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「お金がないから結婚できない」って本当? 悩みがちな問題の解決策は?

LIMO / 2020年10月4日 10時0分

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「お金がないから結婚できない」って本当? 悩みがちな問題の解決策は?

「若者の結婚離れ」という言葉を聞くようになって久しいですが、なぜ若者は結婚しないのでしょうか。

よく聞くのは「結婚するようなお金がない」という理由であって、多くの人たちが「結婚したくない」と考えているワケでもなさそうです。今回は、結婚を考えている人たちが悩みがちなお金の問題について考えます。

「結婚するためのお金がない」

そもそも結婚するための貯金がないという人は、何に使うことをイメージして「お金がない」と言っているのでしょうか。

極端な話、本当に結婚するだけなら役所で婚姻届けをもらって記入し、手続きすれば済むことです。ですが、たったそれだけの行為に「貯金がない」と尻込みしているワケではありませんよね。「結婚するためのお金がない」という言葉の裏には、結婚に付随するさまざまなものが含まれているはずです。

まずは「結婚するためのお金」という言葉の定義を明確にしなければなりません。でなければ、いったいいくらのお金が、いつまでにあれば「結婚するためのお金がある」ことになるかわからないからです。

たとえば、「結婚するためのお金」に挙式費用、新婚旅行費用を含めるという人もいれば、挙式は不要と考える人もいます。このあたりはパートナーの希望とすり合わせる必要があるでしょう。

また、「結婚するためのお金」に、結婚後の費用、たとえば新居への引越しや住まいを購入する頭金などを含める人もいますし、もっと言えば結婚後の家族を養うお金、つまり生活資金まで含まれると考える人もいるでしょう。

このように、「結婚するためのお金」という言葉にはいろんな意味があるのです。そして、それぞれの意味や内容によって必要とされる金額が異なります。まずは「結婚するためのお金」に何が含まれるのか、またそれぞれにどのくらいのお金が必要なのかを検討する必要があります。

「収入が少なくて家族を養える自信がない」

収入が少ないために、結婚して家族を養っていく自信がないという人もいるでしょう。解決策はいくつかありますが、結婚は2人でするものです。2人で家計を支えることを考えましょう。

「奥さんにはずっと家にいてほしい」と思う人はもはや少数派かもしれませんが、そういう考えの人も自分の収入と生活費を見比べてみて、奥さんが働かなくても済むような収入かどうか把握することが大切です。

そして、もし足りなければ奥さんにも働いてもらうことを考えましょう。ただしこの場合、家事や育児もきちんと分担する必要があります。ひとまずこれは世帯収入を増やす、という解決策です。

また、自分自身の収入を増やすという解決法もあります。会社勤めのサラリーマンの場合、仕事を頑張って昇給昇格をめざすというのが正攻法ですが、結婚するからと言ってすぐに昇給昇格が見込めるわけではありません。なので、昇給昇格を目指しつつも、副収入を得る方が早いケースもあります。投資をするか、副業をするかの二択です。

副業をする場合は、少ない労力で高単価のお金になりそうなスキルや能力がある場合に限ります。副収入を得ようとして、家に帰ってから何時間も部屋にこもって副業の仕事をこなさなければならないとか、週何十時間も副業をしているのにたった1万、2万にしかならない、という効率の悪い展開になるくらいならやめた方がいいでしょう。

一方、株や投資信託などの金融商品に投資をする場合は、そこまでの労力は必要ありません。もちろん自分に合った商品や銘柄を選ぶためには多少勉強しなくてはなりませんし、元本割れのリスクがあることも織り込まなければいけません。

初心者が投資を始めるにあたって大事なのは長期保有と分散投資。この2つをとりあえず守ることと、NISAやつみたてNISAなど非課税の恩恵を受けられる制度をしっかり活用することで全体的なパフォーマンス向上が見込まれます。こうして冷静に考えていくと、意外と解決策が見つかるのではないでしょうか。

「結婚するにあたって貯金がなく不安」

冒頭で述べたように、まずは結婚するのに必要な費用ってなんだっけ?ということを考える必要がありますが、必要な費用を算出したうえで「やっぱりお金がない!」「貯金が足りない!」ということになるケースも少なくないと思います。

こちらも正攻法は、しかるべき金額まで貯金してから結婚するという方法なのでしょうが、費用を抑えるという方法もあるはずです。

海外挙式と新婚旅行を兼ねるとか、規模を抑えるとか、新居に引っ越すタイミングをずらすとか、とりあえず賃貸で安いところに住んでお金を貯めてからマイホームを購入するとか、婚約指輪と結婚指輪を同時購入してセット割を効かせるとか、費用を抑える方法は色々あるものです。

こうした小粒の作戦をいくつも実行すれば、100万円単位で費用を抑えることも不可能ではありません。結婚したら必ず豪勢な挙式をしなければならないとか、結婚と同時に新居に引っ越さなければいけないというわけではありません。まして、すぐにマイホームを購入しなければならないわけでもないのです。

結婚を一大イベントのように捉えてしまうと多額のお金が必要かのように思えるかもしれませんが、決してそういうワケではないのです。段階的に結婚生活を始めるという方法もあります。優先順位をつけて一つずつ問題を解決していくことが大事なのではないでしょうか。

おわりに

結婚といえば、昔は結納やら披露宴やら形式を整えるのに多額のお金が必要だったかもしれません。しかし今は、結婚生活の形も多様化し、自分たちで選べる時代になってきています。まずは一度、「結婚なんてお金がないから無理」と思い込まずに、冷静に考えてみてはいかがでしょうか。

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