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うっかり出品は要注意!フリマアプリの「削除案件」6選

LIMO / 2020年10月9日 11時15分

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うっかり出品は要注意!フリマアプリの「削除案件」6選

「メルカリ」や「ラクマ」、「PayPayフリマ」といったフリマアプリには、出品禁止物が設定されています。それらを出品すると削除されることもあるのですが、そもそもユーザーが「出品禁止物」を知らない場合や、知っていても「自分くらい大丈夫だろう」と思って出品してしまうケースもあるようです。

そうすると気づいたら削除されていた…となります。運営側はユーザーが思っている以上に厳しく対応しているので、注意が必要ですね。そこで今回は運営側が削除してしまう「削除案件」について紹介していきます。

「ベルマーク」は削除対象に!道徳的な問題も…

先月、ネット上の記事にて「ベルマーク問題」が取り上げられていました(※1)(https://news.yahoo.co.jp/articles/d174aebdd28edad381d81bae8ca8bc5dbcd4155b)。学校でベルマークを集めていて、それがノルマみたいになってしまい、親が仕事を休んだりしながらも必死になって集めているという話です。ここで問題になるのは、「集めるよりも買った方が早いじゃん!」という発想になって、フリマなどで買おうとすること。そこまでする?!と思う方もいるかもしれませんが、忙しい親としては「仕方ない」という面もあるようです。

でもフリマアプリの運営側はベルマークの出品を削除するようにしています。理由は、「支援活動の目的とずれているから」。こういった道徳的に問題がある出品物は、過去にもありました。

例えば「夏休みの宿題」です。読書感想文が出品されていたことがあったのですが、そもそも宿題は子どもが自分でするから意味があるわけです。これが問題視されて、今は出品ができないようになっています。このようなモラルが問われるような出品物も、運営側から削除されてしまいます。

日本国内で買ったのに!「マッサージクッション」

2019年筆者自身が経験したのですが、マッサージクッションを出品したら、即削除されました。調べてわかったのは、このようなマッサージクッションは医療機器になり、販売には法律上の許可や届出が必要になるとのこと。実はもっと身近なものでも、例えば「自動電子血圧計」、『ピップエレキバン®』のような「家庭用永久磁石磁気治療器」も同じで、運営側が削除するものは他にもあります。

もしかしたら出品者は許可や事前の届出をしているのかもしれません。でも確認ができない以上、全部削除しているようです。削除されたときには「ええ?!」と思いましたが、何かあってからでは遅いので、このくらい厳しい対応をしてくれた方が逆に安心だなと思いますね。

「メルカリ」でもマッサージ機については、公式なブログで注意喚起をしています(※2)(https://jp-news.mercari.com/2020/06/23/item-rule-2/)。

「偽物(あるいは本物と確証がないもの)」

残念なことに、フリマアプリなどの個人売買、あるいはネット上の取引においては、偽物が出回ってしまいます。フリマアプリの運営側も問題視していて、取り締まりを強化。でも、出品時にシリアルナンバーがないとダメとか、絶対本物という証拠がないとダメなど、具体的な条件がないために偽物が出品されてしまいます。運営側もパトロールを続けていますが、ユーザーからの通報によって削除されることもあるようです。

例えば、本物なら新品で買うと10万円以上するような物が2万円で売られていたり、ブランドタグがなんだかおかしい、ユーザーは違うのに同じ画像を使っている(チームで偽物を販売していると思われます)など、怪しむ点はいくつかあります。

このような物に対しては、ユーザーもどんどん通報していくことがフリマの健全化には不可欠です。

「自作のアイドルグッズ」

例えば、コンサートで使うような「うちわ」。勝手に作ると肖像権や著作権を侵害している可能性があります。アイドルだけではなく、人気のキャラクターのアイテムなども「儲かるから」という理由で自作するのですが、これも権利の問題が発生します。悪質な場合は訴えられる可能性もゼロではありません。

「画像がいかがわしいアイテム」

洋服の出品の場合、やたら肌を露出している女性の画像が掲載されていることもあります。特に胸の谷間がはっきり見えているような画像。「目的が違うのでは?」と判断されて、削除対象になることもあります。

画像に関しては、商品を写した写真を使うのがルールです。ネット上の画像を使ってはいけません。

警察の制服や、国勢調査のバッグなど「防犯上問題がある物」

国勢調査のバッグが出品されていたのが話題になりましたが、これも削除されました(※3)(https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091500552&g=pol)。国からも削除要請が出るなど、大きな問題になりました。

これは「防犯上の理由」です。国勢調査のバッグを持っていれば、相手も安心するので、例えば詐欺をしやすくなる可能性があるなどが理由です。これと同じなのが「警察や消防、宅配便業者の制服」。玄関先にこれらの制服を着た人がいても、「ああ、警察の人ね」「宅配便の配達かな」と思って油断します。それが犯罪につながる可能性があるために、制服やその関連アイテムは出品しても削除されます。

本当に理由がわからない場合もある

正規店で買ったブランド品でシリアルナンバーもある、レシートもある、タグの写真もあってどうみても本物でも削除されることが稀にあると聞きます。通報されたのか、あるいはパトロールのシステムが判断したのかは分からないのですが、こういった場合には、「なぜ削除されたのか?」運営側に問い合わせてみるといいと思います。

理由がわかれば次からは注意ができますし、問題がないと判明すれば出品ができます。

まとめ

防犯上の理由やモラルの問題、あるいは偽物対策として運営側が削除する出品物は少なくありません。今後も削除対象物は変わっていくでしょう。

世の中の動きを見ながら、定期的に出品禁止物を確認しておくと削除されることなく、気分よくフリマができそうです。

参考

(※1)『「ベルマーク集めを見直しませんか」休み返上の作業に母親たち悲鳴 メルカリで売買される「本末転倒」事態も』(https://news.yahoo.co.jp/articles/d174aebdd28edad381d81bae8ca8bc5dbcd4155b)弁護士ドットコム
(※2)「マッサージ器の出品についてのお知らせ」(https://jp-news.mercari.com/2020/06/23/item-rule-2/)メルカリ
「うっかり出品にご注意!禁止出品物にあたる身近な【医療機器】を知ろう」(https://jp-news.mercari.com/2019/03/11/item-rule-medical/)メルカリ
(※3)「国勢調査バッグ、メルカリに 総務省が注意喚起」(https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091500552&g=pol)時事ドットコムニュース

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