フリマアプリ、「秒」で売れてビックリなアイテム5選。その理由とは
LIMO / 2020年9月29日 18時45分
フリマアプリ、「秒」で売れてビックリなアイテム5選。その理由とは
フリマアプリのいいところといえば「不用品が売れる」なのでしょうけれど、ただ売れるだけではありません、びっくりするくらいスピーディーに、まさに「秒」で売れることもあるのです。
今回は筆者自身が経験したこと、知人が経験したことを踏まえて、「秒で売れる品物」とその理由を紹介していきます。
フリマアプリで秒で売れる仕組みと理由
フリマアプリの特徴の1つは、「早い者勝ち」という基本的ルールがあることです。ネットオークションのように出品期間が決まっていて、値段がどんどん上がるわけではなく、提示されている価格で即購入することができます(中には、出品者にコメントをしてからでないと購入ができないローカルルールを設定している出品者もいます)。
そのため、見つけたらすぐに買うことができてしまうのです。
ただ買い手からすると、この仕組みはちょっと厄介なこともあるのは事実。同じ物を欲しいと思っている人が他にもいたら、その人が購入ボタンを押した段階で、他の人は買えなくなってしまいます。つまり「どうしようかな、買おうかな買わないかな」と悩んでいる間にその商品が売り切れになることもあるということですね。
ユーザーたちはこの事実を知っているので、欲しい物を見つけた場合にはすぐに購入しようとします。このプレッシャーのようなものも、「出品したら秒で売れた」ことに深く関係していると筆者は考えています。
秒で売れる条件
出品物を秒で買う人は、「なんとなくフリマを見ていて、たまたま見つけたから買う」というわけではありません。「たまたま」では秒で買うほどの衝動買いはしないと筆者は思っています。最初からそれを狙っていて、フリマを見たらちょうど出品されたという流れ、もしくは出品されたら知らせてくれるアラート登録をしているのでしょう。
そのため秒で売れるための条件の1つは、「いつも狙われている商品」ということなのです。
コアなファンがいるDVD
これは知人の話ですが、その方は宝塚歌劇団の大ファン。DVDやグッズもたくさん持っていたのですが実は結構な高齢で、生前整理ではないけれど物を処分しようと思ったのだそうです。
DVDも捨てるのはもったいないし、お金になると思ってフリマアプリに出品。そうしたらすぐに売れたそうです。「もうあっという間だったわ」と笑いながら話してくれました。
理由として考えられるのは、かなり昔からのファンだったので、もう手に入らないものが含まれていたという点もあると思います。価値が評価されたということです。ちなみに、購入者の多くは兵庫県の方だったそうです。宝塚も兵庫県ですから、熱心なファンは案外近くにいるのかもしれません。
人気の漫画セット
人気の漫画セットを出品した直後に出品状況の確認をしたら、売り切れになっていました。何かの間違いではないかと思うくらいの、まさに「秒」。
漫画の場合、例え話が完結していなくても、その時点での最新刊まで揃っていると買い手がつきやすくなります。全巻揃っているのがミソで、1巻でも抜けていると途端に売りにくくなります。そのため抜けている巻は買ってでも揃えた方がいいですね。
シャンプーや洗剤などの日用品
以前、シャンプーとトリートメントの詰め替え6点セットを出品したことがありました。メーカーを変えたので、在庫ができてしまったからです。出品したのは午前11時くらいだったのですが、ターゲットがフリマを見やすい時間帯なのだと思います。
日用品の場合、買うのは主婦などの「普段から日用品を買う人。使う人」が多くなります。その人たちは朝や夕方は家事で忙しいのでフリマはあまり見ません。でも朝の家事が一段落した11時くらいなら、ちょっと時間ができるわけです。
またドラッグストアで買うとしてもそれほど値段が高くない日用品は、まとめ売りをするとお得感がでます。出品した日用品は、1個あたり300円の計算で出したので、買い手からすれば「お!安い!」と思える価格だったのです。
占いの本
年の後半になってくると来年の運勢を占う本が発売されますが、それに伴ってフリマアプリでも占いの本が出品されるようになります。
筆者の夫が早速占いの本を買い、来年の運勢が分かったところで出品。即売れていました。値段も1割引きくらいです。占いの本は時期的な要素も強く、そして誰が書いた本なのか?という点も影響があります。人気の占い師であれば、あっという間に売れてしまいます。
なぜなの?電子辞書
以前電子辞書を出品したことがあります。カシオのもので、ちょっと古いタイプでした。それでも出品した瞬間に買い手がついていたのですが、実は「きっと売れるまでには時間がかかるだろうな」と思っていました。電子辞書にそれほど需要があるとは思っていなかったからです。
電子辞書は学生が使うことが多いので、需要が高くなるのは卒業から入学のタイミング、つまり3月、4月でしょう。でもその電子辞書の出品は9月頃だったので、このタイミングとはズレます。そうなってくると、故障したのか? ずっと普通の辞書を使っていたけれど持ち運びの不便さを感じて、いよいよ買おうと思ったのか? などの理由が推測されるのです。
まとめ
何千万人というユーザーの中で、たった1人「これが欲しい!」と思う人がいれば即売れてしまうフリマアプリ。ユーザーの多さや市場規模を踏まえたこの特徴を面白いと感じることができれば、「もしかしたら売れるかも」と希望が持てそうです。
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