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コロナ禍で、「買い物」に行く回数と時間はどう変わった?

LIMO / 2020年9月25日 18時45分

コロナ禍で、「買い物」に行く回数と時間はどう変わった?

コロナ禍で、「買い物」に行く回数と時間はどう変わった?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予防のため、外出を控えたり、外出をしたとしても時間を短くするなど工夫をしている人も多いことでしょう。例えば日常的に行なっていた買い物に関しても、各々が感染予防対策を講じています。凸版印刷㈱と、凸版印刷のグループ会社である㈱ONE COMPATHが行った「買い物に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000486.000033034.html)」でも、COVID-19によって消費意識の変化が見えてきました。

接触を避けるためにスーパーに行く頻度はほぼ半減

凸版印刷㈱と、凸版印刷のグループ会社である㈱ONE COMPATHが行った「買い物に関する意識調査」。ONE COMPATHが運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する全国の男女に、COVID-19の前と現在でスーパーに行く頻度について聞いたところ、「ほぼ毎日」買い物に行っていた割合が21.7% から12.3%とほぼ半分になったことがわかりました。

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COVID-19の流行前と現在でのスーパーに行く頻度について(出典:凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』の調査より)

他にも「2日〜3日に1回程度」が49.0%から47.3%と減っています。逆に「週に1回程度」は24.5%から33.9%、「週に2回程度」が2.9%から4.2%と増える結果となりました。

感染予防のため人との接触を避けるため、スーパーに行く回数を減らしたことがうかがえます。

スーパーに滞在する時間も減少。20分未満が1.5倍に

COVID-19の前と現在とで、スーパーに滞在する時間はどう変化したのでしょうか。「10分未満」と「10分〜20分未満」の合計で見てみると、COVID-19前では31.9%、現在では45.7%と約1.5倍になったことがわかります。

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COVID-19の流行前と現在での買い物時間の変化について(凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』の調査より)

逆に「30分~1時間未満」「1~2時間未満」「2時間以上」を合算してみると、31.8%から20.6%と3分の2に減少しています。20分〜30分を1つの節目として、滞在時間が減っていることが浮き彫りになりました。

スーパーでの滞在時間が短くなった理由・長くなった理由

滞在時間が短くなった理由としては「COVID-19の感染リスクを避けるため」が39.7%で最も多くなり、次いで「以前よりも計画的に買い物をするようになった」が21.7%、「自治体などの呼びかけに応じた」が5.1%となっています。

できるだけ短い時間でテキパキと買い物をすることで、人との接触を避け、結果的に感染リスクを抑えようという気持ちが強いことがわかります。

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スーパーの滞在時間が変化した理由について(出典:凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』の調査より)

逆に滞在時間が長くなった人もいます。理由としては「チラシが少なくなり、計画が立てづらくなった」が6.0%、「買い物の頻度が減ったので、その分滞在時間が長くなった」が2.0%となりました。

スーパーでは混雑を避けるために特売をやめたり、あえてチラシを出さなくなりました。それが滞在時間を長くする結果につながった場合もあるようです。

「買う予定のものを買う」傾向に

スーパーで買い物をする場合、特に買うものを決めていない場合、逆に買うものを決めている場合があります。今回の調査では「予定していたものだけを購入」という人が30.4%となり、COVID-19前の16.1%と比較して約2倍となりました。

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スーパーでの買い物の方法の違いについて(出典:凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』の調査より)

逆に「8割は予定せず、店頭で判断したものを購入」が20.3%から9.2%と半減したことがわかります。スーパーでの滞在時間を減らすためにも、前もって買うものを決めてからスーパーに行く人が増えたことが見て取れます。

お店を選ぶ基準は何?

買い物をするスーパーに関しては、COVID-19前と現在では、「今まで通り同じお店で購入している」が90.1%とほとんどの人がCOVID-19の影響を受けていないことがわかります。

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買い物に行くお店を選ぶときの基準について(出典:凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』の調査より)

お店を選ぶ基準としては「お店が近い、行きやすい」が67.7%、「商品が安い」が57.1%となりましたが、特徴的なことは「COVID-19対策が行き届いている」が42.8%、「お店が清潔」が39.3%、「空いている」が29.0%となったことでしょう。COVID-19への感染予防を強く意識していることがわかります。

まとめ

COVID-19への感染予防のために、消費者だけではなくお店側も対応に追われています。消費者としては買い物の回数やお店での滞在時間を減らすなど、購買でも変化が見られました。COVID-19との共存は続きますから、今後も感染予防策の工夫がされていくことでしょう。その工夫により、消費者が安心して買い物ができるようになることを願っています。

【参考】

「買い物に関する意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000486.000033034.html)」  凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』 調べ
 

調査エリア: 全国
調査対象者: 「シュフーポイント」会員(全年齢層の男女)
サンプル数: 合計有効回答サンプル数 5万431名(直近3カ月で実際にスーパーに訪れたと回答した人)
調査期間: 2020年8月4日~8月17日
調査方法: インターネットリサーチ
小数点第二位以下は四捨五入しているため、比率の合計が100%にならない場合があります

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