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「無限くら寿司」だけじゃない「ココス」「和食のさと」も実質無料?家族で楽しむGo To Eat

LIMO / 2020年11月11日 18時45分

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「無限くら寿司」だけじゃない「ココス」「和食のさと」も実質無料?家族で楽しむGo To Eat

2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で世界中の人たちの生活が一変しました。仕事の仕方や買い物の仕方、子供たちの学校生活までさまざまな変化が訪れた一年といっても過言ではないと思います。

特に打撃を受けた飲食業界を応援すべく、2020年秋から始まった「Go To Eat事業(https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/hoseigoto.html)」。農林水産省主導の元に日本各地でスタートし、当初は「トリキの錬金術」といった問題などが話題になりました。そのため、その後テレビやネットで話題になった「無限くら寿司」も不正の温床のようなイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

また、「政府主導の事業はわかりづらい」と感じる人も多いと思います。しかしこのGo To Eat、怖がらないでルールを覚えうまく利用することで、飲食店を応援しながら家族も楽しめるという主婦にとって最も身近な事業のようなのです。

お寿司でついたポイントでハンバーグが実質無料?

Go To Eat事業でよく耳にするようになった「無限くら寿司」というワード。筆者の友人は「ふざけたキャンペーンが始まったみたい」と、それ以上調べるのをやめてしまったそう。しかし、これはとってももったいないことなんです。

Go To Eatはいくつかの種類がありますが、話題になっている「無限くら寿司」はオンライン予約サイトを利用して事前予約し、店内で飲食をした後にサイトにて手続きをおこなうことで人数と時間帯に応じたポイントが付与され、次回はそのポイントで飲食を楽しめるというものです。どのあたりが「無限」なのかというと、ポイントを利用して食事をしても、さらにまたポイントが付与されるため初回以降は差額分だけを支払う形となり、ポイント分が実質無料といわれているんです。

今回話題になっているくら寿司は「EPARK」という予約サイトから予約ができます。こちらのサイトで付与されたポイントは、利用したお店だけでなくサイト内の他の店舗でも利用することができるので、具体的には、くら寿司で食べて得たポイントを「ココス」や「和食のさと」で利用することができます。お子さんが好きなファミリーレストランが数多く含まれているため「子供が喜びそう」と主婦たちの間で話題になりました。

しかもこのGo To Eat事業、お子さんも大人と同様のポイントが付くため(くら寿司などは乳児は対象外と明記)ディナータイムなら家族の人数×1000ポイントがもらえます。

子供の生活時間帯を考えた利用でストレスフリー

東京に住むNさん一家は小学生と幼稚園児のお子さんがいる4人家族です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行して以降はなんとなく外食を控え、リモートワークを続けるご主人の昼食も含め、Nさんが毎日3食作っている状態が約半年ほど続いていたそうです。

「周りではコロナを気にせずランチなどにいっているお友達もいましたが、私はきっかけがつかめないでいたところ今回の事業を知りました。ココスやくら寿司はコロナ禍以前によくいっていたお店でもあったので『お得に応援』という言葉に惹かれ予約することにしました。

調べておどろいたのですが、ディナータイムが15時からなんですよね。うちは子供が20時くらいまでしか起きていられないので、18時や19時には外食に行けません。この時間の幅ならそういった家庭も利用しやすいな、と思いました」

感染症対策をおこないながら、平日の16時代にココスに来店したNさん一家。約半年ぶりの外食は混雑もそれほどなく、密が気になることもなかったそうです。

「ファミレスで子供が1000円分食べるのは少々ハードルが高いと感じましたが、パパが多めにオーダーしました。私も好きなものを注文して、家族で4500円程度。ポイントもレシートを撮影して数時間後には付与されていたので想像していたより何倍もスムーズでびっくりしました」

初回に4500円を支払ったNさん一家。4000ポイントを利用して翌週にはくら寿司にて4200円ほど、つまり現金200円ほどの支払いで食事を楽しんだそう。

「ココスに比べて混雑した印象はありましたが、ピークタイムを外して来店したのでそこまで気になりませんでした。子供たちも半年ほど外食を我慢していたので本当にうれしそうで。すごい事業だなと思いました」

疲れ果てた半年間を思い出して涙

家族の食事に税金が賄われることに対し「なんだか申し訳ない気持ちもある」というNさん。とはいえ、今回の「ポイントを使っての飲食はくら寿司の様にお店側も推奨している(https://www.kurasushi.co.jp/topic/000971.html)」こともあり、鳥貴族のとき問題となった不正行為ではありません。とはいえ、自分たちが楽しむことに税金が使われていいのか?と思ってしまうこともあるそうです。

「夫からは『食べて応援と思えばいいんじゃない?』といわれました。また、この半年の間『外食は怖い』という思いが先行してしまい、感染対策をしてくださっている飲食店すら遠ざけていた私のような層が再び『気を付けながら外食してもいいんだ』と次のステップを踏むためには、今回の事業はとても意味があったのではないかと思いました。そして、何よりも半年ぶりに食べたお皿を洗わないで済む幸せを感じ、ウルウルしてしまいました。疲れていたのかもしれません」

家族を守るために張り詰めていた糸がふっと緩んだというNさん。いろんな方面で頑張っている人がいたことを改めて感じさせられました。

外食の新しい形

政府の新たな事業が発表されるたび「裏技」「抜け道」などが取り上げられることで、「なんとなく怖い」という気持ちが生まれ、正当に利用できるはずの一般層が敬遠してしまうことは時として起こります。

しかし、そういったものを正しく理解し上手に利用することはズルい行為でも恥ずかしい行為でもないのではないでしょうか。タッチパネルを利用して入店、手洗いや消毒の徹底、飲食の時以外はマスクの着用など、今までとは違ったルールが加わってしまった外食。前のようにはいかないことも多いですが、やはり家族でおいしいものを食べるのは幸せなことです。

自分たちがただ得をすることだけ考えず、店舗側に立った考えを持ちながら上手に利用する。それは経済を立て直すことと家族が楽しむことの両立といってもいいのではないでしょうか。

【参照】
農林水産省「Go To Eat事業(https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/hoseigoto.html)」
くら寿司「Go To Eatキャンペーン(https://www.kurasushi.co.jp/topic/000971.html)」

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