「コレ、自分用にも買いました」。プロの自腹買いアイテムを調査した件〜前編〜
LIMO / 2020年11月1日 9時0分
「コレ、自分用にも買いました」。プロの自腹買いアイテムを調査した件〜前編〜
この秋、ショップスタッフは自腹で何買った?
だらだらと夏の暑さが続いたせいか、秋の買い物のスタートダッシュを切り損ねた方も多いはず。この秋に何を買おうか迷っているなら、一足先に秋アイテムをゲットし終えたプロの声に耳を傾けてみるべし!
ということで、今回は人気セレクトショップスタッフの自腹買いアイテムを調査してきました。根掘り葉掘り聞いてきたので、この秋の買い物の参考にどうぞ!
1. 松原将平さん(IENA EDIFICE LA BOUCLE NEWoMAN新宿店)
営業中にひと目惚れした上品デニム
ー今回はこの秋購入したパンツをご紹介していただけるとのことです。アイテムとの出会いを教えてください。
松原:実は、営業中にこのアイテムの存在を知ったんです。開店してから、ラックで見て「このパンツ、めっちゃいいじゃん!」みたいな。近くにいたスタッフに興奮して確認しました。パンツハンガーにかかっているシルエットがすごくきれいだったんですよね。次の休憩の時に早速履いてみると、やっぱりよかった。すぐに「これ買います」と(笑)。
ー店頭でのひと目惚れだったんですね! 具体的にはどの部分に惹かれたのでしょう?
松原:最近のトレンドでもあり、個人的な気分でもあるのですが、クラシックな着こなしが気になります。デニムで言えば、ストレートシルエットの501や70sっぽいフレアジーンズなど。その2つの形をちょうど足したようなパンツですね。一見ストレートに見えますが、ほんの少しだけ裾がフレアしているのがポイントです。
ー確かに「言われれば」という程度のさりげないフレア具合です。ジーンズなのにタックが入っているのも印象的ですね。
松原:ただのジーンズだとカジュアルになり過ぎてしまいますが、タックが入ることでスラックスのような雰囲気が出てきます。うちの店はジャケットを着るスタイルが定番ということもあり、きれい目に穿けるデニムがちょうど欲しかったんです。
ー他に気に入ったポイントはありますか?
松原:丈感もよかったですね。少し前までは、くるぶしが出るような短めの丈のパンツのリリースが多かったのですが、最近は裾がクッションするかしないかくらいの丈を履きたい気分です。
ー松原さんご自身は秋冬の買い物の計画は立てていらっしゃいますか?
松原:今年に限らず、アウターは何かしら欲しいですね。入ってくるのも早かったりするので、早めに目を付けます。ただ、欲しいものはたくさん出てきちゃうので、難しいですね…アウターを買おうと思っても、今回のようにパンツを買ってしまったり。今の時期だったらニットにも目が行ってしまいます(笑)。
ーでは、まだ松原さんはまだ今年のアウターは買われていない?
松原:そうなんですよ。いくつか候補はあるんですけど、どうしようかなって。まだ悩んでいる最中です。
IENA EDIFICE LA BOUCLE (NEWoMan新宿店)
住所:東京都新宿区新宿4-1-6 NEWoMan新宿 4F
TEL:03-5361-8532
営業時間:11:00-21:00、日曜11:00-20:00
2. 神原啓助さん(ADAM ET ROPE' 渋谷PARCO店)
ワードローブに置いておきたいと思えるシャツ
ー早速ですが、このシャツを買われたいきさつを教えてください。
神原:スタッフ側には入荷前に情報が下りてくるので、早い段階から目星は付けていました。店頭に入荷してから、生地を触って試着してみるとやっぱりいいぞと。
ー実際に試着してみてどうでしたか?
神原:単品で見るときはきれいな印象だったので、最初はスラックスに合わせようかなと思っていたんです。ただ、実際に着てみると生地に厚みがあるせいか、デニムとかカーゴパンツのような男っぽいパンツに合わせてもしっくり来た。そこは試着してみてわかったことでしたね。
ー当初の想定のきれい目に着る使い方だけでなく、男っぽいテイストにも合わせられると。実は守備範囲が広い一着だったんですね。
神原:そもそも、僕はポンポン服を買うタイプではないんです。自分の中にあるいくつかの審査基準を通過したものだけを買いたい。本当に気に入った服以外は自分のワードローブに置いておきたくないんです。
ーショップスタッフの方にしては、やや意外なコメントです。
神原:そうですかね(笑)。見た目とか着心地とか、審査は3段階くらいあります。あとはその服のバックボーンの部分も僕にとっては大事。このシャツも明治時代から続いている老舗のメーカーの生地を使っています。当時は軍服なども作っていた会社です。そういう背景の延長として、今このシャツがある。そういうストーリー性がある服に最近は惹かれますね。
ADAM ET ROPÉ 渋谷PARCO店
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 3F
TEL:03-6712-7949
営業時間:11:00-20:00
3.奥村隼也さん(Sig FREAK'S STORE 新宿LUMINE2店)
自分たちの「欲しい」を形にしたジャケット
ーそもそも、ショップスタッフさんって、いつもどうやってご自身の服を買われているんですか?
奥村:実際に着ている姿をお客様に見せるために買うこともありますが、今回のジャケットはまた少し違います。
―というと?
奥村:実は、春の自粛休業の期間に、僕ら販売スタッフはオリジナルアイテムの企画会議をしていたんです。実際のスタッフの声を形にしたアイテムだったので、僕ら自身も楽しみにしていました。
ーこのジャケットのどういう部分にスタッフさんの声が生かされたのでしょう?
奥村:僕は今年齢が28なんです。うちの店のスタッフも大体30前後。となると、いつまでもスウェットばかりを着て出かけられなくなってきたというか。やっぱり少しいいお店にも行きたくなるじゃないですか。
―よくわかります。
奥村:そういう時に着る服を意外と持っていなかったんですよね。年齢とともに徐々に変わりつつある自分の生活シーンの中で、「ジャケットはやっぱり欲しいな」と。とはいえ、堅苦しい一着を買っても、あまり着る機会がないようでは意味がない。ベーシックなジャケットをもう少し着崩したイメージのものが、僕ら自身も欲しかったんです。
ー今日のコーディネートについても聞かせてください。
奥村:元々、楽に着られるアイテムが好きだし、サイジングもやや大きめのほうが好み。窮屈なのが嫌なんです。なので、今日もインナーとパンツはスウェット。実際に自分のリモートワーク時もこの上下を着ていることが多かったです。で、外に出かける時は今回のジャケットを羽織ると。そうすると、ちゃんと外着っぽい見え方になるんですよね。
Sig FREAK'S STORE新宿ルミネ2店
住所:東京都新宿区新宿3-38-2 新宿LUMINE2 3F
TEL:03-5989-0407
営業時間:11:00-21:30、土日祝10:30-21:30
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
”ジャケット”はオンの日もオフの日も◎おしゃれさん達のお手本コーデ【FUDGE FRIEND 1週間コーディネート】
fudge.jp / 2024年5月5日 20時30分
-
チャンピオンのスウェットは1枚もっていると便利!春にぴったりなスウェットコーデ5選
fudge.jp / 2024年4月28日 13時30分
-
お手本になる!こなれたスウェットコーデ・15選【FUDGE 3月号連動企画-まとめ】
fudge.jp / 2024年4月23日 21時0分
-
まるでアート作品!カラフルなグラフィックTシャツをゲットしよ。「アダム エ ロペ×TANGTANG」に熱視線
isuta / 2024年4月23日 14時0分
-
そんな合わせ方もアリ!意外性がキラリと光るロンドンガール風セットアップコーデ6選
fudge.jp / 2024年4月22日 13時30分
ランキング
-
1「産休クッキー」に「お子が熱」。なぜ批判は、会社の構造ではなく“子持ち様”に向いてしまうのか
オールアバウト / 2024年5月8日 21時5分
-
2【実食レビュー】セブンイレブン、お値段そのまま「人気商品増量フェア」増量の具かぞえてみた - 2倍量、3倍量の“こんもり”盛り付けにテンション上がるぅ!
マイナビニュース / 2024年5月8日 16時16分
-
3「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
4PTA活動でおなじみ「ベルマーク」ってなに? 集めるとどうなるのか解説
マイナビニュース / 2024年5月8日 7時0分
-
540代・50代の服選び「年相応」より大事なポイント 「古くさくてアカ抜けない」から脱出するには
東洋経済オンライン / 2024年5月8日 17時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください