2日間のホールライブ開催!逆境に負けず、MISIAがいま音楽で伝えたいこと
LIMO / 2020年9月18日 22時5分
2日間のホールライブ開催!逆境に負けず、MISIAがいま音楽で伝えたいこと
日本を代表するディーバ MISIA。その歌声だけでなく、その時代における課題やテーマについて、自身の音楽で人々にメッセージを投げかける姿が話題となっています。
2020年、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により、様々なライブやイベントが中止となりました。活動を制限せざるを得なくなってしまった音楽業界。
しかしMISIAはその渦中でも歌い続け、行動し続けました。
そんな彼女が2020年9月19日(土)、20日(日)の2日間に渡り、ライブを開催します(※(https://misiasp.com/mssj2020_live/))。MISIAはこのライブで、一体何を伝えたいのでしょうか。
動きが止まった音楽業界
2020年、COVID-19が世界的に流行し、その影響はあっという間に日本にも広がりました。国内感染者数の増加に伴い、4月〜5月には緊急事態宣言が出され、不要不急の外出の自粛が求められたことから、多くのライブやイベントが中止となりました。
音楽ライブは、多くの人が集まる場所での開催となります。そのため、緊急事態宣言の解除後も、多くの公演が「自粛」という形で中止・延期されることに。規制が緩和された今でも、その多くは「ライブ=熱狂的なもの」、という従来のイメージとは異なり、政府のガイドラインに沿った「新しい生活様式」の中で開催されています。そんな事情から集客が難しくなり、当然、収益減につながってしまうケースは後を絶ちません。
数多くのライブハウスが閉店を余儀なくされるなど、多くの音楽関係者は厳しい状況に直面しています。ライブを行う場所がなくなってしまうことで、当然ミュージシャンにも影響が及びます。そんな中でもMISIAは新しい活動を行っていくことになります。
コロナ禍でも進み続ける「2020年MISIA の軌跡」
世界の多くの都市がロックダウンに踏み切り、日本国内での移動もままならない中、MISIAは世界に歌を届けていました。なんと、日本人として初めて中国の歌番組『歌手SINGER当打之年』に出演したのです。
7~8組のプロの歌手が歌唱を披露し、観客が審査をして順位を決める形式で、動画も合わせると5億人もが視聴しているという超人気番組。
結果は惜しくも敗退となってしまいました。、しかし、中国版TwitterといわれるWeiboの検索ワードで10位になったり、視聴者投票で1位になったりと、アジアの音楽ファンの心にMISIAの歌唱が届いたことは間違いありません。
プロデューサーからは2年前から熱いオファーを受けていたといわれているため、もしかするとこの時期の出演は偶然だったのかも知れません。それでも出演することを辞めず、MISIAは挑戦を続けました。さらにパフォーマンスでは「一気加油(一緒にがんばろう)」という言葉をキャンドルに灯し、ウイルスとの戦いを強いられた多くの人に、国境を越えて音楽でエールを贈ったのです。
ライブハウスから音楽の灯を
緊急事態宣言はその後解除されました。とはいえ、MISIA自身も、予定していた7月からのホールツアーが中止、延期となりコロナの影響を直に受けていました。
そんな今、MISIAはライブハウス支援のために『MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2020』というライブを開催することになります。
この公演は、オープンが延期となってしまっていたBillboard Live YOKOHAMA(http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=4)でこけら落としを行ったり、公演最終日にはオンラインでの生配信にも挑戦したりと、ライブハウスを愛する人々を支えました。彼女の「ライブハウスから音楽の灯をともしたい」という思いが、新たな発信をし続けるという行動力となったのです。
MISIAがいま音楽に乗せて伝えたいこととは
そんなMISIAが、9月19日(土)、20日(日)の2 日間にわたり、『MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2020〜Support for Medical Professionals〜(https://misiasp.com/mssj2020_live/)』と題したライブを東京国際フォーラムで開催します。
文字通り、このライブは全国の医療従事者支援のために行われ、オンラインではなくリアルなライブとして開催されます。ライブ会場では、ソーシャル・ディスタンスの確保が必要です。そのため、客席を半分以下に減らさなければならないなど、依然として厳しい状況にあることには変わりません。
しかし、日々現場で戦い続ける医療従事者の方々への思い、そしてエンタテインメントの火を絶やさないためにステージに立ち続けるという彼女の意思が、これからの音楽業界にとっても「音楽を続けていくべきだ!」という希望の光となるのです。
さいごに
常に時代の声を音楽に乗せ、伝え続けるMISIAが開催するこの2日間のライブ。”コロナ禍だからこそ、ライブで、そして音楽で伝えられることがある” という強いメッセージを、日本中に届けてくれるに違いありません。
【参考】
「MISIA、ブルーノート東京で貴重なパフォーマンス&ライブ配信決定(http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/90568/2)」Billborad JAPAN
「MISIA「中国歌番組」でまさかの敗退……現地でも“疑惑の判定”の声(https://bunshun.jp/articles/-/38421)」文春オンライン
「MISIA プロがバトルする中国の人気音楽番組に日本人として初めて出演。アジアの音楽ファンの心をゆさぶる(https://tokyo.whatsin.jp/591474)」WHAT’s IN tokyo
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