レジ袋有料化まもなく3カ月。エコバッグに慣れた?使わない?ホントのところ
LIMO / 2020年9月29日 19時45分
レジ袋有料化まもなく3カ月。エコバッグに慣れた?使わない?ホントのところ
2020年7月1日より本格導入された「プラスティック製買い物袋の有料化制度(https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html)」。まもなく開始より3カ月が経とうとしています。
「レジ袋が有料化される」と聞いた際には、慌ててエコバッグを何枚も買いに走った人も少なくなかったのではないでしょうか。
筆者もその一人としてエコバッグの情報を集めては買いに走り、気が付けば家庭内のエコバッグは飽和状態に。途中から「エコの意識」より「よりかわいくておしゃれなもの」を探すようになったりもしましたが、時間の経過とともにようやく冷静な目で見れるようになってきました。
レジ袋を毎回買う人は少数派?
日本マーケティングリサーチ機構が2020年9月に発表した「レジ袋有料化についての意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000524.000033417.html)」によりますと、
「あなたは買い物するごとにレジ袋を購入しますか?」という質問に対し「購入している」と答えたのはわずか12%、「購入していない」は72%となりました。
また「買い物の際、レジ袋とエコバッグどちらの方が使う頻度が多いですか」という質問では「エコバッグ」75%、プラスティック製ポリ袋は16%に。以前なら当然のように貰っていたレジ袋ではなく、持参した袋に詰める習慣が早くも定着しているようです。
では、皆さんエコバッグ生活をすんなり受け入れているのでしょうか。少なくとも筆者は、何度か不便を感じ、同時にプラスティック製ビニール袋の便利さなどを改めて実感しました。インターネットなどを見ていると「コロナ禍の今はじめなくても」といった声も何度も目にしました。実際のところ、みなさんはこの制度でどんなことに気が付いたのでしょうか。
エコバッグメリット・デメリット
それでは、エコバッグ生活が始まって「よかった」と思う点はどのようなところでしょうか。
・「スーパーのサービスではあると思うが、いつも必要以上にレジ袋を渡されていたのが気になっていた。忙しそうなレジの方に毎回『余りました』と持っていくのも悪い感じがして家には未使用のレジ袋がたくさん。今はエコバッグを使いながらその頃の袋を消費し、そろそろストックが底をつくのでこれからは必要な時だけ購入しようかと思う。やっぱり『タダ』だった当時はみんな無駄遣いしていたと思う』
・「かわいいエコバッグや便利なミニバッグを探すのが思いのほか楽しい。『袋代の元を取るのに時間がかかる』なんていわれますが、丈夫で使いやすいものを見つけられて慣れてきたらファッションの一環としても楽しくなってきた。お出かけの機会の少ない主婦の小さな楽しみです」
一方、不満を持つ方々からはこんな声も。
・「コロナ禍でのスーパーは気を使うのに、エコバッグのあるなしなどのやりとりが無駄に感じる。誰がどのように管理しているかわからない袋がそこら中に置かれていると思うと衛生面が不安」
・「スーパーなどでレジ袋を廃止するのはいいと思うが、コンビニまでやる必要はあったか疑問。購入後、後ろに人が待っている中で急いで商品を詰めるあの感じがやはり好きではない」
・「妻が2000円超えのエコバッグを買ったのを見て『5円の袋を毎回買った方がやすいのでは?』と思った」
今後もエコバッグは使い続けるか?
賛否両論あるエコバッグ問題ですが「レジ袋有料化についての意識調査」の中で「今後もレジ袋を使い続けると思いますか?」と質問したところ「プラスティック製のレジ袋を使い続けたいと思う」と回答した方は25%に留まり、49%の人が「そう思わない」と回答。不便はあるものの、今後も以前のようには使い捨てのレジ袋を使用してはいかないと考える人が半数近くにのぼりました。
ただ、一辺倒に「エコバッグだけ使用する」かというとそこは皆さん柔軟に対応しているようで、繰り返し使えるエコバッグをメインで使用しながら、生鮮食品やコンビニエンスストアのお弁当といった商品を購入する際はレジで袋を購入しているなど「無理しすぎない」ことなどが長続きの秘訣なのかもしれません。
自分にできるエコとはなんだろう
レジ袋の有料化をきっかけに、買い物の仕方や生活に必要だったものなど、当たり前と思っていたことの中から必要だったものが少しずつ見えてきた気がします。
「レジ袋よりよほどエコではないものがある」という意見も聞こえてきます。また、そういった考えから「プラスティックを過剰に使用しているものを選ばないようになった」という方もいるようです。
プラスティックは非常に便利な素材です。だからといって頼りすぎたままでは海洋プラスティックゴミ問題や地球温暖化といった問題から目をそむけたことになるのではないでしょうか。
ひとりひとりができることは小さなことではありますが、レジ袋に限らず身近なことから臨機応変に対応し「賢く利用していく必要性」を考えていくことは、今後の地球にとって大切なことなのかもしれません。
【参照】
経済産業省「プラスティック製買い物袋の有料化制度(https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html)」
日本マーケティングリサーチ機構「レジ袋有料化についての意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000524.000033417.html)」
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