コロナで需要増のオンラインレッスン「ハプニングあるある&画面越しだからできること」
LIMO / 2020年9月27日 0時10分
コロナで需要増のオンラインレッスン「ハプニングあるある&画面越しだからできること」
新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策として、いまもなお多くの人が集まる密な環境を避けることが推奨されています。
そんな世相を反映して、オンラインでの「習い事」が身近になりつつあります。自宅にいながらできるというメリットがある反面、従来の対面・集団形式のレッスンと比較するとクオリティが落ちてしまうのでは?といったイメージを持たれる人もいるかもしれませんね。
コロナで需要が高まるオンラインレッスン。「画面越しならでは」のメリット・デメリットにフォーカスしていきたいと思います。
コロナ禍で需要が急増
今年に入り日本では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの人が外出自粛を余儀なくされました。仕事もリモートワークで行うことが推奨される中、生徒がスタジオや教室が集まり行われてきた習い事もオンラインで行われていくことになります。
レッスンの予約受付・管理で活用されるサイト「予約管理システムRESERVA」の調査によると、本格的に自粛の呼びかけが始まった3月以降、オンラインレッスンは急激に増え、1,000社以上のレッスンが、オンラインへ移行・新規開校をしたといわれています。(※(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000049555.html))
オンラインレッスン急増の背景にはもちろん外出自粛の影響があります。さらに、リモートワークの普及によってZoomやSkypeなどのビデオ会話ツールがより私たちの生活に根付きました。そのため、生徒にとっても講師にとってもスムーズに移行しやすかったのではと考えられます。
新しい生活様式にフィットし、時代の需要と供給どちらも満たすオンラインレッスンには、このようなメリットあります。
オンラインだからこそのメリット
全てのレッスンに共通するメリットは、やはりいつでもどこでも参加できる点でしょう。レッスン場所に通う必要がなくなり、時間のロスを減らすことができますし、パソコンやスマートフォンがあれば、自宅を始めどこでもレッスンを受講することができます。
お手頃価格
さらに価格帯が手頃なため、「まずは習ってみよう」、というきっかけになる場合もあります。現在実施されているオンラインレッスンのジャンルを見ると、音楽や運動、英会話など手番のものが多いようですが、中にはパントマイム、風水、ゴルフのフォームチェックなど珍しいものもあり、非常に多岐にわたっています。
これまで「興味はあったけれど習うには少し勇気がいる…」と躊躇していたジャンルも、気軽にトライできるのではないでしょうか。
画面・マイクを通じたきめ細かいレクチャー
レッスンの内容自体にも、オンラインならではのメリットがあるといいます。例えば語学レッスンでは、これまで対面レッスンでは近づけなかった視点で口の動きを見ることができるため、発音についてチェックしてもらいやすくなります。
ボイストレーニングは、従来スタジオなど広範囲に広がる環境の中で生徒の歌声を聴いていましたが、オンラインだとマイクを通した声が講師に直接届きます。つまりレコーディングのように、事細かな部分まで歌声をチェックできるようになるのです。
ヨガやフィットネスのレッスンでは、大勢の中で少し恥ずかしさを感じていた人が、人目を気にせず参加できるメリットもあります。一方でこんなデメリットや失敗談もあるようです。
デメリット&赤面エピソードあるある
オンラインレッスンならではのメリットはたくさんあります。とはいえ、実際の対面レッスンでは起こりにくいようなアクシデントやハプニングも・・・
通信環境の影響を受けやすい
オンラインレッスンはどうしても通信環境の影響を受けてしまうので、タイムラグが生じてしまったり、音声や画面が乱れてしまうというデメリットがあります。さらにレッスン中にうっかり家族やペットなど、思わぬお客様がカメラに入り、恥ずかしい思いをしたという声も上がっています。
画面共有をオフにしていたつもりが・・・
またツールの使用に慣れておらず、こちらの画面をオフにしていたつもりがオンになっていて片付けができていない部屋、人に見せられないような部屋着&ノーメイク姿が大勢の参加者に共有されてしまったという失敗談も…。
オンラインレッスンに予期せぬアクシデントは付きもののようです。ただどれも原因がわかっている問題ではあるので、より習慣化されていくにつれデメリットも減っていくのではないでしょうか。
画面越しでは伝わりにくいことも
さらに、ヨガのフォームを直したり、楽器を弾く際の指使いを指導したりと、言葉では表現できない細かな修正を伝えられるという点は、やはり対面だからこその良さでもあります。
このことから、例えば通常はオンラインでレッスンを行い、月に1回は疑問点を解決したり仲間とのコミュニケーションを楽しむために対面でレッスンを行うなど、これからはメリット・デメリットを踏まえてオンラインレッスンを選んでいく時代になるのかもしれません。
さいごに
コロナ禍で、需要が高まったオンラインレッスン。でも、「感染対策」だけではない、オンラインだからこそ実現できることも見えてきました。
外出制限が徐々に解除されているいまこそ、その特徴を生かして利用者・指導者ともに気軽にレッスンを始められる。オンラインレッスンは、新しい生活様式に適した、私たちの知的好奇心を満たすための欠かせない存在へとなっていくのではないでしょうか。
【参考】
(※)「580社のオンラインスクールが「RESERVA」上で新規開校、Skypeを活用したオンラインレッスンが急増中(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000049555.html)」株式会社コントロールグループ PR TIMES
「全国の中小事業者へオンラインレッスンに関する調査を実施(https://www.designone.jp/news/detail?id=117)」株式会社デザインワン・ジャパン(エキテン総研)
外部リンク
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