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私は、不倫をされた「サレ妻」。でも「離婚はしない」彼女が選んだワケ

LIMO / 2020年10月28日 20時45分

私は、不倫をされた「サレ妻」。でも「離婚はしない」彼女が選んだワケ

私は、不倫をされた「サレ妻」。でも「離婚はしない」彼女が選んだワケ

『サレ妻』という言葉をご存知でしょうか?これは、夫に『浮気・不倫をサレてしまった妻』を指す言葉です。

今回は、そんな『サレ妻』の中でも、夫婦としての関係を継続することを選んだ女性のエピソードをいくつか紹介したいと思います。

妊娠中に夫の不倫発覚。でも、子どもが小学生になった今でも生活のために夫婦として継続中

「夫の不倫を知ったのは、私が第一子を妊娠してひどい悪阻で入院した時でした。」と語るのはAさん。入院中、Aさんの夫は、毎日のように仕事帰りにお見舞いに来てくれ、「妻思いの夫」として、病院でも評判になっていたほどでした。
しかし、ある日夫が病室のベッドの脇に置き忘れたスマホに、明らかに女性からと思われる「今日も部屋で待ってるからね」というメッセージが表示されたことがきっかけで、Aさんは夫の浮気を知ることになります。

「私と夫は大学時代に知り合っているのですが、当時の夫は高身長でスポーツマン。ずいぶん女性には人気がありました。社会人になってからも、何人かに告白されていたと聞いていますし、結婚後も、言い寄ってくる女性はそれなりにいたのでしょう。」

悪阻の影響もあり、精神的に不安定になっていたAさんは、何食わぬ顔で「スマホ忘れちゃった」と戻ってきた夫に対し、「このメッセージは何⁈」と、泣きながら問い詰めたそうです。最初のうちは、「仕事先の人だけど、ちょっと距離感がおかしい」とか、「以前から勘違いされて困っていて」などと、「あくまで一方的に言い寄られているのをかわしているだけ」と主張していた夫でしたが、あまりのAさんの剣幕に、最終的に不倫を認めたそうです。

「一瞬頭が真っ白になりました。でも次の瞬間、夫に対してというより、相手の女性のほうに猛烈に怒りがわいたんです。『お腹の子の父親を取り上げる気か』と。ともかく相手の女性にその場で連絡させ、夫の口から『もう会わない』と言わせました。最後は、私も電話に出て『退院後に慰謝料など、弁護士を立てて正式な手続きを行いますからね』と言ってやったのですが。相手は尻込みしたのか、終始平謝りという状態でした。」

現在、Aさんは夫と小学生になった子どもと3人で穏やかな日々を送っているといいます。「離婚も頭をかすめましたが、当時の私には子どもとの生活を維持できるだけの経済力はなく踏みとどまるしかありませんでした。正直なところ、まだ、モヤっとした気持ちはあります。この選択が本当に正しかったのか悩むこともあります。ただ今は生活も安定してますし、割り切っている部分が大きいですね。」というAさん。

「でも今、夫のスマホはロックも掛かっておらず、必要な時には私がいつでも触って良いことになっています。さすがに次はないんじゃないですか?」

ママ友と不倫!今は自立(離婚)するための準備期間

「幼稚園の保護者同士で、という話は聞かなくもないですが、正直どこか別の世界のことだと思っていました。でも、まさか夫がしていたなんて…。」と語るのはBさん。

事のきっかけは、Bさんの夫が園の手伝いを引き受けるようになったことでした。もともと残業も休日出勤も少ない職場にいた夫。「子どものためになるなら」と、男手が必要な行事の時のお手伝い要員に積極的に参加しているうちに、気がつけば、親睦会と称した飲み会に誘われるようになり、ついには執行部の役員に名を連ねるように。

「行事では、お手伝いにきたパパさんたちを上手にまとめ上げ、親睦会ではではいい盛り上げ役と、役員をしているママさんたちにも大好評。役員をしているママ友は「いい旦那さんね」と褒めてくれましたし、夫が役を引き受けたおかげで、私の負担も減ってましたから、正直、悪い気はしていなかったんです。」

しかし、運動会の日のことだったそうです。帰宅後に「これから打ち上げがあるから」と、Bさんの夫はでかけていったそうです。Bさんも、その日は疲れていたこともあり、「パパもいないし、外食にしよう。」と、子どもたちを連れて、近所のファミレスへ外食に出かけました。すると、いつもBさんの夫とともに打ち上げに参加しているはずのパパさんファミリーにばったり。そこで、「打ち上げは、来週ですよ。」と言われたのです。

「え?と思いましたね。だって、役員をやっているママ友も『運動会が終わったその足で打ち上げなのよ。』と言ってましたから…。念のため、それとなくクラス役員さんにも打ち上げの日を確認してみると、やっぱり来週との返事。どうして、夫とママ友だけが今週と言ったのかしら…?と考えたときに、ようやくその可能性に気がついたんです。」

真夜中に帰ってきた夫を問い詰めたところ、最初はとぼけていたものの、打ち上げは来週だということを、複数の役員さんに確認済みだと伝えると、観念したのかとうとうママ友との浮気を白状したと言います。

「夫は、『ほんの出来心だったんだ』と言って土下座して謝ってました。お互いの子どものことを考えると大事にはしたくなくて、とにかく役員は辞めること、ママ友とも別れることを約束させました。しばらくすると相手のママ友一家が県外に引っ越していったこともあり、本当に関係は終わったんだと思います。」

「離婚はしませんでした。今は普通に過ごしています。傍から見れば仲睦まじい家庭のように見えるかもしれませんね。夫自身も許されたと思っているでしょう。でも、私の中では終わってなんていませんよ。幼稚園での不倫ですよ?私だけではなく子どもすら裏切る行為じゃないですか。いつか見捨ててやりますよ。今は密かに離婚に向けて、自立のための準備を進めている期間と割り切ってます。」

一度は離婚を考えた。でも夫のひたむきな謝罪が再び私たちを「円満夫婦」に

Cさんの夫が不倫をしたのは、Cさんが3歳と1歳の子どもの育児に奮闘している時でした。相手は、夫の会社に来ていた派遣社員の女性。複数の男性社員にちょっかいを出しては遊んでいたそうです。『彼女に愛情はない』『ちょっと非日常を感じたかっただけ』という夫の言い訳に、女としても社会人としても、いろいろなものを犠牲にして、家庭を支えてきたつもりのCさんの自尊心は、ガラガラと音をたてて崩れたと言います。

すぐに、義実家の両親を交えた話し合いの場を設けられました。悩みましたが、自分1人で抱えきれる問題ではないと判断したCさんが、義実家を頼ったのです。義父も義母も本当に良い人で、終始申し訳ないとCさんに謝っていたそう。そんな義両親の様子に、さすがに夫も本当に反省した様子だったそうです。

Cさんは、夫の謝罪を受け入れ、やり直すことを決めました。ただ、やはり、すぐに気持ちが切り替えられるわけではありません。ふとした時に夫と浮気相手のことを想像しては心が重く沈みますし、ひどいときは家事の途中で唐突に涙が出て止まらなくなり、夫に感情のままに言葉をぶつけてしまうこともあったといいます。

「夫はただただ真摯に謝り続けていました。私の希望を聞き入れ、相手の女性にも会わせてくれました。派手な女性を想像していましたが、どこか疲れた雰囲気を漂わせた地味な女性だったのが印象的でした。たくさんの人と遊んでいるのに、全然幸せそうに見えない人。夫の『愛情はない』という言葉がやたらしっくりきたのを覚えています。その後も感情が乱れてしまうことがありましたが、夫が根気良く受け止めてくれて、ある種、また違った信頼感を覚えていったことは事実です。」

浮気が発覚して今年で7年目。今は、夜寝る前に2人で軽く晩酌をしながら他愛無い話をし、手を繋いで眠るという夫婦の日々を過ごしているというCさん。「夫が不倫をしたという事実は消せないけれど、それも全て受け止めて、この先も夫や子どもと一緒に穏やかな日々を過ごしていくつもり。」と笑う姿が印象的でした。

おわりに

浮気・不倫した夫に対して、「離婚をしない」選択をした妻のエピソードを紹介しました。モヤっとしたまま夫婦を続けている妻、いつか捨ててやるともくろむ妻。最終的に円満夫婦に戻ったご夫婦もいましたが、それでもそこに至るまでの過程には、妻の精神のバランスを崩してしまうという場面がありました。

浮気や不倫という行為が、家族に幸せをもたらすということはありません。妻以外の女性にぐらりとするときがあったら・・・。その先に自分の望む未来の幸せが見えるかどうか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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