」泣きながら登校する小1の娘…いっそ車で、はダメ?
LIMO / 2020年9月22日 10時0分
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「学校が遠すぎる!」泣きながら登校する小1の娘…いっそ車で、はダメ?
今年の春に進学を迎えた人のなかには、新型コロナの影響で、まだ新しい生活に慣れることができないという人も多いのではないでしょうか。特に、遊びメインだった幼稚園・保育園から小学校へ上がり、ガラッと環境が変わった新1年生には、まだまだペースがつかめない子もいます。
今回は、新1年生の登校にまつわるエピソードをご紹介。学校までの距離が長く、毎日泣きながら登校する我が子を、どんなふうに見守ってあげるべきか悩んでいるTさんの葛藤に迫ってみましょう。
学校まで片道1時間! ランドセルや荷物の負担も
今回ご紹介するのは、今年の春に小学校へ上がった女の子を持つTさんのエピソード。今まで子どものことでそれほど頭を悩ませたことがなかったというTさんですが、我が子が小学校へ上がると同時に目の前に大きな壁が立ちはだかることになりました。
Tさんの子どもが通う小学校は、自宅から大人の足で歩いても30分以上かかる場所にあります。子どもの足、ましてやまだ体の小さい新1年生では、学校まで片道1時間近くかかるそう。
入学前から「この子が1人であんなところまで歩いて行けるの?」と心配していたそうなのですが、その不安が現実のものとなってしまったのです。
「我が家は、学区の一番端にあります。自宅があるところから峠を下り、向かい側の坂道を登り切った頂上に学校があるため、大人の足でもけっこうな時間を要する距離です。通っていた保育園から同じ小学校に行く子がいないので、近所に顔見知りのお友だちもいません。集団登校なども行われていないため、いきなり1人では難しいだろうと思い、入学前から登校の練習はしていたんですが…。それでも、やはり娘には過酷な登下校だったようです」
数週間通ったものの、間もなく新型コロナの影響で休校に。Tさんの子どもにとっては登下校の時間がごっそりなくなってうれしいことだったでしょうが、Tさん自身は学校再開後の不安が大きくなるばかりだったと言います。
「休校期間中も、お散歩がてら娘と一緒に登下校の道を歩くようにしていました。私と一緒に歩く分にはそれほどつらくなさそうで、通学していたときのような体の疲れもほぼない状態。けれど、学校が再開すれば重たいランドセルや荷物を抱えながら、この距離を歩く生活がまたスタートするので、娘の心が折れてしまわないかという心配はありました」
約1カ月の休校を経て、分散登校という形から小学生たちの学校生活がリスタート。ここから、Tさん親子の葛藤も新たなステージへと突入します。
車で送ってあげられたらどんなにいいか…
「休校期間が明けて、また毎朝長い道のりを歩く日々が始まったのですが、数日経ってから娘に変化が現れました。毎朝『学校に行きたくない』と泣くようになってしまったのです」
本来なら小1にとっての入学から夏休みまでの期間は、勉強そのものより登下校を含め学校生活に慣れるためにあるようなもの。しかし、今年は登校日数が少なかったため、Tさんの娘さんもまだまだ学校へ通うということ自体に慣れていないようでした。休校前にはなかった変化が現れ、Tさん自身も「どうすればいいのか…」と悩んでしまいました。
「毎朝泣く娘を諭し、なんとか出発させる日々が続きました。通学中の生徒の数が増える場所までは一緒に歩いているのですが、別れ際になると『お腹が痛い』と言って学校の方向へ進もうとしないことも。『学校まで一緒に行こう!』と提案してはみるものの、それすら嫌なようで、どうしたものかと本当に困ってしまいました。保育園のときみたいに、車での送迎が基本ならすごく楽なのになと思います…」
親の送迎が当たり前だった保育園時代。打って変わって自分の足で通うことになる小学校ですが、親たちの中には『車で送るほうが楽だ』と考える人も少なくないのではないでしょうか。
Tさんの娘さんの場合、学校では楽しく過ごせている様子。純粋に、「長すぎる登下校の時間がイヤ」なだけなのです。となると、いっそのこと車で送迎してしまいたいと考えるのも、無理はありませんよね。
気長に付き合ってあげるしかないのかも
今回ご紹介したTさん親子は、登下校の距離が長いことで、小学校生活がスタートして初めての壁にぶつかっています。ほかにも「小学校へ入学してから、子どもが少ししんどそうにしている…」と、不安を感じている親御さんは少かならずいることでしょう。
子どもによって、親によって、感じ方や考え方も違うので「これ!」という解決方法がないのがつらいところ。登下校の不安に関しては、子どもを責めることなく気持ちに寄り添うことを第一に考えて、見守ってみては?
子どもが成長する中で起きるつまずきには、解決を急いでもどうにもならないこともあります。気長に見守っているうちに、意外と時間が解決してくれることもあるかもしれませんね。
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