お金に困らなくなるための4つのヒント。貯金を頑張るだけじゃダメ!?
LIMO / 2020年11月15日 20時0分
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お金に困らなくなるための4つのヒント。貯金を頑張るだけじゃダメ!?
こまめに節約したり、毎月コンスタントにお金を貯めたりして、まとまった貯金をつくることはとても大切なことです。ただ、単純にお金を貯めるだけでなく、物価上昇や突然のハプニングでお金に困らないよう備える「強い家計」にすることも必要ではないでしょうか。
そこで今回は、本当に強い家計をつくるために何ができるかを考えてみましょう。
「価値のある節約」を心がける
毎朝チラシをチェックして安いスーパーをはしごしたり、頻繁に家電製品のスイッチを切ったりするような節約術があります。そういう節約も確かに大事なのですが、それで気持ちや体力がすり減るようでは意味がありませんよね。
「時は金なり」という言葉がありますが、安いスーパーに行くために時間や体力・気力を消耗してしまうのは効率的な節約とは言えません。時間や健康はお金と同じくらい、もしくはそれよりも大事なものです。
お金は将来に向かってどんどんふやすことができますが、自分の時間はどんどん減っていく資産です。また、体や精神の健康を損なうと、病院に行ったり療養する期間が必要になります。ですから、節約で無理をしすぎて本末転倒にならないようにすることが大事です。
そのために、自分を追い詰めないこと、数円~数百円の節約に時間をかけないこと、節約も楽しめる範囲で行うことを「コツ」として覚えておきましょう。
たとえば、休日に家族と外出がてら少し遠いけれど安い家電販売店に出かけるというのはアリでしょう。家電製品なら数千円の差がつくことも珍しくはありません。
一方、平日の会社帰りに数百円安くなるスーパーに往復20分かけて向かうというのは単純にしんどいですよね。そういう”すり減る”節約ではなく、体力や気持ちのゆとりを失わない節約ができるといいですね。
「減らさない資産」と「ふやす資産」にわける
貯金することも大事ですが、預金金利がほぼゼロの今の時代は資産をふやすこともまた大事です。資産をふやすことには、株式投資や投資信託といった金融資産を購入したり、不動産を購入したりすることが含まれます。
ただ、それらの投資には元本の保証がありません。つまり元本を損失するリスクが存在します。それを怖いと感じるのは当然のことです。ただし、過剰に怖がっていては強い家計は作れません。
貯金はとても地道な作業です。1,000円貯めたら1,000円が貯まる。10,000円貯めたら10,000円が貯まる。今は利子にほとんど期待できないので、単純に自分が貯めた分だけが資産になります。そして、一般的には毎月の貯金額をふやそうと思うと、かなり頑張って節約するか収入を上げるしかないのです。
それが難しいからお金に働いてもらおうというのが投資の発想です。10,000円で株を買えば11,000円になるかもしれません。もちろんその逆で、9,000円になることもありますが、用意した10,000円という元本以上にお金をふやせる可能性もあるのです。
もちろん、注意点もあります。最も大事なのは余裕資金で行うことです。決して「そのお金がなくなったら生活できない」というようなお金で投資をしないことです。
そのために、「減らさない資産」と「ふやす資産」に分けて管理するとよいでしょう。たとえば毎月3万円を貯金している人がいるとしたら、2万円は貯金にまわして、1万円は投資をする、というように分けてみるのです。そうすれば、貯金もでき、資産をふやす方策を取ることもできます。
常に予備費を準備しておく
突然のハプニングは人生に付きもの。あまり考えたくはないことですが、突然病気になったり、事故に遭ったりするかもしれません。
もっと身近で起きるのが、急に家電製品が壊れたというパターンです。数万円~十数万円の家電が壊れるとかなりの痛手ですよね。ですが、それが冷蔵庫であったり洗濯機であったり、生活に欠かせないものだと購入を先延ばしできないことも往々にしてあります。
さらに、冠婚葬祭もこちらの都合におかまいなく飛び込んでくるイベントの一つです。知人・友人の結婚式の招待状を眺めながら「結婚はめでたいし、お祝いしたい気持ちはあるけれどご祝儀が…」と思ったことがある人も多いでしょう。
こうした突然のイベントに備えておくことも、強い家計にする秘訣です。そのために、ボーナスのようなまとまった収入から一定の金額を予備費として取っておきましょう。
それが難しければ、毎月5,000円でも1万円でも「予備費」として積み立て、そのお金には絶対に手を付けずにとっておくこと。すると、何かあったときに必ず「助かった」と思えるはずです。いわば保険のようなものですね。
一人で家計管理を頑張らなくていい
家計はあくまで家族のものであって、一人で頑張ってすべてを管理しなくてもいいのです。パートナーがいれば、パートナーを巻き込みましょう。一人暮らしでも、親しい友人に話をしたり、信頼できる恋人に話をしたりしてみるのもいいですね。
家族以外に話す場合は、具体的な金額は控えて「今はちょっと節約したいから」というように自分のスタンスを伝えておけばいいのです。
そうすれば自分が無駄な出費をしようとしたときに「節約するんじゃなかったの?」と言ってくれたり「安く済ませたいならコレがいいよ」とおトクな情報を共有してくれるかもしれません。お金の話は、相手に話すことを強要しなければ決してタブーではないのです。
パートナーや配偶者がいれば、「今月ちょっとピンチだよね」とか「〇〇のためにお金貯めておきたいよね」と話し合うことで当事者意識を持って家計管理に取り組むことができます。家計の管理を一緒にしているという意識を共有することで、相手からの協力も引き出せるようになるでしょう。
おわりに
貯金を頑張るだけでは、なかなか強い家計はつくれません。そこにちょっとした工夫を加えることで、簡単には揺らがない強い家計をつくることができます。まずはできることから取り組んでみてくださいね。
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