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世帯主は20代。若い家族の「貯蓄額&マイホーム計画」ってどんな感じ?

LIMO / 2020年9月30日 0時10分

世帯主は20代。若い家族の「貯蓄額&マイホーム計画」ってどんな感じ?

世帯主は20代。若い家族の「貯蓄額&マイホーム計画」ってどんな感じ?

20代といえば、多くの人が社会人の世界に足を踏み入れる時期。さらには結婚して世帯主となるケースも少なくありません。

「子どもが生まれ、そろそろマイホームを…」「貯金をしたいが、今の収入では厳しい」「仕事関係の付き合いや、友人の結婚式などで交際費がかかる」といった悩みを抱えやすい時期でもあるでしょう。

そんな若い家族の「貯蓄」と「マイホーム計画」事情をのぞいてみましょう。

20代の貯蓄はどのくらい?

まずは、金融広報中央委員会(知るぽると)の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和元年(2018年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/19bunruif001.html)」から、世帯主の年齢が20歳代の世帯の貯蓄状況をチェックしてみましょう。

金融資産を保有している世帯のみ、保有していない世帯を含んだもの、それぞれの平均と中央値は以下の通りです。

金融資産保有額(金融資産保有世帯)

平均…220万円

中央値…165万円

金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

平均…165万円

中央値…71万円

金融資産保有世帯と保有していない世帯の中央値を比較すると、2倍以上の差がみられました。20代のうちからしっかりと貯蓄している世帯がある一方、思うように貯蓄できていないケースも少なくないようです。

マイホーム取得を視野に入れている世帯も

先ほどの調査結果をもとに、ご自身の貯蓄額と比較している方も多いのではないでしょうか。「もっとお金を貯めなければ」と、焦りを感じた人もいることでしょう。今後の貯蓄を計画するうえで踏まえておきたいのが、住宅についてです。

とくに20代で子育て中の世帯は、マイホームの購入を視野に入れている可能性も考えられます。そこで、20代の住宅事情ものぞいてみましょう。先ほどの調査のうち、「住居の状況」や「自家取得予定」における世帯主が20歳代のデータは以下の通りとなっています。

住居の状況

持家…27.1%

非持家…72.9%

自家取得予定

3年以内…20.0%

5年以内…22.9%

10年以内…17.1%

20年以内…2.9%

20年より先…0.0%

親からの相続等によるので、いつになるかわからない…5.7%

マイホームの取得については目下のところ考えていない…14.3%

将来にわたりマイホームをする考えはない…17.1%

マイホームに住んでいる割合は3割に満たないものの、今後購入する予定のある世帯が多いことが分かりました。

マイホームを購入するか、賃貸のままなのか…その選択によって、これから必要となるお金が左右されます。「住宅について深く考えたことがない」「貯蓄の目的を決めていない」という方は、今後の見通しを立ててみるとよいかもしれませんね。

貯蓄を増やすために心掛けたいこと

なかには、「マイホーム資金を貯めたいけれど、なかなか貯蓄が増えない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこで、貯蓄を増やすヒントをお伝えします。いずれも難しいことではありませんが、これらを習慣として継続できるかどうかで、その後の貯蓄への意欲が変わってくるでしょう。

貯蓄プランを作成する

まずは「貯蓄の目的」「期間」「最終目標金額」などを設定し、貯蓄の計画表を作りましょう。目標額とゴール時期が決まれば、1年間にどれくらい貯めればよいかが見えてきます。そこから、毎月の貯蓄額を割り出していきましょう。

貯金専用の口座を用意する

貯めたお金に手をつけられないようにする工夫も大切。ぜひ、貯蓄専用口座を用意しましょう。金欠になるとついATMで引き出してしまいそう…と心配な人は、あえてこちらの口座ではキャッシュカードを持たない、といった工夫もGOODです。

毎月の給与を複数口座に分けて振り込んでもらえるようなら、ぜひ活用しましょう。銀行の自動振替サービスを利用して、毎月の貯蓄額を自動送金する設定をするのもよいですね。

毎月の収支状況を確認する

貯蓄の計画を立てる際に大切なのは、「収入額」より、むしろ「無理なく貯められる金額」を見極めることでしょう。

そのためには、毎月の収支状況を把握する必要があります。「我が家は1カ月にいくら貯められるのか」をイメージするために、家計簿などを利用し、毎月「何に」「どれくらい」支出しているのかを確認していきましょう。

まとめ

「まだ若いからお金がなくて当然」と言い訳していては、いつまで経ってもまとまったお金を準備することはできません。

20代の頃から将来を見据えた計画を立て、貯蓄を習慣化させてしまいましょう。「マイホーム購入のため」「5年以内に500万円を貯める」といった具体的な目標を設定することで、貯蓄のモチベーションもグッと高まるはずです。ご自身とパートナーのライフスタイルに合わせた「貯めるコツ」をつかんでいってくださいね。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和元年(2018年)(https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2019/19bunruif001.html)」知るぽると 金融広報中央委員会

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