これって誰が何のために買うの?フリマアプリで売られている「不思議アイテム」6選
LIMO / 2020年10月17日 17時45分
これって誰が何のために買うの?フリマアプリで売られている「不思議アイテム」6選
フリマアプリを見ていると、「ん?」と二度見してしまうアイテムが出品されていることがあります。筆者自身もこれまで何度も経験をしているのですが、首を傾げてしまうことも。でも出品する側、買う側にはそれぞれ理由があるはず。フリマアプリで売られている不思議なアイテムと出品や購入の背景に迫ってみましょう。
不思議なアイテムの出品…そもそもなぜ出品するの?
フリマアプリのサービスがいくつかある中で、それぞれが出品禁止物を決めています。それ意外であれば基本的に出品は可能になるのですが、実際に売れるかどうかは別問題。ただ現在のフリマユーザーは、最大手のメルカリの場合は月間で1,538万人(※)(https://about.mercari.com/press/news/articles/20200220_mercari_conference_2020_summary/)。
これだけの人数が動いているわけです。この中でたった1人「これが欲しい!」と思ってくれる人がいれば売れてしまう。そう考えると、出品する側も「こんな変わった物でも売れるかも」と希望が持てますよね。このような出品者のポジティブな考えが、不思議なアイテムの出品につながっているのです。
では実際にどんな不思議なアイテムが出品されているのでしょうか。
金歯
今はあまり金属を入れるとは聞かなくなったのですが、以前は虫歯になったときに金属を入れていたと思います。筆者の祖父母は金歯があった記憶があるので、おそらく80代や90代の人の中には金歯がある人がいるかもしれません。
出品されているのは、まさに金歯の金。形も歯の形になっていたりします。なぜ出品されるのかというと、単純に「金」としての価値があるからですね。金の価格が高騰していることもあって、売ってみようと思う人がいるのです。
パッケージのバーコード
食品のパッケージについているバーコードが取引されます。すべての食品ではなくて、ある条件があるバーコード。それが何かというと、「応募券になる」ということです。
例えば限定グッズや旅行などの懸賞に応募するためには、バーコードが必要になることが多々あります。しかもある程度まとまった数が必要だったりするので、そうすると商品をたくさん買わないといけません。それにはお金がかかるとなったとき、応募券をフリマアプリで購入しようと思うわけですね。懸賞の種類や応募券の枚数によっても価格は違いますが、中には2,000円を超えるものもあります。
くるみの殻(中身なし)
ナッツ類の殻がまとめて売られていることがありますが、理由から説明すると「ハンドメイド品の材料」になるからです。
例えばくるみの殻(もちろん中身なし)で何かインテリアになるような物を作る人がいたり、これからはクリスマスリースに使ってみたり。くるみの殻などのナッツ類の殻を自分で大量に集めるのは大変なので、だったら買ってしまおうという人は少なくないでしょう。
このニーズがあるから、ナッツ類の殻が出品されるというわけですね。ちなみに牡蠣の殻も出品されていて、これは水槽などに入れると水をきれいにしてくれる効果があるようなのです。こちらもある程度大量に必要になりますが、自分1人では集められないのでフリマアプリで買うという流れです。
ビール瓶の蓋(王冠)をはじめとした蓋類
ビール瓶の蓋(王冠)に関しては、まさにコレクターアイテムです。ご当地ものだったり、限定の物など、王冠の柄が変わったりするのでコレクターの心をくすぐります。
蓋に関しては、『Häagen-Dazs(ハーゲンダッツ)』の蓋も取引されていますが、これもコレクターアイテムですね。例えば海外で売られているハーゲンダッツの蓋は、なかなか手に入らないために数千円で取引されることも。現地に行くことを考えれば安いものと考えれば、あの蓋がこんな値段に?!と思うような価格になるのも納得です
「9,999,999円」の値段がついている商品
フリマでは「9,999,999円」で売っている商品があります。当然ながらこの価格で売るのではなくて、取り置き商品や価格交渉中の商品で、「他のユーザーさんは買わないでね」という意味合いです。さすがにこの値段で買う人はいないですからね。
空や草原の画像になっているもの
フリマアプリでは写真は必須ですが、中には草原や草花の画像になっている商品があります。これは「横取り防止」のためです。
例えば実際に取引されている商品が人気のブランドの商品だと、価格交渉がまとまった後で他のユーザーが買ってしまうこともあります。これを横取りといいます。横取りが起きるのは、「これは自分が欲しいもの」と他のユーザーがわかるからなので、だったら商品がわからないように画像を全く違うものに変えてしまうというわけです。
これに合わせて商品名も変更して「○様専用」となっているので、購入予定者は自分が買う商品が分かります。画像を変えるのは、フリマアプリの特性を踏まえた出品者の策ということです。
まとめ
フリマアプリは個人が取引をしているので、その人の家にある変わったものが出品されることも少なくありません。もしかしたらずっと探していたものが見つかるかもしれませんね。買うときには出品者の評価などを確認しつつ、マナーを守った取引をしていきましょう。
参考
(※)『メルカリ、初の事業戦略発表会 「Mercari Conference 2020」を開催」』(https://about.mercari.com/press/news/articles/20200220_mercari_conference_2020_summary/)メルカリ
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