ニンテンドースイッチの販売台数はファミコン超え確実。任天堂株は最高値更新まで行くか?

LIMO / 2020年10月20日 20時0分

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ニンテンドースイッチの販売台数はファミコン超え確実。任天堂株は最高値更新まで行くか?

巣ごもり消費の恩恵もあり、発売から3年を経過したニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の人気が再燃。累計販売台数でファミコン超えが確実です。

また、スイッチや「あつまれどうぶつの森」「リングフィットアドベンチャー」の好調さを背景に、任天堂(7974)の株価も上昇を続けています。この勢いでWiiが人気化した2007年の最高値を超えることができるのでしょうか。

依然として品薄状態が続くニンテンドースイッチ

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で活発化した巣ごもり消費。中でもニンテンドースイッチは争奪戦となり、夏休み前にはどの店からも商品がなくなりました。しかも、この品薄状態は今も続いています。

実際、本記事を書くにあたり、筆者は大阪の大型家電量販店、ヨドバシカメラ(梅田)、ビックカメラ(難波)、エディオン(難波)を巡りましたが、いずれの店舗でもスイッチは売り切れていました(スイッチライトは在庫あり)。

スイッチの発売は2017年3月ですから、発売後3年を経過したゲーム機としては異例の人気ぶりと言えるでしょう。

スイッチの累計販売台数はファミコン超えが確実

任天堂はこれまで発売したゲーム専用機の販売実績を開示しています。10月13日時点では2020年6月末時点の数字が示されていますが、それによるとスイッチのハードの累計販売数量は6,144万台です。これは他機種と比べ、どの程度のレベルなのでしょうか。

3DSやファミコンの累積販売台数に迫る

今年9月に生産中止が発表された3DSのハード累計販売数量は7,587万台なので、スイッチが将来的に携帯型ゲーム機の3DSを超える可能性は高いといえそうです。また、ファミリーコンピュータ(ファミコン)の累計販売台数は6,191台と、スイッチのファミコン超えは目前に迫っています。

任天堂のIR資料によると、2021年第1四半期(Q1:4~6月)のスイッチ販売台数は、巣ごもり消費による上乗せ効果もあって568万台(スイッチ305万台、スイッチライト262万台)。

前期(2020年3月期)Q1の販売台数は213万台と、通常の四半期で約200万台以上の販売実績があることから、今期Q2には確実にスイッチの累計販売台数はファミコンを超えると予想されます。

時代背景や海外の販売比率が異なるため単純比較はできませんが、1983年から20年かけて生産されたファミコンの累計販売台数を発売後約3年で超える見込みのスイッチの勢いには目を見張るものがあります。

それでもPS4やWii累積販売台数の約半分

一方、今年11月に発売が予定されるソニーのプレイステーション5の前身であるPS4の累積販売台数は1億1210万台超、任天堂のWiiは1億163万台です(いずれもハード台数、2020年6月末時点)。これらに比べると、スイッチの累積販売台数は約2分の1に留まります。

しかし、再び人気に火が付いた状態の中、任天堂も3DSの生産中止を決定しスイッチへのシフトが明確になりました。今後PS4やWiiの販売台数にどれだけ迫ることができるか、期待を込めて見守りたいところです。

任天堂の株価はWiiヒット時の最高値73,200円を目指すのか?

任天堂の株価はWiiのヒットを受け、2007年11月に73,200円の最高値を付けています。その後は2012年まで下落が続き、10,000円割れの期間もありましたが、2015年頃より株価は再び上昇を始め、2020年9月には60,000円台を一時回復しました。

任天堂の過去10年の株価推移

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拡大する(/mwimgs/a/0/-/img_a0a0825bd25f8a8685e3e346b959c397116988.jpg)

累計販売台数でファミコン超えが確実視されるスイッチは、前述のように今でも品薄状態。今後、年末商戦に向けてさらなる販売増が見込まれるのではないでしょうか。スイッチ人気の再燃を受けて任天堂の株価は2007年の高値を超えることになるのか、販売状況に加え任天堂の株価の行方も注目されます。

【参考資料】
「ゲーム専用機販売実績(https://www.nintendo.co.jp/ir/finance/hard_soft/index.html)」「2021年3月期第1四半期 決算説明資料(https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/200806_2.pdf)」(任天堂)
「ビジネス経緯/ハードウェア全世界累計販売台数(https://www.sie.com/jp/corporate/data.html)」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

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