全日空基本給引き下げ報道のANA-HDが下落! 日経平均株価は反発
LIMO / 2020年10月9日 8時0分
全日空基本給引き下げ報道のANA-HDが下落! 日経平均株価は反発
【東京株式市場】 2020年10月8日
株式市場の振り返り-日経平均株価は反発、米国株急反発を好感し約7カ月半ぶりの高値
2020年10月8日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
日経平均株価 23,647円(+224円、+1.0%) 反発
TOPIX 1,655.4(+9.0、+0.6%) 4日続伸
東証マザーズ株価指数 1,319.8(+26.6、+2.1%) 大幅4日続伸
東証1部上場銘柄の概況
値上がり銘柄数:1,294、値下がり銘柄数:790、変わらず:95
値上がり業種数:28、値下がり業種数:5
年初来高値更新銘柄数:70、年初来安値更新銘柄数:0
東証1部の出来高は10億2,923万株、売買代金は2兆1,524億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。米国株の大幅反発を受けたリスクオンモードが強まる一方で、トランプ大統領の病状を懸念した様子見スタンスも強まりました。結果的に、売買代金は3日ぶりに2兆円台を回復しましたが、低水準に留まっています。
そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移し、一時約7カ月半ぶりの高値を付けました。その後はやや売りに押されたものの、反発で終わっています。取引時間中の高値は23,701円(+279円)、安値は23,477円(+55円)となり、値幅(高値と安値の差)は約224円となりました。
なお、TOPIXも同じような値動きで上昇し、こちらは4日続伸となりました。
東証マザーズ株価指数は4日続伸、売買代金は118日連続で1,000億円超え
東証マザーズの出来高は1億4,860万株、売買代金は3,383億円となり、いずれも前日より増加しました。依然として個人投資家の投資意欲は堅調であり、売買代金は118日連続で1,000億円を超え、6日連続で2,000億円を上回っています。
なお、この日は3,000億円も上回り、今年2番目の大商いとなりました。
また、株価指数も+2%超高の大幅上昇で4日続伸となりました。終値は1,300ポイントを回復し、約2年9カ月ぶりの高値で引けています。
ソフトバンクGが年初来高値更新、基本給削減などリストラ報道のANA-HDは下落
日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄
東京エレクトロン(8035)
ファーストリテイリング(9983)
ソフトバンクグループ(9984)
米国株の急反発、とりわけ、ハイテク株の急上昇を好感してソフトバンクグループ(9984)が堅調に推移し、年初来高値を更新しました。株価調整が続いた1カ月前と比べて3割以上の上昇です。
また、ハイテク株では半導体製造装置株が買われ、東京エレクトロンの他、アドバンテスト(6857)が一時+6%超高へ急騰しています。
その他では、「緊急避妊薬」を政府が2021年中にも処方箋なしで薬局にて購入可能とする方針を固めたことが報じられたことを受け、あすか製薬(4514)が一時+11%超高へ爆騰し、富士製薬工業(4554)も一時+10%弱高へ爆騰したことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
イオン(8267)
KDDI(9433)
7&Iホールディングス(3382)
傘下の全日空が冬季賞与の支給見送りと基本給削減を柱とする抜本的な人件費削減策に踏み切ることが報じられたANAホールディングス(9202)が、一時▲2%安まで下落しました。普通、この類のリストラが報じられると株価上昇となるケースが多いのですが、株式市場はこの方針を評価していないようです。
また、小売り株では、前日に四半期決算で大幅な赤字幅縮小を発表したイオン(8267)が取引時間中に4日連続で年初来高値を更新しましたが、黒字化には至らなかったことから結局は失望売りを浴びて一時▲4%弱安へ急落しています。
その他では、「Go To イート」の少額飲食によるポイント稼ぎが問題化したことを受け、ぐるなび(2440)が大幅下落となったことが目を引きました。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大幅高で連日の年初来高値更新となり、前日にストップ高のCYBERDYNE(7779)も続伸して高値更新となりました。
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