「もう耐えられない!」被害者が語る、モラハラ夫の異常な日常
LIMO / 2020年9月27日 11時55分
![「もう耐えられない!」被害者が語る、モラハラ夫の異常な日常](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/toushin1/toushin1_19492_0-small.jpg)
「もう耐えられない!」被害者が語る、モラハラ夫の異常な日常
家庭内で発生する暴力は、身体的なものだけとは限りません。とくに最近では、配偶者からの心理的な攻撃、いわゆる「モラハラ」に悩んでいるケースもよく耳にします。
内閣府が2018年に公表した「男女間における暴力に関する調査(http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/h29danjokan-4.pdf)」においても、その問題が浮き彫りになりました。
人格否定・メールの監視・・・
この調査の「配偶者からの暴力の被害経験の有無」のうち、「人格を否定するような暴言」「電話・メールなどを細かく監視する」といった心理的攻撃に関する回答の割合は、以下の通りになりました。
配偶者からの暴力の被害経験の有無(心理的攻撃)
何度もあった…5.8%
1、2度あった…7.9%
まったくない…83.3%
無回答…3.0%
「何度もあった」「1、2度あった」を合わせると、13.7%の人が配偶者からの心理的攻撃を経験したと答えました。さらに男女別にみると、女性は16.8%、男性は10.0%が「何度もあった」または「1、2度あった」と答えており、女性の方が高い割合となっています。
「信じられない!」モラハラ夫エピソード
では、具体的にどのようなモラハラが行われていたのでしょうか。モラハラを実際に受けた女性から、その経験談を聞くことができました。
私は夫の操り人形
「しっかり者で頼りがいのあるところが大好きで結婚しました。新婚の頃は『いつもリードしてくれて助かる』と思っていたのですが、次第に夫の言葉が過激に。
少し意見を述べただけで、『俺の考えに文句でもあるのか?』『お前はバカだから、俺の指示に従っていればいいんだ』と冷たくあしらうようになりました。さらに、私のスマホの通知がなるたびに、『誰からだ?LINEを見せろ』と強要するように・・・。私は、逆らうこともできず、夫の操り人形になったような気分です」
なじる・怒鳴る・・・
「うちの夫は、私の言動すべてに文句を言うタイプ。私の料理に対して『野菜炒めとみそ汁だけ?手を抜くな』と怒鳴ったり、『俺よりずっと稼ぎが少ないくせに!掃除くらい完璧にしておけ』と言い放ったり…。
挙句の果てには、私の仕事を『誰にでもできる業務』とバカにしてきました」
機嫌を損ねると一方的に無視
「夫はかなりの気分屋で、不機嫌になると無視してきます。しかも、長いときは1週間以上も。仕方なくこちらから謝ったら、『とりあえず謝ればいいと思っているのか?』とまだ不満気でした。もちろん、一方的に無視したことに対しての謝罪はありません」
これ見よがしにイヤミ&舌打ち
「私がちょっと失敗しただけで、すぐに舌打ちをします。ときには、わざとらしくため息をついたり、『あーあ、こんなメニューなら外で食べてきたらよかった』と聞こえるように言ったりする場面も。私にとって一番つらい時間は、家で夫と同じ空気を吸っているときです」
モラハラを受けても、頑張る必要はない
人格否定や無視など、耳を疑うような言動をする夫たち。このようなモラハラに対して、「夫の要求に応えなければ」「私がダメなんだ」と感じる必要はありません。「もっと頑張ろう」と意気込むのではなく、「これはおかしい」と捉えることが大切なのです。
とはいえ、自分ひとりの力で「これはモラハラだ」と気づくのは難しいもの。そこで、親しい友人にありのままの現状を話してみましょう。第三者の意見を聞いているうちに、自分が置かれている状態を客観的に掴めてくるはずです。
また、思い切って実家に身を寄せる、行政に相談するといった手段もあります。とくに行政の専門窓口は、具体的な対策を知ることができます。現状を打破するためにも、まずは一歩踏み出す勇気を出しましょう。
ただし、なかには「どんなときでも妻が夫を支えるべき」「家庭では女性が耐えるもの」と考えている人も存在します。誰かに相談する際は、年代や考え方を考慮したうえで相手を選んでくださいね。
まとめ
夫のモラハラに対して努力し続けていると、「否定されたら、今まで以上に頑張る」という負のサイクルが成り立ってしまいます。信頼できる第三者に介入してもらうなど、周囲の協力を得て、その苦しみから脱却しましょう。
一人で耐え続けていると、「自分がモラハラを受けている」という状況を自覚することすらできなくなってしまいます。「夫の要求を満たすため」ではなく、「その現状から逃れるため」にエネルギーを使うべきです。
【参考】
「男女間における暴力に関する調査(平成29年度調査)(http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/h29_boryoku_cyousa.html)II 調査結果の概要 配偶者からの暴力の被害経験(http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/h29danjokan-4.pdf)」内閣府男女共同参画局
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