離婚で言われる「見る目がなかった」「我慢が足りない」…でも20代で相手を見極められる?
LIMO / 2020年9月29日 8時0分
離婚で言われる「見る目がなかった」「我慢が足りない」…でも20代で相手を見極められる?
結婚生活が上手くいかないと、特に女性は「結婚前に分からなかったの?」「人を見る目がない」「離婚は自己責任だ」などと言われます。しかし周囲の既婚女性からは、「結婚して初めて夫の借金を知った」「結婚後にモラハラが始まった」「30代になって親戚付き合いの大変さがよく分かった」という声も聞こえてきます。
厚生労働省の人口動態統計によると、初婚の平均年齢は男性が31.1歳、女性が29.4歳(2018年)。つまり、20代のうちに一生添い遂げることを前提に相手を見極めることになるわけですが、実際うまくいくのでしょうか。
結婚はギャンブル? してみなければ分からない
イチローが先生となり質問に答える『おしえて!イチロー先生(https://www.youtube.com/watch?v=dhOPI1Bm7v8)』では、イチローが「結婚ってギャンブルですから」と答える場面があります。”ギャンブル”の意味するところは、結婚して初めて分かることが多いということです。
結婚後に現れる本性には、モラハラやDV、浮気や借金癖といった厄介なものもあります。日本に多いと言われるセックスレスについても、実際にセックスレスの当事者にならなければその苦しみは分からないでしょう。
特に結婚前に分かりにくいのが義実家との関係。「夫は義母の味方で、自分はいつも『我慢してくれ』と言われるばかりで疎外感を感じる」という声は良く耳にします。筆者も結婚後に義父が義母を怒鳴る場面を見るようになったり、夫は親の意見優先であることが分かるようになりました。
一方で「義母はサバサバしていてこちらの生活に干渉してこないし、ご飯はお惣菜でも気にしない人でラク。共働きでフルタイム正社員だけど、こういう義母だから気にならずに同居できる」という人もいます。
「結婚=生活」ですから、生活してみなければ相手の本性は分からないもの。その意味で、確かにギャンブル性は高いと言えるでしょう。
20代では見えないもの、30代だから分かること
してみなければ分からないギャンブル性のある結婚ですが、20代のうちにDVやモラハラなどのリスクが低く、一生添い遂げることのできる人を見極められるかというと、筆者の答えはノーです。
20代は多くの人が社会に出る年代。平日は仕事を覚えるのに精一杯ながら、休日になれば友人や恋人との時間を楽しんだり、趣味や旅行を楽しんだりして年齢を重ねていきます。
ただ、20代では社会人経験もまだ浅く、個人差はありますが恋愛経験もそこまで豊富ではありません。恋愛中は相手の長所だけに目がいき、短所には目をつぶってしまうことも…。
若さゆえ、愛や勢いで何とかなると思い込みやすい年代でもあり、「私が仕事も家事も育児も全部やる」「好きだから親との同居もできる」などと盛り上がりがちです。
30代になるとある程度社会経験を積むことができ、また周囲に既婚者も増えます。すると夫婦関係や育児、仕事との両立の大変さ、義実家との関係など「結婚生活のリアル」がどういうものかも見えてきます。
外にばかり向いていた目が内面に向き、自分はどういう人間でどういった人が合うかということも次第に分かってくるでしょう。
ただし結婚にギャンブル性はつきものですから、してみなければ実際のところは分からないことに変わりはありません。
「我慢でカバー」する時代は終わり
”結婚はギャンブル説”や20代の判断力を考えると、一生添い遂げる人を見つけるのは、一生転職せずに新卒入社した会社で定年を迎えるのと同じくらい、今では難しいと言えそうです。
「我慢が足りない」というのも離婚経験者が言われがちなことですが、何をどこまで我慢するかは人によって異なります。
ただ、女性に経済力がなく、どんな不満が出ても我慢でカバーしていた一昔前とは違い、現代では離婚という選択肢を取りやすくなりました。筆者が離婚を選択した一因も、我慢を続けたせいで体に不調が出てしまったからでした。
「失敗してからが人生」と口にする人もいます。確かに、大切なのは離婚の事実ではなく、離婚した経験から何を学び、どう次に生かせるかということではないでしょうか。
【参考資料】人口動態統計・平均初婚年齢(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/gaikyou30-190626.pdf)(厚生労働省)
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