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還暦の平均貯蓄額は3,000万円。44歳の私が、「還暦までにできる5つのこと」

LIMO / 2020年9月30日 17時45分

還暦の平均貯蓄額は3,000万円。44歳の私が、「還暦までにできる5つのこと」

還暦の平均貯蓄額は3,000万円。44歳の私が、「還暦までにできる5つのこと」

現在44歳の筆者は、60歳という人生の節目まで約15年の時間があります。「まだ15年もある」と悠長なことは言っていられない気がしていて、「あと15年しかない」とさえ考えています。

すでにカウントダウンが始まっている中、お金のことが最も大きな課題になっているのは事実。あと15年でやれること、やるべきことを改めて考えてみました。

還暦を迎える人の平均貯蓄額は約3,000万円

PGF生命㈱の「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」(http://www.pgf-life.co.jp/company/research/2020/001.html)が行われ、還暦人に現段階での貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、平均で3,078万円との結果が出ました。2019年に老後2,000万円問題が話題になりましたが、実はそれを上回る貯蓄があるというわけです。

ただしこの金額はあくまで「平均」です。大きな資産を持っている家庭が平均値を押し上げている可能性も否定できません。実際に貯金額が2,000万円に満たない家庭は64.8%になることもわかっています。

立ちはだかる子どもの教育費

3,000万円を1つの目標にした場合、これに向けてお金を作っていく必要があります。ただ資産形成はきれいな右肩上がりにはならないでしょう。筆者の場合、現在高校生の子どもが2人いるので、大学進学という大きなイベントが待っています。

ここで数百万円単位でのお金が出ていくことは想像に難くありません。もちろん教育費は子どもが生まれた時から積立などをしていますし、「ジュニアNISA」を使って運用もしてきました。とはいえ、それだけで足りるのか、不安は残ってしまいます。おそらく子どもがいる多くの家庭では、教育費が大きな壁になっていると思います。

還暦までにできること、しておくべきこと5つ

これから大学生になろうとしている子どもがいる筆者が、還暦に向けて、そしてその先も何ができるのか。筆者なりに考えていることは以下の5つです。

資産運用(「NISA」や「iDeCo」)での運用

筆者はかれこれ10年以上、積立投資をしています。これは自分たちの老後資金のためにしていることで、子どもの教育費とは別に考えています。今まで一度も手をつけたことがなく、少なくとも還暦まではこのまま手つかずで続けようと思っています。

また「NISA」の他に「iDeCo」、そして金融機関の定額貯金を利用して、これも還暦までは使わないと心に決めています。

収入を上げる

還暦までに資産3,000万円を作るといっても、元手がないと作ることができません。つまり、ある程度の収入が必要ということです。

筆者の家庭は共働きで、夫は会社員、筆者はフリーランスです。夫の会社は副業をしても問題はなく、フリーランスの筆者も仕事量を自分で調整できます。筆者たち夫婦は、1つの太いお金の流れを作ったら、その他に複数の収入の流れを作るという考えです。

例えば本職の給料の他に、3万円が入ってくる仕事が5つあれば単純に15万円増えます。この分を貯金したり運用に回していけば、年間で150万円。10年で1,500万円になるという計算です。

収入の流れに関しては、例えばネットオークションやフリマアプリで不用品を売ったり、単発のバイト、この他に不労所得の仕組みを作ることも考えてきました。

還暦以降も働ける仕事を見つける

還暦になったからといって仕事を辞めるという考えは、筆者たち夫婦にはありません。お金の面だけではなくやりがいを見つけたり、人とのつながりなどを考えても、仕事は続けていきたいと思っています。

実は筆者の両親は自営業をしていて、70歳を超えた今でも仕事をしています。体力的に大変かもしれませんが、仕事をしないことの方が辛いようです。祖父も自営業で還暦以降も仕事をしていました。そういう家庭で育ったこともあって、還暦が仕事の節目という考えがないのだと思います。

還暦を迎えても続けられる仕事、あるいは収入の流れを今のうちから作っておくことが、40歳半ばの筆者の課題です。筆者の場合はフリーランスですから、自分の経験や知識、スキルを活かしていくことが前提になりそうです。

夫婦でお金の話をする

筆者の夫も現在44歳で、お金に関しては意外とシビアな人です。結婚して間もなく投資信託を買ったのですが、それも夫が言い出したことでした。また住宅を買う時も、子どもが大学に入る前にローンを完済することを前提に家の値段を決めています(そのため筆者の家は平家の小さな家です)。

幸い将来的なことを考えてくれる人で、今後は老後に向けて保険をどうするか、運用はどうしていくのかを話すこともあります。1人の知識や経験では補えないことも、夫婦2人であれば補うことができます。

例えばそれぞれが経験をしていなくても、知人にアドバイスをもらうことができるでしょう。そういったネットワークの幅は夫婦2人の方が断然広くなります。

健康管理

老後のためにお金を作っていく基本になるのは、最終的には健康管理だなと思うことも少なくありません。還暦に向けて3,000万円を必死に作っても、それを有意義に使えるかどうかは、「どれだけ自由に動けるか」だと思っています。

例えば老後は旅行をしようと思っても、病気になって入院生活を送ったり、体の調子が悪いとなんだか楽しみが減ってしまいます。もちろん時間的な余裕も必要ですが、体を動かせることが大前提になっているのは間違いありません。

そのためには今から食事や運動などに気を付けるのが、基本中の基本だと考えています。

還暦までの時間を味方にする

一般的に考えて、大金を作るためにはある程度の時間がかかります。大切なのは、時間を味方にすることだと筆者はずっと思っていて、長期的な計画を立てて実行していくことが求められると考えています。

時間が長ければ長いほど有利になってきますから、早い段階で将来に向けた計画を立てておきたいところです。筆者の場合、還暦まであと15年。もしかしたら金融の仕組みが変わるかもしれませんが、15年という時間をフルに活用して、むしろ味方にしていこうと考えています。

参考

「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」PGF生命(http://www.pgf-life.co.jp/company/research/2020/001.html)

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