義母の遺品整理が終わらない…「自力かプロか」の悩み、その一長一短は?
LIMO / 2020年11月3日 12時0分
義母の遺品整理が終わらない…「自力かプロか」の悩み、その一長一短は?
昨年亡くなった義母は、物持ちがよすぎる傾向があり、部屋の中はたくさんの物であふれかえった状態でした。葬儀後に整理を始めたものの、あまりの多さに終わりが見えない不安を感じつつ自身の手で遺品整理を続けていたのですが…。
ふと「プロの手を借りるのもアリなのでは?」と思い、「自力」か「プロにお任せ」か、両者のメリットを比べてみようと思い立ちました。その結果はいかに…?
義母の家の中は意外と物が多かった…
義母は物に対して愛着を持ち、一つ一つを大切にする人でした。手入れをしたり、使える限りは使ったり、「物を大切にしよう」ということを自らの身で示してくれていた義母は、私が尊敬する人です。
そんな義母が昨年、がんを患い亡くなりました。葬儀を終えたあと、近しい親族の中に女性がいないということから、喪主である義兄と夫の指示を受けつつ、私が義母の部屋を片付けることに…。
義母の部屋に入ってみると、たくさんの衣服や雑貨などが所狭しと置かれており、少々驚きました。物持ちがよい義母でしたが、物持ちがよすぎてため込んでしまうタイプでもあったようです。
夫の仕事の都合もあり、自宅に戻らなければならない日もギリギリの時間まで片付けをしたのですが、残念ながら終わりませんでした。義母の想いがこもった遺品ですから、「ないがしろにしてはならない」という意識から選別に時間がかかってしまったのです。
その後、新型コロナウイルス感染が広がる直前までは、長期休暇のたびに帰省して遺品整理を行っていましたが、一向に量が減ったようには見えません…。
遠方に住んでいるため、こまめに時間を見つけて片付けに行くということもできず困っていたところ、遺品整理専門のサービスがあることをネットで知りました。そこで頭をよぎったのが、「いっそプロに頼んだほうがいいのでは?」ということ。
確かにプロに頼んだら楽だけれども…と葛藤の中、義母の遺品整理を自力で進めるのか、それとも専門業者の力を借りるのか。今の状況を解決するにはどちらが合っているのか、頭の中で一度シミュレーションしてみることにしました。
「遺品整理」で解決すべき問題の優先順位は…
自分が納得のいく方法で整理できるのはどっち?
この点に関しては「自分で整理する」に1票です。義母が残した大切な遺品ですので、しっかりと最後までやり遂げたいと感じていました。自分の手で整理するので、費用も発生しません。
適切な方法で分別・処分できるのはどっち?
これは「専門業者に頼めたら助かる!」と強く思いました。
義母の荷物は形見分けをせず、ほぼそのままにしています。遺品は多種多様でした。衣服や雑貨、布団などは特に引き取り手もおらず、整理・分別する労力も大変なうえ、大型のものは処分するにも費用がかかってしまうというダブルパンチです…。
その点、業者ならば料金・プラン内であれば作業内容は依頼主の自由に決められることもあり、さらに分別作業とその後の処分まで引き受けてくれる業者もあります。
ただし、業者に頼めば料金が発生します。業者によって違いがありますが、遺品整理の料金は部屋の広さで決まり、1Kだと3万〜5万円程度を提示している業者が多いようでした。物が多いとなると、もう少しかかるかもしれません。お金が絡むのであれば、少々慎重に考えるべきと思いました。
素早く整理を終えられるのはどっち?
こちらは「業者に頼む」に軍配が上がりました。
実際自分の手で行うと、全ての遺品整理が終わるまでにどれだけの月日を要するのか見当がつきませんでした。地元から離れて住んでいるため、何度も繰り返し足を運んで片付けを…、ということが物理的に難しかったのです。
業者に依頼すると、見積もり日を含めて最短1〜2日程度で作業が完了するのだとか。事前に現場を見てから見積もりをするため、料金や作業時間も明白です。また、どのように・どの順で片付けるとスムーズかも合理的に計画している場合が多く、無駄がありません。
何度も通って自分で整理する方法は、それなりに交通費がかかってしまうこともネックでした。自宅から地元の義母の家までは、新幹線で大人1人往復で約3万円かかる距離です。我が家は夫婦+子ども2人の4人家族で、一度の帰省につき新幹線代だけで10万円近くが吹き飛ぶことに…通えば通うだけ交通費も膨らんでいきます。
交通費を少しでも抑えられたらいいなと感じたとき、業者に頼むことでその負担が減らせるのかも?と思ったのです。
結果、我が家では「プロに頼む」を選んだ
義兄や夫とよく話し合い、検討の結果、義母の遺品整理は業者に頼むことに決めました。実のところ、今は新型コロナウイルスの影響もあり帰省できずにいるため、遺品整理も一時中断している状態で、見積もり依頼さえできていません。
なかなか先が読めず辛い気持ちになるときもありますが、コロナ禍が収束するころには義母の遺品整理もスッキリと片付いているといいな、と思っています。
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