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とにかく安い! 家族で格安SIMにしたら節約効果抜群、でも噂通りのデメリットや想定外の手間も

LIMO / 2020年10月20日 17時0分

とにかく安い! 家族で格安SIMにしたら節約効果抜群、でも噂通りのデメリットや想定外の手間も

とにかく安い! 家族で格安SIMにしたら節約効果抜群、でも噂通りのデメリットや想定外の手間も

我が家では今、4台のスマホを使っていますが、毎月の通信料はとても安くすんでいます。その理由は、格安SIMカードを使っているから。

スマホで電話をするために必要なSIMカードは、MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる携帯電話会社であれば、大手キャリアと比べて格安で契約ができます。いわゆる「格安SIM」です。しかし実際使ってみると、メリットばかりではないと感じることも。

そこで今回は、我が家で体験した「格安SIMにしたら起きたメリット・デメリット」をお伝えします。

メリット1)とにかく毎月の通信料が安い!

格安SIMの最大のメリットといえば、やはり「通信料が安い」ことに尽きます。我が家でも、以前はいわゆる3大キャリアと呼ばれる携帯電話会社の一つと契約していましたが、通信料の高さが毎月の家計の負担になっていました。

先月就任した菅義偉首相も、記者会見で携帯電話料金の引き下げに言及していましたね。今後に期待している人も多いのではないでしょうか。

我が家では4年ほど前に、ものは試しと夫だけがまず格安SIMにスイッチ。その後、段階的に家族全員のスマホを格安SIMに移行しました。

移行前は3台の契約で、スマホ本体代金の分割払いなどを合わせると月によっては20,000円を超えることも。スマホを持つ家族が増えた現在は、4台分の格安SIMを契約していますが、この1年間の平均は月8,000円ほどに抑えられています。

契約数が増えたにもかかわらず料金が下がっているので、最初にクレジットカードの明細を見たときには「本当にこの料金!?」と思わず二度見してしまったくらいです。浮いた12,000円は臨時支出の補填や貯金などに回すことができています。

メリット2)好みの通信事業者・機種が選びやすくなる

MVNOの通信事業者は多数あり、各社で魅力的なプランを展開しています。例えば、『LINEモバイル』であれば、チャットアプリ「LINE」を使用したときのデータ通信料が無料となる機能やプランがありますし、『UQ mobile』には、家族での複数台利用で2台目以降の基本料金が割安になる“家族割プラン”が用意されています(2020年10月14日時点)。

事業者ごとに特色のあるプランを展開しているため、自分の使用状況やよく利用するアプリなどに適した事業者と契約できるメリットがあります。

我が家の場合、夫と息子は「格安SIMカード・スマホ本体とも同じ事業者のもの」を、私と娘は「格安SIMカードはA社、スマホ本体はB社のもの」を使っています。どの格安SIM・スマホにしようかな、と考えたときに、選択の幅が広く自由度が比較的高いことも格安SIMの魅力です。

デメリット1)通信状態が不安定

MVNOは大手キャリアの持つ回線を一部借りて通信サービスを提供しているため、キャリアと比較すると通信が不安定になりやすい、というデメリットはよく言われるところ。

私も何度か経験しました。電話をしている最中に通信が頻繁に途切れてしまい、話がスムーズに聞き取れず、何度も聞き直してしまったことも…。また、時間帯によっては通信速度が遅くなり、急いでいるのになかなかインターネットに接続できなくて困ったこともありました。つねに快適な通信環境を望むのであれば、格安SIMはあまりおすすめできないかもしれません…。

デメリット2)メールアドレスを変更する手間が増える

キャリア携帯から格安SIMに変えたときに「しまった!」と一瞬、後悔の念にかられたのが、メールアドレスが強制的に変わってしまったこと。

キャリアでの契約であれば、例えば「@docomo.ne.jp」など各社のドメインがついたキャリアメールが利用できますが、格安SIMにはありません。「Gmail」や「Yahoo!メール」などのフリーメールを使うことになります。

キャリア携帯を使用していたときにアドレスを登録したサービスなどは、格安SIMに切り替えたあと、新たなフリーメールのアドレスに登録変更をしなくてはなりません。これが結構な手間。格安SIMに変えるなら、変更作業に手間と時間をとられることは覚悟しておく必要があるでしょう。

仕事で使う名刺などにキャリアメールのアドレスを印字していた場合は、こちらも対処しなければなりません。実は私、格安SIMへ変更したあとでメールアドレスを書き換える必要があることに気付いたのです…。まとめて大量に印刷していたこともあり、メールアドレスの部分にだけ訂正シールを用意して1枚1枚貼っていったという経緯があります。

思いもよらないところで生じた弊害に、移行のタイミングはよく考えるべきだと学んだ出来事でした。

まとめ

格安SIMに変更すると、通信料の負担が減って節約につながる、好きな機種が選びやすくなるなどのメリットがあると同時に、デメリットも存在します。今回紹介したメリット・デメリットはあくまで筆者個人にとって大きく感じられた部分なので、格安SIMに移行するすべての人に当てはまるとは限らないかもしれません。

ただ、格安SIMに変更したいと思ったときは、「どういった点を優先するのか」「どの点に目をつぶるのか」を熟考してから行動に移すよう、おススメしたいと思います。どうぞ、後悔のない選択を!

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