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【還暦人60歳2000人のお金事情】「平均貯蓄額」と「ゆとりある老後生活の月額」一体いくら? 

LIMO / 2020年11月9日 18時15分

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【還暦人60歳2000人のお金事情】「平均貯蓄額」と「ゆとりある老後生活の月額」一体いくら? 

総務省統計局が公開した「出生年別子(ね)年生まれの人口(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1221.html)」によると、2020年に還暦を迎える1960年生まれの人(以下、還暦人「かんれきびと」)は、151万人に至ります。還暦といえば一つの節目。2020年還暦人はどういった価値観を持っているのでしょうか。

今回は、PFG生命調べ「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査(http://www.pgf-life.co.jp/company/research/2020/pdf/news_200817.pdf)」を参考に、還暦人の考え方を見ていきましょう。なお、今回の調査は1960年生まれの男女2,000人です。

86.7%「61歳以降も仕事を続けたい」

生活と仕事は切り離しにくいもの。1日における多くの時間を仕事に費やしている人もいるでしょう。59歳時点で就労をしている・していた人(1,466人)に何歳まで働いていたいか質問しました。

最も多かった回答は「61歳から64歳まで(42.7%)」です。61歳以降も仕事を続けたい人が86.7%いました。平均年齢は67.7歳で、働くことを生きがいにしている人も多そうです。

還暦人の貯金額は平均3,078万円

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次に、還暦人の平均貯金額について。全回答者(2,000人)に現段階での貯蓄額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、平均貯蓄額は3,078万円でした。なお、昨年の平均貯蓄額は2,956万円です。

“老後2,000万円問題”が話題になりましたが、貯金額が2,000万円に満たない還暦人は64.8%もいます。なかでも、貯蓄額が100万円未満という20.8%の還暦人の存在は無視できません。

世帯構成別でみると、「100万円未満」と回答した人の割合は、子どもがいないか子どもと別居しており配偶者がいない層が30.3%と、他の層と比べて突出して高くなっています。

ゆとりある生活を送るために毎月29万円必要?

誰だって豊かな老後を送りたいもの。ゆとりある生活を送るためにはどれくらいのお金が必要なのでしょうか。還暦人に「これからの人生(60歳以降)で、ひと月あたりに必要な金額はどのくらいだと考えているか?」と質問しました。

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ゆとりある生活を送るために必要な金額の平均は、ひと月あたり28万8,399円です。「30~34 万円台(27.9%)」に最も多くの回答が集まったほか、「20~24 万円台(15.8%)」や「25~29 万円台(11.8%)」にも分散しています。

その一方で、最低限必要な金額の平均は、ひと月あたり19万9,710円となっており、数字に開きがみられます。「あれをしたいな」「これも買いたいな」という夢は広がるのかもしれませんね。さて、還暦人はどういったことにどれだけのお金を使っているのでしょうか。

「健康維持」に毎月1万4,000円、「趣味」に毎月1万8,000円

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健康維持のためにお金を使っている人は全体の61.4%でした。その使っている金額は、平均にするとひと月あたり1万4,239円です。「1万円~2万円未満(33.1%)」に最も多くの回答が集まっています。昨年と比較すると、2019年の1万2,809 円から2020 年 の1万4,239 円へと、1,430 円の上昇がみられます。還暦人の健康意識が上がっているのかもしれませんね。

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次に、趣味のために使っているお金についてみてみましょう。趣味のためにお金を使っている人は全体の70.0%でした。健康維持よりも多くの割合を占めます。その金額は、ひと月あたり「1万円~2万円未満(29.6%)」に最も多くの回答が集まり、平均額は 1万7,896 円でした。

昨年と比較すると、2019 の年1万4,435 円から2020年の1万7,896 円へと、3,461 円上昇しています。今年の還暦人には趣味を満喫するためにお金を惜しまない人が多いようですね。

おわりに

今回は、還暦人のお金事情や価値観を紐解いてみました。61歳以後も仕事を続けたい人が多いことに驚かれたかもしれません。しかし、働いた方が生活にメリハリが出てよいという人も少なくないようです。長く続けたいと思えるような仕事と出会い、真剣に向き合うことが大事ですね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考記事】
「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査(http://www.pgf-life.co.jp/company/research/2020/pdf/news_200817.pdf)」PGF生命
「出生年別子(ね)年生まれの人口(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1221.html)」総務省統計局

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