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「あの人がイヤ!」転職を考える前に…職場にいる厄介な人、みんなの攻略法とは

LIMO / 2020年11月9日 18時45分

「あの人がイヤ!」転職を考える前に…職場にいる厄介な人、みんなの攻略法とは

「あの人がイヤ!」転職を考える前に…職場にいる厄介な人、みんなの攻略法とは

職場に苦手な人がいると、接するたびに気持ちに負荷がかかりますよね。転職のきっかけにも人間関係を挙げる人は少なくありません。うまく切り抜ける方法はないものでしょうか。

今回は、人の行動タイプを示すDiSC(ディスク)理論や職場での人間関係の良好化に成功した人たちの事例をご紹介します。

みんなが転職するきっかけトップ3は?

転職に至るまではそれ相応の理由があるわけですが、きっかけとしてどんな項目が多いのでしょうか?

エン・ジャパン(株)は2020年8月に「『転職のきっかけ』実態調査」(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/23810.html)を実施しています。転職を考えている人に聞いた転職のきっかけの上位には以下のようなものが挙がりました。

    やりがい・達成感を感じない(40%)

    給与が低い(36%)

    人間関係が悪い(26%)

人間関係は第3位。同僚と合わない、社長の機嫌を伺って空気が重いなどの声が見受けられます。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による業績不振をきっかけに職場の人間関係が悪くなったという人もいるようです。

仕事内容や給与の悩みは、転職することで解消するかもしれませんが、避けては通れないのが人間関係です。転職先で良好な人間関係が築けるという保証はどこにもありません。転職の理由が人間関係なら、行動を起こす前に改善方法について検討してみても良いかもしれません。

苦手な人の攻略法~DiSC理論を知ろう~

職場に苦手な人がいると接するたびにストレスを感じてしまいますよね。そんなときは、相手のタイプに合わせて対応することができたら、余計な気遣いも減り、ストレスも軽減することができます。相手がどんなタイプなのか知る方法のひとつに「DiSC(ディスク)理論」があります。

DiSC理論とは?行動傾向4つのタイプ

DiSC(ディスク)理論とは、1920年代にウィリアム・M・マーストン博士が提唱した人間の行動パターンを分析する理論です。この理論では、人の行動傾向を以下の4タイプに分類します。

D(Dominance) =主導型

i(influence) =感化型

S(Steadiness) =安定型

C(Conscientiousness)=慎重型

上記のタイプに良し悪しや優劣はなく、複数の行動傾向をもつ人もいます。

他人への苦手意識は単に自分とは違う行動傾向を持つ人だからということも多いもの。お互いのタイプを理解・把握して、スムーズなコミュニケーションにつなげましょう。

タイプ別の特徴と接し方

主導型…意思決定が早く決断力がある

せっかちなので相手の速いペースに合わせることが重要。伝達は結論から端的に説明し、曖昧な表現や態度は避けましょう。顔色をうかがったり、雰囲気を作ったりする必要はありません。自分が仕切りたいタイプなので「本人に決めさせる」「自分が決めたと思ってもらう」ことがカギになります。

感化型… ポジティブでコミュニケーション能力が高い

明るく楽しい雰囲気が好きで、オープンなコミュニケーションを求めます。ちょっとした雑談からでも距離を縮めることが大事です。人からの注目を好み、人とのつながりや評価を重視するため、みんなの前で褒めるのも効果的。「一緒に頑張りましょう」といった声かけもおすすめです。

安定型…協調性があり、思いやりがある

安定型の人は安心感が何より大切なタイプ。挑戦やリスクを好まないため、仕事は段階に分けた具体的な手順を示すのが得策です。奉仕精神が旺盛なので「みんなが助かっている」「周りのためになる」などは積極的に伝えましょう。

慎重型…論理的で事実・データを重視する

データや事実ベースでのやり取りを心がけましょう。信頼できる根拠を伝えることが大切です。褒めるにも注意するにも、起きた事実をもとに話すと伝わりやすいでしょう。仲良くなろうとただ近づくだけでは逆効果になることも。

厄介な人と関係改善!実践エピソード

相手のタイプを見極め、冷静に状況を判断し、作戦を練って実行したことでトラブルや苦手感が払拭された事例をご紹介します。

相手の苦労をねぎらい、気質をうまく刺激する

メーカー営業部のBさんは、設計部署との折り合いの悪さに困っていました。

「営業がやっと受注してきた案件に対し、設計部署が断るパターン。毎回頼み込んでやってもらうけれど、必死に取った案件に社内の人が協力的でないのは納得がいかない」といいます。

「でも彼らにもそう返す理由があって。想定以上の工数とコストがかかるとか、実現可能性が低いとか、前例がないから責任が持てないとか」

そこでBさんは、相手の気持ちを汲んだ発言をしてうまく折衷案を引き出していたそうです。

「設計部門の人は職人気質なので上手に頼ればアイデアを出してくれるし、何とかしてやろうという気持ちになってくれる。自分たちの技術で高いハードルを飛び越えたいという気持ちもある。そこをうまく刺激することが大事だと気付いて、話す時間を増やしました。」

営業に行く前に「こういう仕様がいいって言われたんですが、無理ですよね…? どこまでなら行けますか?」と打診し、一緒に案件を取ってくる作戦を実行。

「急に押し付けるから設計部門はイヤな思いをするわけで、作戦から巻き込めばいいアイデアも出るし案件に愛着を持ってもらえる」と話してくれました。

苦手だと思う人にあえて自分から近づく

医療機関で働くCさんの職場には、苦手に思う相手がいました。小言が多く、周囲からも嫌われていたので自分も自然に苦手意識を持つようになったのだそうです。

「でも、周囲から孤立していて誰からも頼りにされないからチャンスだと思い、自分から近づいた」というCさん。

「経験豊富なので真剣に話を聞くと本当に学びが多い。小言じゃなくて私たちを思っての言葉ということにも気づけた。孤立しているから私が教わる時間も多くてずいぶん仲良くなり、お茶目なところがあるのも知った」とCさんは力説してくれました。

まとめ

転職は大きな決断を伴いますし、人間関係が原因なら、心がけ次第で改善することも可能です。

仕事では避けられない人との関わり…。苦手な人ともできることなら低いストレスなくで接していきたいですよね。今回紹介したDiSC理論や事例の考え方などを普段のコミュニケーションに取り入れてみてはいかがでしょうか。ストレス緩和・解消以上の効果が得られるかもしれません。

参考

『エン転職』1万人アンケート(2020年8月)「転職のきっかけ」実態調査 エン・ジャパン株式会社(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/23810.html)

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ (https://employment.en-japan.com/))を利用するユーザー
■調査期間:2020年5月27日~7月28日
■有効回答数:1万1,400名

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